大阪・関西万博記念局『8K3EXPO』と交信を楽しもう!~激しいパイルからのQSO~記念局の設備概要も!

当ページのリンクには広告が含まれています。

大阪関西万博は2025年4月13日に大阪・夢洲で開幕し、会場内に特記念局「8K3EXPO」を設置しました。

この特別記念局は、国内外に向けて大阪・関西万博の魅力をアマチュア無線を通じて発信しています。

私たちアマチュア無線愛好者にとって、8K3EXPOとの交信は特別な体験です。ただ、その交信を成功させることは、パイルアップ(多数の同時呼び出し)が直面する難題でありました。

しかし、昨日は所用で外出していた私は、今日は朝からじっくりとワッチを続け、ようやくこの特別な局と交信することができました。

この記事では、その特別な瞬間と、8K3EXPOの運用状況についてお話します。

✨記事のポイント
  1. 2025年4月13日、大阪関西万博が開幕し、「8K3EXPO」が設置。
  2. 「8K3EXPO」はアマチュア無線で万博の魅力を国内外に発信。
  3. パイルアップが発生し、交信は難易度が高いが特別な体験。
  4. 特別なコールサイン「8K3EXPO」と「JA3XPO」が使用される。
  5. 8K3EXPOは、リモート運用でアンテナから電波を発信。
  6. 会場でアマチュア無線の広報活動と体験運用が行われている。
  7. 交信時はマナーを守ることが重要。
  8. 最新情報は特設サイトやFacebookで確認可能。
  9. 万博期間中、感動的な交信体験が提供される。
スポンサードリンク
目次

大阪関西万博の開幕と8K3EXPOの設置

大阪関西万博が2025年4月13日に大阪・夢洲で開幕しました。この記念すべきイベントを祝して、会場にはアマチュア無線特別記念局「8K3EXPO」が設置され、国内外への情報発信が行われています。

昨日は所用で外出しており、時間が取れなかった今日は、是非交信したいと、朝からワッチ(受信)を続けていました。

ワッチ継続とJ-クラスタでの情報発見

昨日は所用で外出しており、受信機の前に座る時間が取れませんでしたが、今日はどうしても交信を成功させたいと、朝からじっくりとワッチ(受信)を続けていました。特に、J-クラスタに掲載される運用情報を活用することで、迅速に最新情報を把握することができました。

J-クラスタの画面

4月14日のJ-クラスタの状況

あわせて読みたい
大阪・関西万博記念局『8K3EXPO』と交信を楽しもう!~激しいパイルからのQSO~記念局の設備概要も!
アマチュア無線:『J-クラスタ』の魅力と使い方:無線運用の便利ツールを徹底解説! アマチュア無線は、世界中の人々と直接つながるための魅力的な手段です。無線の波を通じて、新しい友人を作り、貴重な経験を積むことができます。 しかし、無線通信をも...

受信成功とパイルアップの苦労

そして、待望のJ-クラスタに12:28の7MHz SSBで「8K3EXPO」の情報が掲載されました。すかさずワッチを開始し、何度もコールしたものの、参加者による激しいパイルアップ(多数の局が同時に呼びかけること)により、なかなかピックアップしてもらえませんでした。

特に多くの局からの同時コールは、交信を成功させる上で難題となりましたが、耐えて待ち続けました。

最終的に、13時20分には担当オペレーターの運用時間が終了し、QRT(送信停止)となってしまいました。

しかし、その後も一日中受信を続けているうちに、次の糸口を見つけることができました。

過去2日間の運用状況

確認できた2日間の運用状況は次の通りです。

月日 時刻 バンド モード
4/13 17:21 14100 SSB
17:42 433.06 FM
19:54 7007 CW

4/14

12:28 7054 SSB
14:12 14200 SSB
16:05 433.04 FM
17:25 7036 SSB
20:00 433.04 FM

明日からも、機会がある限り運用状況をお知らせしたいと思います。

交信成功の喜びと注意点

IC-7800

特に嬉しかったのは、最終的に別のセッションでエリア毎にピックアップしていただき、ようやく8K3EXPOとの交信が成功したことです。オペレータは森田OMさんでした。スムーズに裁いてくださいました。また、14MHzや144・430MHzなどのVHF/UHFバンドでも積極的に試みる価値があります。

しかし、一方で、エリア指定を無視してコールする局や、ロングコール(長い呼び出し)をする局も多く、その度に「ちゃんと聞いてください!」と注意される場面も耳にしました。このようなルールを守ることは、アマチュア無線の基本であり、他の参加者との円滑な交信を保つため重要です。

アマチュア無線では、交信中に他の受信機からの混信を避けるため、運用中は周囲の状況を注意深く確認する必要があります。また、無線通信における礼儀正しさを大切にすることで、全ての参加者が快適な体験を得ることができます。

【追伸】この後、20時すぎに、もしかして・・・」と、430MHzを受信してみると、ドンビシャとあたり!。どなたかとの交信が終わり、CQをコールされていたので、早速呼んでみましたら、ワンコールで、交信成立!まあ、距離が15Km程度だし、430MHzはそんなにパイルがあるわけでないし。

430MHzは電源の関係で、空中線電力が5wしか出力できないのですが、59のレポートをもらえました。今の時間は、運用が奥田OMさんでした。遅い時間ですのに、サービスありがとうございました。

今日は、7MHzと430MHzで、交信ができました!

記念局との交信の注意点・マナーなど

JF9JTS・高山OMが動画で説明をして下さっております。ビギナーの皆さんは是非参考になさって下さい!

【8K3EXPO】大阪万博記念局運用速報!JF9JTS.アマチュア無線の交信を楽しもう!【アマチュア無線基礎編】はコチラ▶

特別記念局「8K3EXPO」について

2025年4月13日から10月13日まで開催される大阪関西万博に合わせて、特に特別な記念局「8K3EXPO」が会場内に設置されました。この記念局は、国内外に向けて万博の情報を発信する役割を担っています。

特別なコールサイン「8K3EXPO」と「JA3XPO」

「8K3EXPO」のコールサインは、日本のアマチュア無線局として初めて「8K3」というプリフィックスが使用されています。

8KはITU(国際電気通信連合)から日本国に付与されているprefix(プリフィクス)では初めての指定になります。
これは開催される地域である関西・近畿を想起する頭文字でもあります。これまでの日本のアマチュア無線局では使用されていませんでした。

また、JA3XPOは1970年の日本国万国博覧会において使用されていたコ-ルサインです。
本来ならば個人局に与えられるsuffix(サフィックス)ですが、55年の時を経て指定されました。JA3XPOは会期中関西中心に関西6府県支部において持ち回り運用されます。

設置場所と運用方法

大阪・関西万博記念局『8K3EXPO』と交信を楽しもう!~激しいパイルからのQSO~記念局の設備概要も!

8K3EXPOは会期中、運用ブース(東ゲートゾーン「EXPOナショナルデーホール[レイガーデン]」(公式マップE12)の1階)において、ボランティアの運用委員が常駐していますので、アマチュア無線を運用できる無線従事者免許をお持ちの方は、特別記念局を運用ができます。

また、無線従事者免許をお持ちでない方でも、運用委員の立ち会いのもとで「体験運用」が可能です。

8K3EXPOの特別な運用システム

来場者による無線機の持ち込み・使用が規約で禁止されているため、この特別局は全バンド「リモート運用」を採用しています。実際の無線機やアンテナは、光回線で接続された会場外駐車場にある「タワーブース」に設置され、そこから電波が発射される仕組みとなっています。

大阪・関西万博記念局『8K3EXPO』と交信を楽しもう!~激しいパイルからのQSO~記念局の設備概要も!

会場外駐車場に設置されている「タワーブース」(会期前撮影のため、アンテナが下がっている)

アマチュア無線の魅力と広報活動

運用コーナーでは、単に電波を出すだけでなく、アマチュア無線の広報活動も積極的に行われています。

各種リーフレットや紹介ビデオのほか、国際宇宙ステーション(ISS)や南極昭和基地といった、アマチュア無線ならではの交信を示すQSLカード(交信証明書)も展示され、来場者の興味を引いています。

あわせて読みたい
大阪・関西万博記念局『8K3EXPO』と交信を楽しもう!~激しいパイルからのQSO~記念局の設備概要も!
大阪関西万博 記念局”JA3XPO・8K3EXPO”が開設!~アマチュア無線の魅力を体験しよう~ 大阪関西万博が2025年に大阪市で開催されるにあたり、一般社団法人日本アマチュア無線連盟JARLは、万博のPR活動、アマチュア無線の広報、国際親善、そして科学技術への...
あわせて読みたい
大阪・関西万博記念局『8K3EXPO』と交信を楽しもう!~激しいパイルからのQSO~記念局の設備概要も!
大阪関西万博:特別記念局「8K3EXPO」が開局!アマチュア無線局の設備も紹介! 本日2025年4月13日、大阪・関西万博が大阪・夢洲で華やかに開幕しました。 この記念すべき初日に合わせ、運営参加サプライヤーである日本アマチュア無線連盟(JARL)は...

特別記念局「8K3EXPO」の運用設備紹介

運用期間:2025年4月13日(日)から10月13日(月)まで 184日間(「大阪・関西万博」全会期中)
コールサイン:8K3EXPO(移動する局及び移動しない局)
周波数と出力:1.8MHz帯から10GHz帯まで 最高出力1kW(予定)

設置場所:常置場所

 大阪・夢洲(ゆめしま)
 大阪府大阪市此花区夢洲中1丁目地先(会場南東12ha埋め立て地)
 大阪・関西万博内スタッフ用駐車場

アンテナタワーとアンテナ

地上高10mタワー(エレベーターキット手動ウインチ)
7-29MHz 4ele八木(7-RDP)、10/18/24MHz ロータリーダイポール、
50MHz 6ele八木、144MHz-10GHz GP等(1.8/3.5MHzは開会期間中に検討)
 (株式会社ナガラ電子工業(ナガラアンテナ)提供)

無線機及び:周辺機器

 IC-PW2、IC-7760(200W)、IC-7300(100W)、IC-7300M(50W)、
 IC-9700(50W)、IC-705(10W)、IC-905XG(10W)、TS-890D(50W)
 周辺機器(ヘッドセット、モールスキー等)
 日本アマチュア無線機器工業会(JAIA)及びCQ出版株式会社提供

運用ブース

 東ゲートゾーン「EXPOナショナルデーホール[レイガーデン]」1階
 公式マップE12、「大屋根リング」73番付近
 設置場所に設置された無線機をリモート運用(光回線使用)

最新情報

「大阪・関西万博」記念局「8K3EXPO」及び「JA3XPO」の最新情報につきましては、以下をご覧下さい。

特設サイト https://jarl.gr.jp/jarl-kansai_expo2025/

Facebookページ https://www.facebook.com/jarl.osaka.kansai.expo

まとめ

「8K3EXPO」は、大阪関西万博を彩る特別記念局として、そのユニークなコールサインとリモート運用システムを通じて、国内外のアマチュア無線愛好者と交流を深め、万博の魅力を発信しています。

この特別局は、パイルアップを乗り越えた感動的な交信を提供しつつ、アマチュア無線の広報活動も積極的に行っています。最新の運用情報を確認しながら、交信を目指す方々も楽しんで取り組んでみてください。

✨記事のポイントのまとめ
  1. 2025年4月13日、大阪関西万博が開幕し、「8K3EXPO」が設置。
  2. 「8K3EXPO」はアマチュア無線で万博の魅力を国内外に発信。
  3. パイルアップが発生し、交信は難易度が高いが特別な体験。
  4. 特別なコールサイン「8K3EXPO」と「JA3XPO」が使用される。
  5. 8K3EXPOは、リモート運用でアンテナから電波を発信。
  6. 会場でアマチュア無線の広報活動と体験運用が行われている。
  7. 交信時はマナーを守ることが重要。
  8. 最新情報は特設サイトやFacebookで確認可能。
  9. 万博期間中、感動的な交信体験が提供される。
スポンサードリンク
目次