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【4月18日は世界アマチュア無線の日】2文字コールサインのOMたちへ捧ぐ:JARL100周年の年に日本のアマチュア無線の歴史を振り返る

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世界アマチュア無線の日4月18日・JARL創立100周年・2文字コールサインのOMたちへのアイキャッチ画像。昭和レトロな真空管式無線機と現代のトランシーバー、夕暮れのアンテナタワーのシルエット。
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毎年4月18日は「世界アマチュア無線の日(World Amateur Radio Day)」です。2026年は、日本アマチュア無線連盟(JARL)の創立100周年という特別な節目の年。この記念すべき年に、アマチュア無線の歴史を振り返り、日本の黎明期を支えた2文字コールサインのOMたちへ思いを馳せてみたいと思います。あの頃、憧れのシャックを訪ね、無線の世界に導いてくれたOMたちの存在なしに、今の自分はなかったと感じています。

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目次

世界アマチュア無線の日とは?1925年パリで生まれた小さな奇跡

世界アマチュア無線の日の歴史を説明するインフォグラフィック。1925年4月18日パリでIARU設立、25か国が集結して現在160か国加盟、世界のアマチュア無線局数300万局以上という3つのポイントを図解。エッフェル塔と古い無線機のイラスト付き。
世界アマチュア無線の日の歴史:1925年4月18日、フランス・パリで25か国の代表が集まりIARUが設立された。現在は160か国が加盟し、世界の局数は300万局以上に達している。

1925年4月18日、パリで歴史が動いた

「世界アマチュア無線の日」は、1925年4月18日にフランス・パリで国際アマチュア無線連合(IARU)が創設されたことを記念して制定されました。当時、短波帯は「役に立たない周波数帯」と見なされていましたが、アマチュア無線家たちはその可能性をいち早く見抜き、世界中との通信に成功していたのです。

しかし、その成果が認められるにつれて、商業・軍事利用のために短波帯からアマチュア無線が「追い出される危機」が迫っていました。この危機に立ち向かうため、25か国の代表がパリに集結し、IARUを設立。その2年後の国際無線電信会議で、160m・80m・40m・20m・10mのバンドが正式にアマチュア無線に割り当てられました。今私たちが使っているバンドの原点は、あの1925年の決断にあるのです。

2026年のテーマは「革新を通じてアマチュア無線の精神を前進させる」

IARUが発表した2026年の世界アマチュア無線の日のテーマは「Advancing the Spirit of Amateur Radio Through Innovation(革新を通じてアマチュア無線の精神を前進させる)」です。2025年にIARU自身が創立100周年を迎えたことを受け、次の100年に向けた革新と前進への決意が込められています。

現在、IARUには160か国・地域の団体が加盟し、世界のアマチュア無線局数は300万局以上に達しています。1925年に25か国で始まった小さな連合が、今や地球規模のコミュニティへと成長した。その歴史の重みを感じながら、4月18日に電波に出ることには特別な意味があります。

日本では「アマチュア無線の日」も7月29日に別途制定

日本では、JARLが7月29日を「アマチュア無線の日」として別途制定しています。1952年(昭和27年)7月29日、戦後禁止されていたアマチュア無線が再開され、全国30名に無線局予備免許が交付されたことを記念したものです。4月18日の「世界アマチュア無線の日」と7月29日の「アマチュア無線の日」、この2つの記念日が重なる2026年は、まさにアマチュア無線にとって特別な1年といえるでしょう。

2文字コールサインとは?日本の黎明期を生きた証

2文字コールサインは日本の黎明期の証を説明するインフォグラフィック。JA1AA、JA1AB、JA2AA、JA3AAなどの2文字コールサインをゴールデンカラーで表示。1952年戦後再開、676通りのみ存在、1950年代に払底、CW送信時間が短い、コンテストで有利、今から新規取得不可能という6つのポイントを図解。
2文字コールサインの全貌:1952年の戦後再開時に割り当てられた676通りのみ。1950年代に払底し、今から新規取得は不可能。CWでの送信時間の短さとコンテストでの優位性も持つ、日本のアマチュア無線黎明期の生きた証。

2文字コールサインとは何か?その定義と特徴

2文字コールサインとは、コールサインのサフィックス(エリア番号の後ろのアルファベット部分)が2文字だけで構成されているものを指します。例えば「JA1AA」や「JA3AB」のように、エリア番号の後が2文字のアルファベットで終わるコールサインです。現在の新規開局では「JA1AAA」のように3文字サフィックスが割り当てられるため、2文字コールサインは一目でそれとわかる特別な存在です。

実用的なメリットも大きく、特にCW(モールス通信)では文字数が1つ少ないだけで送信時間に歴然とした差が生まれます。コンテストのように1秒を争う場面では、この差は大きな武器になります。また、一度聞いたら忘れない覚えやすさも、2文字コールサインの魅力の一つです。電波の上で「JA1AA」と聞こえてきたとき、思わず「おっ」となる、あの感覚は多くのハムが経験しているのではないでしょうか。

なぜ2文字コールサインは今から取得できないのか

2文字サフィックスの組み合わせは26×26で676通りしかありません。1952年の戦後再開時、最初に開局した個人局にこの2文字サフィックスが割り当てられましたが、アマチュア無線の爆発的な人気を前に、1950年代の半ばにはあっという間に払底してしまいました。以降、新規開局者には3文字サフィックスが割り当てられるようになり、2文字コールサインは完全に「歴史上のもの」となりました。

現在、「旧コールサイン復活制度」(1997年4月1日〜)により、かつて自分が使用していた2文字コールサインを復活させることは可能です。しかし、それには「自分がそのコールサインを以前使用していたことの証明」と「その後誰にも割り当てられていないこと」という2つの高いハードルをクリアする必要があります。つまり、今からアマチュア無線を始める新しいオペレーターが2文字コールサインを手に入れることは、絶対に不可能なのです。

アメリカとの比較:資格の証か、歴史の証か

アメリカでは、コールサインの短さが資格レベルを表します。FCCの規定により、最上位のアマチュアエクストラクラスを持つ人だけが「1X2」や「2X1」形式の短いコールサインを持てます。さらに「バニティコールサイン制度」により、自分の資格で許可される範囲内であれば、好きなコールサインを申請することができます。つまりアメリカでは、努力と実力で短いコールサインを「勝ち取る」ことができるのです。

一方、日本の2文字コールサインは「努力では手に入れられない」という点で根本的に異なります。それは資格の証ではなく、時間の証。日本のアマチュア無線の夜明けを共に生きた、その時代にしか存在できなかった証なのです。だからこそ、2文字コールサインのOMと交信できたとき、私たちはその向こう側に半世紀以上の歴史の重みを感じ取るのではないでしょうか。

日本アマチュア無線の歴史を振り返る:JARL創立100年の軌跡

日本アマチュア無線の歴史年表インフォグラフィック。1915年アマチュア無線資格制定、1926年JARL設立(37名)、戦中アマチュア無線禁止、1952年戦後再開・2文字コール割当、1950年代2文字コール払底、2026年JARL創立100周年という6つのマイルストーンをタイムライン形式で図解。
日本アマチュア無線の歴史年表:1915年の資格制定から2026年のJARL創立100周年まで、激動の100年以上の歴史を一覧できる。2文字コールサインは1952年の戦後再開時に誕生し、1950年代に払底した。

1926年、37名の情熱から始まったJARL

1926年(大正15年)6月12日の夜、37名の盟員によって「日本素人無線聯盟(JARL)」が設立されました。設立宣言文は全世界へ向けてモールス信号で打電され、その電文は世界のアマチュア局へとリレーされていきました。この瞬間から、日本のアマチュア無線の歴史が正式に始まったのです。

しかし、その後の歴史は決して平坦ではありませんでした。太平洋戦争の勃発とともにアマチュア無線は全面禁止となり、多くのハムたちが無念の思いで送信機のスイッチを切らざるを得ませんでした。終戦後もGHQによる禁止が続き、ようやく1952年(昭和27年)3月11日にGHQが禁止令の解除を通告。同年7月29日、戦後初の個人局30局に予備免許が交付され、日本のアマチュア無線が復活を遂げました。

2文字コールサインのOMたちが切り開いた時代

1952年の再開時、最初に開局した局に割り当てられた2文字コールサインのOMたちは、まさに日本のアマチュア無線のパイオニアです。真空管式の無線機を自作し、アンテナを手作りで建て、世界中のアマチュア局と交信を重ねてきた。そのOMたちが積み重ねてきた技術と経験が、後輩たちへと受け継がれ、今日の日本のアマチュア無線文化を形作ってきたのです。

私自身、アマチュア無線に憧れて国家試験の勉強をしていた頃、2文字コールのOMのシャックを訪問させていただいたことがあります。ずらりと並んだ無線機の前に座るOMの姿は、まるで別世界の住人のように輝いて見えました。丁寧に無線の世界を教えてくださり、大切にしていた無線機を譲ってくださったOMの存在なしに、今の自分のアマチュア無線人生はなかったと思っています。

段々と少なくなっていく2文字コールのOM

1952年の再開から70年以上が経ちました。当時20代で開局したOMが今では90代を超えています。2文字コールのOMたちと交信したり、更新のお知らせを見かけたりする機会が、年々少なくなっているのを感じている方も多いのではないでしょうか。JARLニュースの訃報欄に2文字コールのコールサインを見かけるたびに、一つの時代が静かに幕を閉じていくような寂しさを覚えます。

だからこそ、今この瞬間に2文字コールのOMと交信できることの貴重さを、私たちは改めて認識すべきではないでしょうか。4月18日の世界アマチュア無線の日に電波に出て、もし2文字コールのOMの声が聞こえてきたら、ぜひ積極的に呼んでみてください。その交信は、日本のアマチュア無線の歴史と直接つながる、かけがえのない体験になるはずです。

JARL100周年の年に、大いに電波に出て100周年を盛り上げよう!

4月18日は電波に出よう!をテーマにしたインフォグラフィック。JARL創立100周年記念2026年のバッジと、4月18日に電波に出る・2文字コールのOMと交信する・100周年を一緒に盛り上げるという3つの行動呼びかけを表示。祝祭感のある赤と金色のデザイン。
4月18日は電波に出よう!JARL創立100周年の2026年、世界アマチュア無線の日に全国のハムが一斉に電波に出て、100周年を盛り上げよう。2文字コールのOMとの交信は、日本のアマチュア無線史と直接つながる貴重な体験。

2026年は「二重の100周年」という奇跡の年

2026年は、IARUが創立100周年を迎えた翌年(2025年がIARU100周年)であり、かつJARLが創立100周年を迎える特別な年です。さらに2027年には、日本で最初のアマチュア無線局開設から100年という節目も控えています。こんなにも記念すべき年が重なることは、今後100年間はないでしょう。

JARL100周年を記念したイベントも目白押しです。年間70回の記念アクティビティコンテスト、14種類の記念アワード、全都道府県をカバーする記念運用局(公募局・イベント局)など、参加する機会は数多くあります。JARLニュース春号でもこれらのイベントが詳しく紹介されており、読んでいるだけでわくわくしてきます。

4月18日に電波に出る意義

世界アマチュア無線の日の4月18日に電波に出ることには、特別な意味があります。世界160か国のアマチュア無線家が同じ日に電波に出て、国境を越えた友好を育む。この日の電波の上には、いつもより多くの局が出ており、普段は交信できない珍しい局と繋がれるチャンスも増えます。JA1RL(JARL中央局)をはじめ、各地の記念局も運用されることが多く、記念QSLカードを集める楽しみもあります。

特に2026年のJARL100周年の年は、記念運用局が全国各地で活発に運用される予定です。HF固定局からVHF・UHFのハンディ機でも交信できる移動局まで、さまざまな形で参加できます。ベテランもニューカマーも、カムバック組も、4月18日はぜひリグのスイッチを入れてみてください。

大いに参加して、100周年を一緒に盛り上げよう

アマチュア無線は「人と人をつなぐ趣味」です。2文字コールのOMたちが戦後の廃墟の中から電波を出し、世界と繋がった喜びを胸に積み上げてきた100年の歴史。その歴史の上に立つ私たちには、その精神を次の世代へと受け継いでいく責任があります。

4月18日の世界アマチュア無線の日、そして2026年のJARL100周年という特別な節目に、大いに電波に出て、100周年を盛り上げましょう。2文字コールのOMとの交信を大切にしながら、新しいハムとも積極的に交信して、アマチュア無線の輪を広げていきましょう。あの頃、OMたちが私たちに電波の世界を教えてくれたように、今度は私たちが次の世代に伝える番です。73 de JA3CGZ

4月18日は電波に出よう。JARL100周年の年に、世界中のハムと繋がり、日本のアマチュア無線の歴史を共に祝おう。2文字コールのOMたちが切り開いてくれた道の上に立つ私たちが、その精神を胸に電波を出すことこそが、最高の100周年記念になるはずです。

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このブログの運営者

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Ryo
Ryo
JA3CGZ

大阪府豊中市のアマチュア無線局です。
屋上のアンテナにてQRVしています。
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