Originally posted 2023-03-17 02:01:15.
「CQ ham radio 2023年4月号」が届きました。
特集は『14/18/21/24/28MHzの今~HFハイバンドに注目!』です。
アマチュア無線の大きな醍醐味はやはり、HF帯の交信。サイクル25だからの特集記事です。今回は「HF-START」の活用マニュアルの掲載が興味深いです。
また、トピックスでの注目記事「モールス電鍵ミニチュアコレクション』の開発者インタビューが楽しみです。
その他、毎回が楽しみの『ユーザーレポート』ですが、今回は「第一電波工業 MGC50(窓・ドア隙間すり抜けケーブルセット)」と八重洲無線の「HF/50MHzトランシーバ”FT-710AESS”」、それに14MHz帯50MHz帯フルサイズ5エレアンテナ「工人舎”VERSA Beam KA1-205”」が掲載、HFハイバンドに関連して興味深いアイテムです。
では、早速開いていきたいと思います。
関連記事 CQ ham radio 2023年3月号はこちら
CQ ham radio23年4月号の目次
目次
主なトピックス
特集”HFハイバンドに注目!~14/18/21/24/28MHzの今”
2023年4月号の特集は『”HFハイバンドに注目!~14/18/21/24/28MHzの今”』です。(45p~81p)
HF-START活用マニュアル
HF-STARTは、短波帯電波伝搬シミュレータのことです。
国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT、理事長: 徳田 英幸)、国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所 電子航法研究所(ENRI、所長: 福田 豊)、国立大学法人千葉大学(学長: 徳久 剛史)を中心とする研究グループが開発して、web公開しています。
本システムでは、リアルタイムGNSS観測に基づく日本国内における任意の2地点間、及び、モデルに基づく宇宙天気情報を用いた地球上のあらゆる場所の任意の2地点間の、短波帯電波伝搬のリアルタイム推定が可能です。さらに、過去に遡って、ユーザーが計算日時を指定することもできます。アマチュア無線のほか、極域等にて短波帯電波を用いる航空機運用等への活用も期待されます。
短波帯電波伝搬シミュレータ(HF-START)の詳細はコチラです。
アパマンで楽しむHFハイバンド~FT8で手応え十分
第一電波工業”SD-330”で海外交信に挑んだ取り組みが紹介されていて興味深いです。
クルマで楽しむHFハイバンド
HFハイバンドのコンディションが上がっている今だから、クルマからSSB50wにモービルホイップでも十分に楽しめている様子をご紹介します。
POTA(Parks On The Air)で楽しむHFハイバンド
POTA(Parks On The Air)運用のノウハウの紹介です。
カムバックでサイクル25を楽しもう
ハイバンドでDXが身近になっている今だからこそ、カムバックでアマチュア無線を楽しみましょう。
開局当時、実現できなかったDXのアワード、WAC・ADXA・WAZ・WPXなどを是非叶えてはいかがでしょうか?
他に気になった記事は?
特集記事以外の気になる記事をピックアップしてみました。
空とアマチュア無線 Part1
今回から始まった「空とアマチュア無線 (166p)」、今回は『大気光象の不思議~空の宝探しに挑戦しませんか?』、まるで理科の教科書の様。CQ誌の新しい方向のようですね。
学生に戻っても「空の宝探し」を初めて見ましょう!~4月は美しい花粉光環が魅力~だとか。
「いつ」現れるかも分からないドキドキ感」や「見つけたときの喜び」は、DXを求めてワッチすときの喜びや魅力と同じかも知れないですね。
人気沸騰のカプセルトイ『モールス電鍵ミニチュアコレクション』開発者インタビュー
昨年10月、縦振れ電鍵をスケールダウンしたカプセルトイが発売され、アマチュア無線家の間で大きな話題になりました。企画したメーカー、ケンエレファントの開発担当者の方の開発エピソードです。(26p)
50名にプレゼントの企画もあるので是非応募してみても良いですね。
HF帯コンディション予報【3月17日~4月18日】
HF帯コンディション予報(178p)もカラーで分かり易くなっています。『今月の電波伝搬の記事』は毎月掲載されていますが、サイクル25でローパワーでもチャンス到来の今ですので、大変興味を持つ方も多いと思います。このコーナーへの期待はますます高いと思います。
お手頃価格のハンディ機に注目!~今回はアイコム”IC-T10”
先月号からスタートしたこの連載では、お手頃の価格で、コスパに優れたハンディ機が紹介されています。(30p)
アマチュア無線局再免許申請書類の書き方例
イマドキの申請書様式とは、ずばり電子申請です。
再免許の書き方例が詳細説明されています。
ユーザーレポートは”MGC50″と”FT-710AESS”、工人舎”VERSA Beam KA1-205”
ユーザーレポートは、「第一電波工業 MGC50(窓・ドア隙間すり抜けケーブルセット)(34P)」と八重洲無線の「HF/50MHzトランシーバ”FT-710AESS”(36P)」、それに14MHz帯50MHz帯フルサイズ5エレアンテナ「工人舎”VERSA Beam KA1-205”」(40P)が掲載されています。
「第一電波工業 MGC50(窓・ドア隙間すり抜けケーブルセット)」
八重洲無線の「HF/50MHzトランシーバ”FT-710AESS”」
コスパ最高で、移動運用に最適の無線機です。
外部モニターが接続できるので、室内はもちろんですが、移動安養寺などのスタッフが複数などの場合とても使いやすいです。
工人舎”VERSA Beam KA1-205”~14MHz帯50MHz帯フルサイズ5エレ八木宇田アンテナ
VERSA BEAMの構造は、グラスファイバーポールの中を銅エレメントが、デジタルコントロールされたステップモーターにより伸縮し、10メガ~50メガはすべてのアマチュアバンドをフルサイズ八木として作動させるようになっています。
アンテナチューナーもほとんど使わなくてもCWのSSBも自在にエー運用できる夢のアンテナです。
アンテナのビーム方向もスイッチひとつで、180度モード、双方向モードとクイックビームシフトを実現しています。
「KA1-205」は、フルサイズでも、HFハイバンドなら約10m×10mで納まってしまいます。
モノバンド八木を多段にタワーに載せている、トライバンダーでWARCバンドが運用できない、7メガフルサイズでは大きすぎるなどを、VERSAアンテナは1本でその代わりをしてくれます。妥協のないハムライフを強力にサポートします。
このアンテナには、7MHzと10MHzにも対応するKA1-405も発売されています。
KOJINSHA(工人舎)のホーム頁はコチラです。このほかにも多数のアンテナ(VERSA Beam )が発売されているようです。
まとめ:CQ ham radio23年4月号”特集~HFハイバンドに注目!
その他にも「エリアごとの免許状況/日本のアマチュア無線局の分布話(102p)」や「CW運用ステップアップ(142p)」など参考になる記事が一杯です。
「記念局INFORMATION(146p)」、「国内・海外コンテストカレンダー(230p/232p)やコンテスト規約(234p)」も、毎日の運用には欠かせません。
毎月CQ誌がいろいろな情報を届けてくれるので感謝です。良い刺激をもらえるだけでなく、毎日の運用に欠かせない情報が満載といった感じです。
これだけ多くの情報を毎月企画して、冊子として仕上げていく編集部のご苦労は大変だと思います。是非これからもよろしくお願いします。