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【技術解説】VHFアンテナ自作の新常識!アパマンでも飛ぶ「超軽量ヘリカル」の作り方

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VHFアンテナ自作の新常識
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アマチュア無線の世界で、VHF帯は初心者からベテランまで幅広く楽しまれている周波数帯です。しかし、都市部のアパートやマンションに住む「アパマンハム」にとって、限られたスペースで高性能なアンテナを設置することは大きな課題となっています。市販のアンテナは高価であり、設置場所の制約も多いため、自作アンテナに注目が集まっています。

本記事では、材料費わずか500円で製作できる「超軽量ヘリカルアンテナ」の作り方を詳しく解説します。さらに、アパマンハム最大の難関である「ベランダでのSWR調整法」についても、具体的な手順とコツをご紹介します。この記事を読めば、あなたも自作アンテナでVHFの世界を存分に楽しめるようになるでしょう。

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目次

はじめに:なぜ今、VHFアンテナの自作なのか?

近年、手軽に楽しめるアマチュア無線としてVHF帯が再び注目を集めています。特に、都市部のアパートやマンションに住む「アパマンハム」にとって、限られたスペースで高性能なアンテナを設置することは永遠の課題です。市販のアンテナも高性能ですが、価格が高かったり、設置に工夫が必要だったりすることも少なくありません。

そこで本記事では、材料費わずか500円で製作でき、驚くほどの性能を発揮する「超軽量ヘリカルアンテナ」の自作方法を徹底解説します。この記事を読めば、アンテナ自作の基本から、アパマンハム最大の難関であるベランダでのSWR調整法まで、すべてをマスターできます。自作アンテナでVHFの世界を存分に楽しみましょう。

VHFアンテナ自作のメリット
DIY VHFアンテナの3つの利点:低コスト、高性能、カスタマイズ可能

材料費500円!超軽量ヘリカルアンテナの作り方

このアンテナの最大の魅力は、なんといってもそのコストパフォーマンスの高さです。ホームセンターや100円ショップで手軽に入手できる材料だけで、高性能なVHFアンテナを製作できます。以下に、必要な材料と工具、そして具体的な製作手順を解説します。

① 必要な材料と工具

【材料】

  • 園芸用支柱(グラスファイバー製、直径5mm程度、長さ1.5m程度):1本
  • アルミ線(直径2mm程度、5m程度):1巻
  • M型コネクター(メス):1個
  • 熱収縮チューブ:適量
  • ビニールテープ

【工具】

  • はんだごて、はんだ
  • ニッパー、ラジオペンチ
  • メジャー
  • ドリル(M型コネクタ取り付け用)

② 具体的な製作手順

製作は非常にシンプルで、1時間もあれば完成します。

  1. エレメントの巻き付け:園芸用支柱にアルミ線を巻き付けていきます。2mバンド(144MHz帯)の場合、約1/4波長(約50cm)の長さのエレメントが必要ですが、ヘリカルアンテナでは物理的な長さを短縮できます。支柱に均等な間隔で10回程度巻き付け、全長が30cm程度になるように調整します。巻き始めと巻き終わりは、ビニールテープで固定します。
  2. 給電部の作成:巻き終わりのアルミ線の先端を、M型コネクターの中心端子にはんだ付けします。コネクターの外部導体(アース側)には、約50cmのアルミ線(カウンターポイズ)を2本接続します。
  3. 防水処理:はんだ付けした部分は、熱収縮チューブで覆い、防水処理を施します。コネクタ全体もビニールテープで覆うと、より安心です。

③ 製作時の注意点

コイルの巻き数や間隔は、SWRに大きく影響します。最初は少し長めに作り、後で調整できるようにしておくと良いでしょう。また、はんだ付けは確実に行い、接触不良がないように注意してください。

ヘリカルアンテナの製作手順
4ステップで完成:材料準備、巻き付け、給電部作成、完成

アパマンハムの鬼門!ベランダでのSWR調整法

アンテナが完成したら、次はいよいよSWRの調整です。特にアパートやマンションのベランダは、周囲の金属やコンクリートの影響を受けやすく、SWRが思うように下がらないことが多々あります。しかし、いくつかのポイントを押さえれば、必ず最適な状態に調整できます。

① ベランダ設置特有の課題

ベランダは、手すり(金属製が多い)、壁(鉄筋コンクリート)、エアコンの室外機など、アンテナの性能に影響を与える障害物が多く存在します。これらの物体がアンテナに近すぎると、共振周波数がずれたり、SWRが高くなったりする原因となります。アンテナを設置する際は、可能な限りこれらの障害物から距離を取ることが重要です。

② SWR計を使った基本的な調整方法

無線機とアンテナの間にSWR計を接続し、送信状態にしてSWRを測定します。目標は1.5以下です。SWRが高い場合は、以下の要素を調整します。

  • エレメントの長さ:ヘリカル部分のアルミ線を少しずつ伸ばしたり、逆に巻きを詰めたりして長さを調整します。一般的に、周波数が低い場合はエレメントを長く、高い場合は短くします。
  • カウンターポイズの長さと角度:カウンターポイズの長さを変えたり、広げる角度を調整したりすることで、SWRが変化します。45度から90度程度の間で、最もSWRが低くなるポイントを探します。

③ SWRが下がらない場合の対策

基本的な調整でSWRが下がらない場合は、以下の対策を試してみてください。

  • 設置場所の変更:ベランダの中でも、少し場所を変えるだけでSWRが劇的に改善することがあります。手すりの端や、壁から離れた場所などを試してみましょう。
  • カウンターポイズの追加:カウンターポイズを2本から3〜4本に増やすことで、アースが強化され、SWRが安定することがあります。
  • アースの強化:ベランダの手すりが金属製の場合、手すりにアースを取る(接続する)ことでSWRが下がることがあります。ただし、建物の構造によっては効果がない場合もあります。

根気強く調整を繰り返せば、必ず良好な結果が得られます。焦らず、一つ一つの要素を試していくことが成功への近道です。

ベランダでのSWR調整ポイント
SWR調整の3つのポイント:エレメント長さ、カウンターポイズ角度、設置場所

まとめ:自作アンテナで楽しむVHFの世界

今回は、わずかな費用で驚くほどの性能を発揮する「超軽量ヘリカルアンテナ」の製作から、アパマンハムにとって最大の課題であるベランダでのSWR調整まで、具体的な方法を解説しました。自作したアンテナで初めて交信できた時の感動は、市販のアンテナでは決して味わえない特別なものです。

この記事を参考に、ぜひあなただけのオリジナルアンテナを製作し、VHFの世界をさらに深く楽しんでみてください。もちろん、アンテナの設置や運用にあたっては、周囲の安全に十分配慮し、電波法を遵守することを忘れないでください。それでは、空の上でお会いできることを楽しみにしています! 73!

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