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6月は電波利用ルール確認月間|技適・免許・違法無線をアマチュア無線家目線で整理

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6月は電波利用ルール確認月間、技適・免許・違法無線をチェックするJA3CGZトレンドニュースのアイキャッチ

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6月は「電波の日」から始まる電波利用ルール確認の月です。ただし、6月1日の電波の日とは切り分けて、本記事では6月の電波利用環境保護周知啓発強化期間と、不法・違反無線局対策強化期間に注目します。海外製トランシーバーや技適なし機器、免許更新忘れなど、身近な落とし穴を整理し、アマチュア無線家が今日から確認できるポイントをまとめます。

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目次

2026年6月のトレンドは「電波トラブルを起こさない使い方」

総務省は、2026年6月1日から10日までを「令和8年度 電波利用環境保護周知啓発強化期間」とし、6月中を不法および違反無線局対策強化期間と位置づけています。公式周知ページでは、電波が警察、消防、救急、放送、携帯電話など社会のライフラインに使われていることを示し、「電波はルールを守って正しく使いましょう」と呼びかけています。総務省の令和8年度周知ページでも、合言葉は「そのワイヤレス機器、電波トラブル起こしてるかも!?」です。

アマチュア無線家にとって、この話題は単なる行政キャンペーンではありません。リグ、ハンディ機、アンテナ、デジタル機器、ドローン、ワイヤレス周辺機器まで、電波を出す機器が身近に増えた現在、知らずに違反状態へ近づくリスクが高まっているからです。

JA3CGZ/RYO
「資格を持っているから大丈夫」ではなく、機器ごとの免許・技適・用途を一つずつ確認することが大切です。

まず押さえたい3つの確認ポイント

総務省の公式周知では、電波の利用に関して特に3つのルールが示されています。第一に、無線機器を使用する際は「技適マーク」を確認すること。第二に、外国規格の無線機器に注意すること。第三に、電波の利用には原則として免許が必要であることです。総務省の特設ページでは、技適マークのない機器は「免許を受けられない/違法になる」おそれがあると説明されています。

アマチュア無線家が確認したい技適マーク・免許・用途の3点チェック図
技適マーク、無線局免許、用途の3点を確認することで、うっかり違反を防ぎやすくなります。

特にインターネット通販で見かける海外仕様のトランシーバーやワイヤレス機器は、見た目が国内製品に似ていても、日本の技術基準に合っているとは限りません。総務省の「電波の利用ルール」ページは、電波が生活に欠かせない一方、ルールを守らないと混信や妨害を起こすと説明しています。総務省 電波利用ポータルも、クリーンな電波利用環境の維持への協力を求めています。

確認項目見落としやすい点アマチュア無線家の対策
技適マーク海外通販品や改造品では表示がない場合がある購入前に表示、型番、技術基準適合証明番号を確認する
無線局免許資格があっても局免許・再免許が別途必要な場合がある免許記録、常置場所、再免許期限を定期点検する
用途アマチュア無線を仕事や業務連絡に使ってしまう業務連絡は簡易無線、IP無線、携帯電話など適切な手段を使う
JA3CGZ/RYO
ネットで安い無線機を見つけたときほど、型番検索と技適確認を先に行いましょう。安さよりも「国内で合法に使えるか」が重要です。

行政処分のニュースから見える「免許を受けずに開設」の重さ

hamlife.jpは2026年6月11日、北陸総合通信局が、免許を受けずに簡易無線局を開設した第二級陸上特殊無線技士に対し、無線従事者業務に従事することを17日間停止する行政処分を行ったと報じました。記事によると、違反は電波法第4条第1項に関するもので、処分根拠は電波法第79条第1項です。hamlife.jpの記事は、6月中の不法・違反無線局対策強化期間にも触れています。

ここで重要なのは、無線従事者資格を持っていても、無線局を免許なしで開設すれば違反になり得るという点です。資格は「操作できる能力」を示すものであり、実際に無線局を開設・運用するには、対象となる局や設備に応じた免許、登録、技術基準適合などの条件を満たす必要があります。

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「資格」「無線局免許」「機器の技適」は別々に確認するもの、と覚えると整理しやすくなります。

アマチュア無線では「仕事に使わない」ことも重要なルール

総務省の令和8年度周知ページでは、アマチュア無線は仕事に使えないこと、無線機器を改造して出力を大きくしたり、指定された周波数以外で運用したりすることは禁止されていると明記されています。同ページでは、不法無線局を開設または運用した場合の罰則として、1年以下の拘禁刑または100万円以下の罰金、不法電波で重要な無線通信を妨害した場合は5年以下の拘禁刑または250万円以下の罰金が示されています。

カムバックハムやニューカマーの方は、昔の感覚で「仲間内の連絡なら大丈夫だろう」と考えがちです。しかし、現代は災害対応、公共安全、物流、医療、生活インフラなど、多くの無線システムが同じ電波環境の中で動いています。アマチュア無線は自己訓練、技術研究、国際親善を目的に楽しむ無線であり、業務の効率化や仕事の連絡に使うものではありません。

家庭とシャックでできるセルフチェック

6月の強化期間を機会に、シャックや車内、非常持ち出し用バッグの無線機器を一度点検してみましょう。固定局や移動局の免許記録、再免許期限、登録している装置、出力、周波数範囲、アンテナ系統を確認するだけでも、うっかりミスを防げます。ハンディ機を複数台持っている方は、乾電池式の古い機種や海外通販で購入した周辺機器も含めて確認すると安心です。

点検場所確認するもの理由
固定シャック局免許、リグ、リニア、アンテナ、周波数設定設備変更や再免許忘れを防ぐため
車内モービル機、ハンディ機、簡易無線機、外部アンテナ移動中の誤運用や用途違いを防ぐため
非常用品特定小電力、受信機、モバイルバッテリー、充電器災害時に合法かつ確実に使える状態にするため
購入予定リスト型番、技適番号、国内販売元、保証の有無安価な非適合機器を避けるため
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防災用に買ったつもりの機器でも、国内で送信できないものがあります。非常時に困らないよう、平時に確認しておきましょう。

よくある質問

技適マークがない海外製無線機は、受信だけなら使えますか?
送信しない受信専用の使い方であっても、誤って送信できる状態にしないことが重要です。送信を前提に購入する場合は、国内で使える技術基準適合証明や免許条件を必ず確認しましょう。
資格を持っていれば、すぐにどの無線機でも送信できますか?
できません。無線従事者資格、無線局免許、機器の技術基準適合、周波数や出力などの運用条件は別々に確認する必要があります。
アマチュア無線を仕事の連絡に使えますか?
使えません。アマチュア無線は業務連絡のための通信手段ではないため、仕事や現場連絡には簡易無線、業務用無線、携帯電話など適切な手段を選びましょう。

まとめ:ルール確認はアマチュア無線の信頼を守る活動

電波利用環境保護周知啓発強化期間は、単に違反を恐れるための期間ではありません。アマチュア無線家が、社会の電波インフラの一員として信頼され続けるための確認期間です。技適マーク、免許、用途、再免許、周波数、出力を落ち着いて見直すことは、結果として安全な運用、非常時の備え、次世代への良い見本につながります。

JA3CGZでは、カムバックハムや入門者にも分かりやすい無線運用の基礎情報を継続して紹介しています。関連して、移動運用の準備を見直したい方はGW移動運用パーフェクトガイドを、電子申請や再免許の基本を確認したい方は電子申請カテゴリーもあわせてご覧ください。

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正しく電波を出す人が増えるほど、アマチュア無線全体の信頼も高まります。まずは自分のシャックから点検してみましょう。

参考情報:総務省「そのワイヤレス機器、電波トラブル起こしてるかも!?」、総務省 電波利用ポータル「電波の利用ルール」「混信の事例」、hamlife.jp「令和8年度 電波利用環境保護周知啓発強化期間」「免許を受けずに簡易無線局を開設、17日間の行政処分」。

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Ryo
Ryo
JA3CGZ
大阪府豊中市のアマチュア無線局です。
屋上のアンテナにてQRVしています。
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