Originally posted 2025-02-08 23:37:51.
皆さんこんにちは、ARRL DX CWコンテストが近づいています。
2024年2月15日(土)9時から2月17日(月)9時までの48時間にわたり、日本時間で160/80/40/20/15/10MHzの各バンドで行われます。
このアマチュア無線(無線)コンテストは、北米(アメリカ)のW/VE局と世界中のDX局との交信(QSO)がメインとなる、特別なイベントです。
特に、スリリングな交信体験が得られることや、アメリカやカナダのステーションとのコンタクトが魅力です。
- ARRL DX CWコンテストの魅力
- ARRL DX CWコンテストでは、低出力でも十分成果が得られる
- ARRL DX CWコンテストは、28m・21mバンドが特に効果的
- ARRL DX CWコンテストの基本ルールと流れ
- ナンバー交換の仕組みと注意点、州の略称の理解
- ARRL DX CWコンテスト:過去の成功体験の紹介
- ARRL DX CWコンテストでは、伝播予測とアンテナ設定のコツを解説
- ARRL DX CWコンテストでは、初心者向け機材の提案
コンテストの魅力
北米ステーションの特徴:優れた受信能力とスムーズな交信
ARRL DX CWコンテストの最大の魅力は、北米(アメリカ・カナダ)のステーションとの高品質な交信です。北米(アメリカ)のステーションは受信能力が高く、QRP(低出力)やベアフット10W、ホイップアンテナといったシンプルな設備でも一発で交信が可能です。
現在の電波伝播状況では、特に28メートルバンドで良好なオープンが期待でき、安定した交信が可能です。また、コンテスト期間中は多くのアマチュア無線家が参加しており、エリア全体が活気づきます。
誰でも参加しやすい理由(例:低出力での参加でも十分可能)
このコンテストは、低出力(出力)はもちろん、初心者(ビギナー)でも安心して参加できる環境が整っています。例えば、10Wの出力でも多くのステーションと交信できるため、初めての参加者も無理なく楽しむことができます。
また、冬季特有の伝播特性を活かすことで、さらに多くの局とコンタクト(QSO)を取るチャンスがあります。参加者は、自分のLOGやコンテストリストを活用して成果を記録し、次回への目標設定が可能です。
過去の成功体験や、旬のバンドを活用するメリット
過去の参加者からは、短時間で多くの交信を達成できたという成功体験が多数寄せられています。現在の伝播条件をうまく活用することで、多くのステーションとの交信が期待でき、充実したコンテスト体験ができます。
特に28MHzバンドや21MHzバンドは、季節的な伝播変動に応じて高いパフォーマンスを発揮するため、積極的に活用することをお勧めします。これらのバンドは、他のバンドに比べて広いエリアと安定した交信が可能です。
動画紹介~「来週はいよいよARRL DX CW コンテスト」/JF9JTS
いつもブログやYouTubeで案内をしてくださっているJF9JTS OMの動画をご紹介します。コンテストの様子が手に取るように分かると思います
ビギナーへのアドバイス
- コンテストの基本ルールと流れ
- ナンバー交換の仕組みと注意点
- 州の略称の理解(例:Nはニューヨーク、CTはコネチカット)
- 出力の表記方法(例:050Wは050と表記)
- トラブルシューティング:ナンバーを聞き逃した時の対処法
コンテストの基本ルールと流れ
ARRL DX CWコンテストは、指定された期間内にできるだけ多くの州や銘柄(コールサイン)を更新することが目的です。開始時刻は日本時間の2月15日(土)9時からで、2月17日(月)9時までの48時間にわたり、160MHzから10MHzまでの各バンドで行われます。
コンテスト中は、正確かつテンポ良く交信を進めることが重要です。詳細なルールや流れについては、主催者の公式URLをご参照ください。
ナンバー交換の仕組みと注意点
コンテストナンバーは、アメリカの州の略称を用いて送信されます。例えば、ニューヨークなら「N」、コネチカットなら「CT」といった具合です。
コールサインの読み間違いを防ぐために、0(ゼロ)はO(オー)ではなくT(ティー)で表記することが求められます。例えば、50Wを「050」と表記することで、500Wと勘違いされることを防ぎます。
正確なナンバー交換は、交信のスムーズな進行に不可欠です。
州の略称の理解(例:Nはニューヨーク、CTはコネチカット)
アメリカ(北米)には多くの州があり、それぞれに略称が存在します。
特に「M」や「N」で始まる略称は複数存在するため、混同しやすいです。例えば、「M」で始まる州にはメーン(ME)、メリーランド(MD)、マサチューセッツ(MA)、ミシガン(MI)、ミネソタ(MN)、ミシシッピ(MS)、ミズーリ(MO)、モンタナ(MT)などがあります。
自分専用の州リストを作成し、しっかりと把握しておくことが大切です。
出力の表記方法(例:050Wは050と表記)
CWコンテストでは、出力を正確に表記することが求められます。例えば、50Wを表記する際は「050」と書くことで、500Wと誤解されることを防ぎます。これは、コンテスト中の交信をスムーズに進めるための重要なポイントです。
トラブルシューティング:ナンバーを聞き逃した時の対処法
ナンバーを聞き逃してしまった場合は、まず相手のステーションが次のコールを送信するのを待ちましょう。また、前後のコールを聞き取ることで、どの州からの呼び出しかを確認することも可能です。
自信がない場合は、無理せず聞き直すことも検討しましょう。エラーを防ぐためのログ(LOG)管理も重要です。
準備と計画
コンディションの予測と戦略
コンテスト前には、各バンドのコンディションを予測し、戦略を立てることが重要です。過去のデータや現在の電波伝播状況を参考に、どのバンドを重点的に運用するかを決めましょう。
ツールとして、インターネット上の伝播予測サイトやアマチュア無線向けのアドレスブックを活用すると便利です。
いつどのバンドが開けているか
北米向けのコンテストでは、21メートルや28メートルが特に有効です。これらのバンドがどの時間帯に開けやすいかを把握し、その時間に合わせてアンテナを設定しましょう。
北米向けのアンテナセッティングとそのコツ
アメリカ向けに効果的なアンテナセッティングとしては、ダイポールアンテナや簡単なワイヤアンテナが挙げられます。
固定アンテナを使用することで、アンテナの調整に時間を取られず、交信に集中できます。また、ショップで購入できる高性能アンテナやアンテナアクセサリーも検討すると良いでしょう。
ツールの利用:州の略称リストの作成方法
州の略称リストを作成しておくことで、コンテスト中の混乱を防ぎます。アルファベット順に並べたリストや、個人専用の「虎の巻」を用意しておくと便利です。これにより、迅速に正しいコールサインを認識できます。
リストはデジタル形式(URLでアクセス可能なもの)にしておくと、スマートフォンやタブレットからも参照できます。
実践的な運用のヒント
自信を持ってコールし、迅速に応答する方法
交信中は、自信を持ってコールを送りましょう。迅速な応答が成功の鍵です。また、定期的にコールを送信し、積極的に交信を試みることで、より多くのコールを得ることができます。正確なQSOログの管理も重要です。
他の運用者から学ぶ:スキルの高いオペレーターの特徴
経験豊富なオペレーターの特徴を観察し、学ぶことも大切です。彼らはテンポよく交信を進め、正確にコールサインを読み取っています。
動画やレポートを参考に、自分の運用に取り入れてみましょう。ブログやオンラインフォーラムでの情報交換も有益です。
自分に合ったペースを守りながら楽しむ
コンテスト中は、自分のペースを守りつつ楽しむことが重要です。急ぎすぎず、リラックスして交信を楽しむことで、ミスコピーを防ぎ、より多くのコールを得ることができます。
長時間の運用に備えて、適度な休憩を取り入れることもおすすめです。
無線機・アンテナのおすすめ
ARRL DX CWコンテストは、北米のW/VE局と世界中のDX局が交信する特別なイベントです。このコンテストは、低出力(W/)でも十分に成果を上げられるため、初心者(ビギナー)でも安心して参加できます。
ここでは、初心者向けに使用する無線機やアンテナの選び方について説明します。
使用する無線機のおすすめ
ARRL DX CWコンテストでは、CW(モールス符号)を使用して交信を行います。CWは、他のモードに比べて信号が強く、ノイズに強いため、遠距離の交信に適しています。以下の無線機は、初心者から中級者まで幅広く対応可能です。
- IC-705: この無線機は、5Wから50Wの出力が可能で、CWモードでの運用に最適です。特に、低出力で運用する場合は、5Wでも十分な交信が可能です。50Wのリニアアンプを使用することで、より多くの局との交信が期待できます。
使用するアンテナのおすすめ
アンテナは、信号の強さや方向性によって選ぶことが重要です。以下のアンテナは、ARRL DX CWコンテストでの使用に適しています。
- 7MHzダブルバズーカアンテナ: このアンテナは、特定の周波数帯域で高い利得を提供し、遠距離の交信に有効です。特に、40mバンド(7MHz)での使用が推奨されます。
- CPATU<3.5~50MHz帯の各バンドに対応>第一電波工業、屋外型オートアンテナチューナー(ATU)専用の共振型エレメント「CPATU」は、以外と受信性能が高くおすすめです。
使い方のポイント
- 低出力でも十分: IC-705を5Wで使用しても、十分な交信が可能です。ただし、50Wのリニアアンプを使用することで、より多くの局との交信が期待できます。
- アンテナの方向性: アンテナの方向性を調整することで、特定の地域に向けた信号を強化できます。北米向けの交信では、アンテナを西方向に指向することが効果的です。
これらの無線機とアンテナを使用することで、初心者でもARRL DX CWコンテストで成功を収めることができます。無線ショップでの購入や設定について不明な点がある場合は、専門店やオンラインショップで相談すると良いでしょう。ぜひ、思い切って参加してみてください!


まとめと参加の呼びかけ
コンテスト参加の意義と楽しみ方
ARRL DX CWコンテストは、技術の向上と国際交流の絶好の機会です。多くの州や銘柄を更新することは、大きな達成感をもたらします。また、異なる地域のステーションとの交信を通じて、世界中のアマチュア無線家とのつながりを築くことができます。
参加者は、自分のブログやSNSで成果を共有することで、さらにコミュニティとの交流を深めることができます。
ビギナーの方々へのエール
CWビギナーの皆さん、ぜひ思い切ってコンテストに参加してみてください。初めての交信は緊張するかもしれませんが、経験を積むことで必ずスキルが向上します。
挑戦することが成長への第一歩です。参加方法や準備については、公式サイトのURLや関連ブログを参考にしてください。
コンタクト数を記録し、次回への目標設定
コンテスト中は、交信したコールサインや州を記録しましょう。これにより、自分の成果を把握し、次回のコンテストへの目標を設定することができます。
LOGをしっかり管理し、移転や漏れがないように注意しましょう。記録を振り返ることで、さらなる技術向上につながります。
追記:今後の予定と期待
来月にはARRL SSBコンテストも予定されています。さらなる挑戦の場として、これからも多くの機会を活用し、自分の成長を楽しんでいきましょう。アマチュア無線仲間との交流を深め、新たなエリアとの交信を目指して頑張りましょう。
皆さんの健闘を祈っています。グッドラック!
追記:今後の予定と期待
来月にはARRL SSBコンテストも予定されています。さらなる挑戦の場として、これからも多くの機会を活用し、自分の成長を楽しんでいきましょう。
皆さんの健闘を祈っています。グッドラック!
- ARRL DX CWコンテストの魅力
- ARRL DX CWコンテストでは、低出力でも十分成果が得られる
- ARRL DX CWコンテストは、28m・21mバンドが特に効果的
- ARRL DX CWコンテストの基本ルールと流れ
- ナンバー交換の仕組みと注意点、州の略称の理解
- ARRL DX CWコンテスト:過去の成功体験の紹介
- ARRL DX CWコンテストでは、伝播予測とアンテナ設定のコツを解説
- ARRL DX CWコンテストでは、初心者向け機材の提案