2025年11月22日、名古屋の空は快晴!年に一度のライセンスフリー無線の祭典「FLRM2025(Free License Radio Meeting)」が開催され、全国から多くの無線ファンが駆けつけました。今年のFLRMは、なんと小学生のプレゼンターが登場するなど、例年以上に熱気と感動に包まれたイベントとなりました。この記事では、私JA3CGZが実際に参加して感じたFLRM2025の魅力と、ライセンスフリー無線の未来を、現地の興奮そのままに徹底レポートします!「無線って難しそう…」と思っているそこのあなた、この記事を読めば、きっとそのイメージが変わるはずです。
FLRM2025とは?年に一度のライセンスフリー無線のお祭り

まずは「FLRMって何?」という方のために、この素晴らしいイベントの概要からご紹介しましょう。FLRMは、その名の通り、免許不要で楽しめる「ライセンスフリー無線」のユーザーが全国から集う、年に一度のミーティングイベントです。
誰でも参加できる!FLRMの魅力と目的
FLRMの最大の魅力は、なんといってもそのオープンな雰囲気。ベテランの無線愛好家はもちろん、最近始めたばかりの初心者、そして今回は小学生まで、年齢や経験を問わず誰もが主役になれる場所です。普段は電波でしか繋がれない全国の仲間と直接顔を合わせ(アイボールと言います)、情報交換をしたり、無線談義に花を咲かせたりすることができます。まさに、ライセンスフリー無線ファンのための「お祭り」なのです。
2025年の開催概要(日時、場所、参加費)
今年のFLRM2025は、以下の内容で開催されました。来年の参加を検討している方は、ぜひ参考にしてくださいね。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 開催日 | 令和7年11月22日(土) |
| 場所 | 名古屋港ポートビル 4F(詳細はコチラへ) |
| 参加費 | ミーティング: 1,000円(高校生以下無料) |
| 懇親会 | 7,000円(邦和セミナープラザにて) |
今年の注目ポイントは「世代を超えた交流」
今年のFLRMで特に印象的だったのが、参加者の年齢層の幅広さです。小学生からベテランまで、まさに「世代を超えた交流」が会場の至る所で見られました。特に、小学生プレゼンターの登場は、ライセンスフリー無線の未来が明るいことを感じさせてくれる、象徴的な出来事だったと言えるでしょう。
【現地レポート】小学生プレゼンターが会場を沸かせた!

今回のFLRM2025で、最も会場が感動と興奮に包まれた瞬間。それは、小学生プレゼンター「ふくおかMK11局」の発表でした。
未来の無線家!ふくおかMK11局の堂々たる発表
「ジュニア無線家の活動 -未来の無線仲間を増やす方法を考える-」と題されたプレゼンテーション。大人でも緊張するであろう大舞台で、ふくおかMK11局は、物怖じすることなく、自分の言葉で堂々と発表を行いました。その姿は、まさに「未来の無線家」。会場の誰もが、彼の言葉に引き込まれていました。
「どうすれば仲間が増える?」小学生ならではの鋭い視点
発表の中で、彼は同級生へのアンケート結果を元に「なぜ無線を始めないのか」を分析。「存在を知らない」「難しそう」といった理由を挙げ、解決策として「分かりやすい動画やネットのマニュアル」「子供が無線を体験できる機会」を提案しました。これは、私たち大人が見過ごしがちな、非常に鋭く、的を射た指摘でした。彼の発表の様子は、こちらの動画でもご覧いただけます。(詳細はコチラへ)
会場からの温かい拍手と応援メッセージ
発表が終わると、会場は割れんばかりの拍手に包まれました。参加者からは「感動した!」「応援してるよ!」といった声が飛び交い、彼の未来への期待と、ライセンスフリー無線コミュニティの温かさを象徴する光景が広がっていました。この素晴らしいイベントの公式情報は、公式サイトで確認できます。(詳細はコチラへ)
マニア必見!ディープなプレゼンテーションの数々

もちろん、FLRMの魅力は小学生の発表だけではありません。ベテラン勢による、マニアックでディープなプレゼンテーションも健在です。
スポラディックE層の謎に迫る科学的アプローチ
遠距離通信の鍵を握る「スポラディックE層(Es層)」。その発生メカニズムに科学的に迫るプレゼンは、多くの参加者が食い入るように聞き入っていました。普段、何気なく恩恵を受けている現象の裏側を知る、知的好奇心をくすぐられる時間でした。
0.01Wの奥深き世界!特定小電力無線の可能性
わずか0.01Wという小さな出力で、どこまで交信できるのか?「特定小電力無線(特小)」の限界に挑戦し続ける発表者からは、その奥深い魅力と、工夫次第で無限に広がる可能性が語られました。手軽に始められる特小だからこそ、突き詰めると面白い世界が待っているのですね。
市民ラジオ運用の極意、ベテランの技が光る
「市民ラジオ(CB無線)」の運用テクニックを惜しげもなく披露してくれたベテランの発表も、非常に興味深いものでした。コンディションの読み方、ノイズの避け方など、長年の経験に裏打ちされた「極意」の数々は、すぐにでも実践したくなるものばかりでした。
懇親会も大盛況!全国の仲間と語り明かす夜

ミーティングの後は、場所を移しての懇親会。こちらもFLRMの大きな楽しみの一つです。
新会場でさらにパワーアップした交流の場
今年は会場が「邦和セミナープラザ」に変更され、より広く快適な空間で交流を楽しむことができました。美味しいバイキング料理に舌鼓を打ちながら、全国から集まった仲間たちと無線談義に花を咲かせる時間は、まさに至福のひとときです。
豪華景品が続々!白熱のビンゴ大会
懇親会恒例のビンゴ大会も大盛り上がり!無線機やアンテナなど、豪華な景品が当たるたびに、会場からは大きな歓声が上がります。景品を提供してくださった皆様、本当にありがとうございました!
JA3CGZも参加!参加者との交流エピソード
私、JA3CGZももちろん参加させていただきました!ブログの読者の方から「いつも見てます!」と声をかけていただいたり、普段なかなか繋がらない遠方の局長さんとアイボールできたりと、非常に有意義な時間を過ごすことができました。やはり、直接会って話すのは最高のコミュニケーションですね!
ライセンスフリー無線を始めたいあなたへ

この記事を読んで「ライセンスフリー無線、ちょっと面白そうかも」と思った方もいるのではないでしょうか?
免許不要で楽しめる!ライセンスフリー無線の種類
ライセンスフリー無線には、主に3つの種類があります。
- 市民ラジオ(CB無線): 8チャンネル。電離層反射による遠距離通信(DX)が魅力。
- 特定小電力無線(特小): 近距離での連絡に便利。多くの機種があり、手軽に始められる。
- デジタル簡易無線(登録局): 30チャンネル。比較的高出力で、安定した通信が期待できる。
おすすめの無線機と始め方
まずは、比較的安価で手に入りやすい「特定小電力無線機」から始めてみるのがおすすめです。2台セットで1万円以下で買えるものも多く、家族や友人とのレジャーでも活躍しますよ。家電量販店やネット通販で「特定小電力トランシーバー」と検索してみてください。
次のイベントで会おう!コミュニティへの参加方法
ライセンスフリー無線の魅力は、なんといっても「人との繋がり」です。FLRMのようなイベントに参加したり、SNSで情報を探したりするのも良いでしょう。X(旧Twitter)で「#ライセンスフリー無線」と検索すれば、たくさんの仲間が見つかるはずです。あなたも無線機を手にして、空で、そして次のイベントでお会いしましょう!
まとめ:FLRM2025が示したライセンスフリー無線の明るい未来

小学生の素晴らしい発表から、ベテランたちの熱い探求心、そして全国の仲間たちとの温かい交流まで、FLRM2025はライセンスフリー無線の魅力が凝縮された、最高のイベントでした。世代を超えて楽しむことができるこの趣味は、今後ますます盛り上がっていくに違いありません。この記事が、あなたがライセンスフリー無線の世界に一歩踏み出すきっかけになれば、これほど嬉しいことはありません。


