今日は、IC-7300とパソコンの連携を行いました。
IC-7300で、ターボハムログとDSCWを使用するためです。
IC-7300は、CI-Vモードももっている新しいタイプの無線機なので簡単にできると思っていました。
しかし、このような場合、RIGとPC間を繋ぐケーブルがUSBケーブル一本では足りない事が分かりました。
その顛末を記載しておこうと思います。
IC-7300のデジタルモード、ケーブルは2本必要!
DSCWだけなら「CI-V」で受信と送信ができます。この場合は、USB端子だけの接続で可能です。
あるいは、ターボハムログだけなら、同様に1本のUSBケーブルで接続するだけです。
しかし、Turbo HamlogとDSCWを同時運用となるとUSBケーブルだけではダメです。
USBケーブルだけだと、ロギングソフトへのQSO情報の転送とCW/RTTYのキーイングは同時に出来ません。
どうやらIC-7300のUSB端子の先にはUSBシリアル変換ICが1つしかないことが原因のようです。
なので、USBケーブルの他に、リグのREMOTE端子とパソコンをCI-V用のケーブルで接続しなければなりません。
そして、リグコントロール用のCOMポートと、CW/RTTYキーイング用のCOMポートは別のポートを指定することになります。
そういうわけで、REMOTE端子(CI-V)&USBポート合わせて2本のケーブルの出番となります。
VSPEというソフトを使ってPC内部で1つのCOMポートを2つの別物として認識させる方法があるそうです。
32bit版は無料ですが、64bit版は有料です。
次のサイトに詳細があります。。➡1つのシリアルポートを複数で共用する方法
REMOTE端子(CI-V)用のケーブルはどうする?
CI-V用のケーブルは、必要な時皆さん自作されているようですね。
ICOMでは、CT-17が販売されていましたが、今は終売となってしまっていて、販売店などでも既に在庫がありません。
ヤフーオークションには、いろいろな無線機にあわせた自作ケーブルが販売されているので、それを利用するのが良いかも知れません。
私の場合は、ICOM製CT-17の代用品として、メットで見つけた桒原氏(JA4BUA)の製作された『ICT-18』を使っています。
桑原氏がCT-17の不具合を修正して作られたもので、しかもメーカー製に比べて廉価で一般頒布していただけます。
このインターフェースを使うと、1つのパソコンに無線機が4台繋げます。ジャックを増やせば、更に増やすことも出来るそうです。
<パソコンで外部コントロール>アイコム機対応、CI-Vレベルコンバーターユニット「ICT-18」を3,500円(送料込み)で一般頒布➡詳細はこちらに
IC-7300とターボハムログ、DSCWの同時使用ができた!
結局2本のケーブルをつなぎ設定をすることにより、2つのソフトを同時に使用できることが出来た。
CWキーイング用のCOMポート COM6
手順は今回省略
私の場合の設定を記録しておきます。
CVIボーレート:19200bps
CVIアドレス:94h(初期値)
CVIトランシーブ:ON(初期値はOFF)
まとめ:IC-7300とパソコンをデジタルモードでつなぐ!
DSCWはたいへん便利で、CWの送信はマクロで可能だし、受信もコンテストの様に早いとさすがに受けられないほどのスピード、そんな時に助けてもらえる。
いったん、DSCWに相手局Callサインなど入力すれば、QSO(F6)ボタン一つで、ハムログにデータが転送できる様になった。F7でセーブもできる。
USBケーブル1本では出来なかったが、幸い購入してあったICT-18も使って、目的を達成することが出来ました。
完了したときは深夜になっていたが、たいへん勉強になりました。
次は、IC-7800とPCの接続にも調整したい。