JA3CGZは大阪豊中市に開設するアマチュア無線局です。20年ぶりに電子申請でカムバックしました。このブログはアマチュア無線の話題を投稿していきます。

9月3日、非常通信のためのロールコールが行われます!

アマチュア無線の日頃の自己訓練・実験・研究がボランティアとして社会に貢献できるものに事故や災害時の非常通信があります。

携帯電話の普及で交通事故等での無線の必要性は低くなりましたが、山岳地帯では無線が連絡手段として重要です。

大地震や大型台風などの大規模災害では携帯電話が使用できない可能性が高いため、個人としての唯一の通信手段がアマチュア無線になります。

アマチュア無線は無線機同士で直接交信することができ、全国に約100万局のアマチュア無線局が存在します。

阪神・淡路大震災では一般電話や携帯電話が壊滅状態のなかでアマチュア無線が非常通信の手段として大活躍しました。

アマチュア局による非常通信の考え方

総務省のサイトには、「アマチュア局による非常通信の考え方」を次の様に表現されています。

平成23年(2011年)3月11日に発生した東日本大震災では、多数のアマチュア局が、地方自治体に協力するなどして、被害情報の収集や安否情報の伝達等、人命の救助や災害の救援等のための非常通信を実施し、社会的に大きな貢献をしました。
非常通信をアマチュア局が行う場合の考え方は、次のとおりですので、アマチュア無線を有効に活用していただく際の参考としてください。
無線局は、免許状に記載された目的又は通信の相手方若しくは通信事項の範囲を超えて運用してはならないことになっていますが、電波法(昭和25年法律第131号)第52条第4号の規定に基づく非常通信(地震、台風、洪水、津波、雪害、火災、暴動その他非常の事態が発生し、又は発生するおそれがある場合において、有線通信を利用することができないか又はこれを利用することが著しく困難であるときに人命の救助、災害の救援、交通通信の確保又は秩序の維持のために行われる無線通信をいいます。)等を行う場合は、免許状の目的等にかかわらず運用することができます。
その運用において、非常の事態が発生し又は発生するおそれがあるかどうか、有線通信を利用することができないか又はこれを利用することが著しく困難であるかどうか、人命の救助、災害の救援、交通通信の確保又は秩序の維持のためかどうかの判断は、アマチュア局の免許人が判断するものであり、非常通信は状況に応じて柔軟に行えるものとしています。
その際、アマチュア局の免許人は、あくまでもボランティアという性格で非常通信を行うことになります。

 

■「第24回 日本大震災復興祈念全国ネットワーク・非常通信のためのロールコール」の由来

毎年3月と9月の年2回、2011年3月11日に発生した東日本大震災を機に、非常通信のためのロールコールを自発的に行う有志が集まり、7.043MHzでの交信により発足した「Team7043」は、全国規模の非常通信訓練を実施しているが、今回、2023年9月3日(日)に通算24回目の訓練を行う。

 

キー局との交換リポートは、「RS+QTH(JCC/JCG)+QRA+(GL任意)」で、QSLカードはJARL経由(1Way)で発行される。

 

主催者は

「アマチュア無線家にとって唯一の例外業務である非常通信に対する訓練を行い、防災に協力し社会貢献することが目的です」

「電話はCQ訓練 CQ訓練/電信はCQ KUNREN CQ KUNRENと呼び掛けます」と案内。

 

なお、JF3YYEがキー局となる7.050MHz+-(SSB)/予備周波数7.123MHz+-での交信時間が

「午前7時30分から午前10時までの2時間30分間」に変更されているので注意してほしい。

 

■「第24回 日本大震災復興祈念全国ネットワーク・非常通信のためのロールコール」実施要項

実施要項

・実施日:2023(令和5年)年9月3日(日)

・時刻:07:30~12:00

 ※日赤無線奉仕団/自治体職域社団局/自衛隊所属局/学生&防災社団局優先(7.050MHz+-/SSB)>07:30~09:00
 ※一般局(7.050MHz+-/SSB)>07:30~10:00
 ※そのほかのバンド、モードなどの運用時間はタイムテーブルを参照

 

・運用周波数:7/28/144/430/1200MHz帯
※今回から7.050MHz+-/SSB運用は7時30分~10時までとします。
(予備周波数7.123MHz+-)

 

・電波型式:SSB/CW/AM/FM/DV/D-STAR/WIRES-X/PSK31(日本語)

 

・連絡事項:
 ・当日地震災害等、発生すれば速やかに訓練中止、待機のこと。
 ・表記周波数は混信の場合+-変動します。ご連絡はいたしません。
 ・Team7043の訓練対象は全国ですからKEY局の同一エリアとの交信は控えさせていただきます。KEY局がJA3であればJA3以外の交信を最優先。
 ・当日バンドKEY局の運用が中止になった場合、連絡はいたしません。
 ・QSLカードは基本発行いたします。
 ・D-STAR-基本は受信、呼びかけられたら応答します。
 ・運用のすべては自己責任において参加ください。

 

・交信内容:
 ・KEY局とRS+QTH(JCC&JCGナンバー)+QRA+(GL任意)の交換をお願いします。
 ・KEY局へのお願い:アナウンス:「CQ 訓練 CQ訓練 CW: CQ KUNREN CQ KUNREN」と呼び掛けます!

 

Team7043:全国アマチュア無線非常通信ボランティア団体について

 

Author:Team7043とは、T:Total E:Emergency A:Amateur Radio M:Mission(&Member)

平成23年3月11日の東日本大震災発生を機に非常通信のためのロールコールを自発的に行う有志が集まり、7.043MHzでの交信により発足しました。

私JH3DMQ水谷を代表として志を同じくするサポーターが集まり、全国的、また各電波形式にて非常通信訓練のためのロールコールを定期的に行なっています。

アマチュア無線家にとって法律で認められている、目的外通信の1つである非常通信に対する訓練 を行い防災に協力しボランティとして社会貢献する事が目的です。

 

Team7043のホーム頁はコチラです。

 

 

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