日本アマチュア無線連盟(JARL)主催では、年間、下記の7つのコンテストを開催しています。規約をごらんになり、ぜひご参加ください!
「コンテスト」とは、「一定時間内にどれだけ多くの局とQSOできるか? またマルチプライヤー(例えば神奈川県以外の県の数等)をどれだけ伸ばせるか?を競い合ったものです。
日本アマチュア無線連盟(JARL)以外にも、海外コンテスト、全国の地方本部,、支部、クラブ局主催のコンテストもあります。土、日、祝日を中心に全世界で開催されております。
2024年 JARL主催コンテスト
JARLでは次の7種類のコンテストなどを毎年実施されています。
※1、コンテストでは原則として10/18/24MHz帯を使用しません。またJARLコンテスト使用周波数帯が設定されています。
※2、JARL主催コンテスト周波数外での交信も認められます。
※3、10/18/24MHz帯を含むすべてのバンドで交信できます。
- RS(T)+都府県・地域等のナンバー+空中線電力を表すアルファベット1文字
- RS(T)+市郡区ナンバー+空中線電力を表すアルファベット1文字
- RS(T)+コンテスト開始時におけるオペレーターの年齢または01(マルチオペ局はコンテスト開始時におけるオペレーターの平均年齢)
- RS(T)+オペレーターの名前
空中線電力を表すアルファベット: 100W超 H 10W(20W)を超え、100W以下 M 5Wを超え10W以下 L 5W以下 P
JARLコンテスト使用周波数帯
JARL主催コンテスト(All Asian DX、QSOパーティを除く)では1.9MHzから430MHz帯において、コンテスト使用周波数帯を設定しています。
JARLコンテスト使用周波数帯
JARL主催コンテスト(ALL ASIAN DX、QSOパーティを除く)では、1.9MHzから430MHz帯において、コンテストに参加しない局にも配慮して、電波型式ごとに「コンテスト使用周波数」を次のように設定しています。この周波数表記は、バンドプランの周波数表記方法と同じで、各周波数は電波のスペクトラムの境界を表わしています。
運用にあたって特に注意してほしいのは、SSBにおいてLSBの場合は下限周波数、USBの場合は上限周波数です。
たとえば、7MHzにおけるコンテストの下限周波数は7060KHzですが、LSBですので、ダイヤルに表示される周波数は、7063KHzになります。仮に7060kHzの表示周波数で送信すると7057kHz~7060kHzの範囲の電波を送信したことになり、周波数帯の逸脱になります。
14MHzの場合はUSBですので、上限周波数は14297KHzの表示周波数になります。 14300kHzの表示で送信すると14300kHz~14303kHzの範囲の電波を送信したことになり、周波数帯の逸脱になります。
以上の点に注意して、コンテストをお楽しみください。
周波数帯
JARL主催コンテストの使用周波数帯は次の通りです。
デジタル通信の周波数について
次の周波数はデジタル通信で使っていることがありますので、混信を与えないようにご注意ください。
7.074 – 7.079MHz (FT8:7.074-7.077MHzかつJT65:7.076-7.079MHz)
14.074-14.079MHz (FT8:14.074-14.077MHzかつJT65:14.076-14.079MHz)
21.074-21.077MHz (FT8:21.074-21.077MHzかつJT65:21.076-21.079MHz)
28.074-28.077MHz (FT8:28.074-28.077MHzかつJT65:28.076-28.079MHz)
50.276-50.279MHz (JT65) / 50.313-50.316MHz (FT8)
また、下記の周波数は、DVモードのJARL推奨呼出周波数となっておりますので、コンテスト以外での交信があった際には、マナーを守って交信してください。
都府県・地域等のナンバー
2024年JARL主催コンテスト
2024年に開催予定のJARL主催コンテストの一覧です。
まとめ
JARLが主催するコンテスト以外にも、国内外のさまざまな団体が主催するコンテストが多数開催されています。
さまざまなコンテストの案内は、このWeb内のJARL Web版地方だよりのほか、JARL NEWSのコンテストカレンダーのページや、地方だより、クラブニュース/QSPコーナーなどに掲載されます。
規約をよくご覧になって、ぜひみなさんも楽しいコンテストに参加してみてください!!