Originally posted 2024-05-05 12:20:05.
注文していたCPATUが届いたので、さっそく屋上に設置しました。 今回行ったATUエレメント設置作業について詳しくご紹介します。
この記事でご報告できるのはCPATU本体の設置の部分です。まだ、無線機に接続出来ないのでオンエアできません。ATUの設置をして始めて実際に受信送信が可能になります。ATUの設置と送受信してみたレポート・感想などは、次回に予定していますのでどうぞお楽しみに。

CPATUの購入と製品開封
商品が届いた
3月に発売されたCPATUですが限定生産となっており、販売店などでは品薄になっているようです。注文時には5月下旬の入荷と聞いていましたが、販売店のご厚意で方々交渉して頂き、意外にも早めに届けていただきました。
さっそく開けて、部品をチェックしていきます。
ダンボールのパッケージを開く時、下記写真のように大きいピン《ホッチキスの針の大型ピン》でロックされていたので、開けにくかったです。私の場合は、ドライバー(マイナス)とペンチで取りはずしました。
必要な道具 ドライバー(マイナス)、カッターなど、ペンチ(梱包に大型の金具が使われていた)
CPATUの部品構成

写真は上から 〇トップエレメント 〇No.1コイル 〇No.2コイル 〇下部支持パイプ 〇給電部 〇取扱説明書(日本語版、英語版)/電給ケーブル1.2m/支持パイプ金具セット
〇No.1コイル
〇No.2コイル
〇下部支持パイプ
〇電給部支持パイプ
〇電給ケーブル1.2m〇
支持パイプ取付金具セット
〇取扱説明書(日本語版、英語版)
エレメントを組み立てる
エレメントの組み立てから始めます。
トップエレメント+No.1コイル
まず、【トップエレメント】と【No.1コイル】をつなぎます。
[1]【トップエレメント】の接合部に導電性グリ-スを塗布してから、【No.1コイル】に差し込み、付属のタッピングビスで固定します。
[2] 接合部には自己融着テープとビニールテープを巻く

最初に自己融着テープを巻く

その上からビニールテープをしっかり巻く

テープを巻き終わった接合エレメント部
この作業については、次の参考させていただきました。:CQ誌2021年9月号69P「アンテナの安全対策DIY」
No.2コイルを繋ぐ
【トップエレメント+No.1コイル】と、No.2コイルを繋ぎます。同じ要領です。
下部支持パイプを繋ぐ
さらに、下部支持パイプを繋ぎます。

完成したエレメント本体部
アンテナエレメント本体が完成しました。
給電部+給電ケーブル接続
納品時は、給電部支持パイプと給電部がつながった状態ですので、ネジを緩めて分離します。

ネジを緩めて・・・

サポートパイプと給電部を分離する
給電部はMコネクターです。ここに専用給電ケーブル(1.2m)を繋ぎます。

給電部のMコネクターに専用給電ケーブルを繋ぐ
自己融着テープとビニールテープを使って、念入りに防水対策もしっかり。

専用給電ケーブルを接続した給電部
【給電部+給電ケーブル】と【給電部支持パイプ】は、届いた時のようにセットしておきます。完成したエレメント本体には接続しないで、アンテナマストに取り付けるようにします。
ラチェットレンチを調べていたら、大変便利そうな「万能レンチ」を見つけました。早速購入しました。
今のところ、この2サイズが見つかりました。アンテナ工事などに大変重宝しています。
CPATU設置作業
マストの設置

単管足場パイプ(一般構造用炭素鋼鋼管)

単管クランプ(タルキ止め・自在)


支持パイプと給電部をマストに取り付け

準備していた給電部
マストを設置する前に、予め【支持パイプ+給電部】を取り付けておきます。
マストを取り付け

マストを固定
エレメント本体を取付
支持パイプにエレメントを差し込んで完成です。

支持パイプにエレメントを差し込む
完成です!!
作業に必要な工具など
必要な工具などは用意しておいてください。私が作業して必要だったものを記載しておきますので、参考になさってください。
古布(グリースを拭き取る時に必要)、軍手、
ドライバー(+、-)、マジック、、導電性グリ-ス(ナガラテナメント)、自己融着テープ(上)、ビニールテープ(下)、ラチェットレンチ(10mm)またはメガネレンチ、カッター、ラジオペンチ

まとめ
今回は、CPATUの設置準備と、取り付け作業を詳細にレポートしてみました。CPATUに興味をお持ちの方はもとより、初めてGPアンテナを設置を計画されている方にも参考になる内容となっております。
続きは
