【今週末開催】CWコンテスト初心者向け完全ガイド！12月第1週の2大大会を徹底解説

2025年12月3日

当ページのリンクには広告が含まれています。

URLをコピーしました！

アマチュア無線の世界に足を踏み入れたばかりのCW初心者の皆さん、「CWコンテスト」と聞くと、少し敷居が高いと感じていませんか？「高速なモールス符号が飛び交っていて、自分にはまだ早いかも…」なんて思っているかもしれませんね。でも、心配は無用です！実は、CWコンテストは初心者の方こそ、楽しみながらスキルアップできる絶好の機会なのです。

この記事では、今週末に開催される「FCWA CW QSOパーティ」と「KCWA CWコンテスト」という、初心者でも参加しやすい2つのCWコンテストに焦点を当てます。参加方法から必要な機材、ログの提出方法、さらにはロギングソフトの使い方まで、あなたが抱えるであろう疑問や不安を一つひとつ解消していきます。私、ja3cgz自身の体験も交えながら、CWコンテストの魅力を余すことなくお伝えしますので、ぜひ最後までご覧ください。この記事を読み終える頃には、きっとあなたもコンテストに参加したくてウズウズしているはずです！

スポンサードリンク

CWコンテストとは？初心者でも楽しめるアマチュア無線の祭典

まずは「CWコンテスト」そのものについて、基本から優しく解説します。コンテストがなぜこれほどまでにアマチュア無線家を魅了するのか、その秘密に迫ってみましょう。きっと、あなたもその奥深さに気づくはずです。

そもそもCWって何？今さら聞けないモールス符号の基礎知識

CWとは「Continuous Wave」の略で、日本語では「電信」と呼ばれます。短点（・）と長点（－）を組み合わせた「モールス符号」を使って通信する方法のことです。音声で話す代わりに、キー（電鍵）を操作して符号を送り、相手と交信します。

「トンツー」という音の長短だけで情報を伝える、非常にシンプルで奥の深い通信方式です。少ない電力でも遠くまで届きやすいという特徴があり、今でも世界中の多くのアマチュア無線家に愛されています。

なぜコンテストが面白い？スコアを競う楽しさと達成感

コンテストとは、決められた時間内に、どれだけ多くの局と交信できるかを競うイベントです。スポーツのようにスコアを競い合うため、ゲーム感覚で楽しむことができます。

普段はなかなか交信できない遠くの地域の局や、海外の局と交信するチャンスも格段に増えます。コンテストが終わった後、自分のログを見返して「こんなにたくさんの局と交信できた！」という達成感を味わえるのは、コンテストならではの醍醐味と言えるでしょう。

ja3cgz.comの体験談：私がCWコンテストにハマった理由

何を隠そう、私（ja3cgz）も最初はCWコンテストに尻込みしていた一人です。でも、勇気を出して初めて参加した時の興奮は今でも忘れられません。次から次へと聞こえてくるコールサイン、それを必死に聞き取ってPCに打ち込み、自分の信号を送る…。まるでスポーツのような一体感と緊張感に、すっかり心を奪われてしまいました。

最初は数局との交信がおぼつかなくても、回数を重ねるごとに少しずつ聞き取れるようになり、交信できる局数が増えていくのが実感できます。この成長を感じられることこそ、CWコンテスト初心者にとって最大の魅力かもしれません。

【初心者必見】今週末開催！2つのCWコンテスト（FCWA・KCWA）を徹底比較

さて、いよいよ本題です。今週末、12月6日（土）と7日（日）に開催される2つの魅力的なCWコンテスト、「FCWA CW QSOパーティ」と「KCWA CWコンテスト」について、その違いや特徴を詳しく見ていきましょう。どちらも初心者が参加しやすいコンテストですが、ルールや楽しみ方が少し異なります。

FCWA CW QSOパーティ（12月6日）の開催概要とルール

「FCWA CW QSOパーティ」は、福島CW愛好会（FCWA）が主催する、その名の通り「パーティ」感覚で楽しめるイベントです。コンテストというよりは、CWでの交信を楽しみ、交流を深めることを目的としています。

大きな特徴は、交換するナンバーが「RSTレポート＋オペレーターネーム」であること。堅苦しい番号の交換ではなく、相手の名前を交換するので、よりパーソナルな交信が楽しめます。また、WARCバンド（10/18/24MHz帯）を含む多くのバンドが使えるのも魅力です。

詳細はコチラへ: FCWA CW QSOパーティ開催要領

KCWA CWコンテスト（12月7日）の開催概要とルール

一方、「KCWA CWコンテスト」は、京都CW愛好会（KCWA）が主催する、より本格的なコンテストです。こちらは「RSTレポート＋地域ナンバー＋連番」という、一般的なコンテストナンバーを交換します。

使用バンドは3.5MHzと7MHz帯に限定されていますが、その分、参加局が集中し、たくさんの局と交信するチャンスがあります。交信した地域の数（マルチプライヤー）がスコアに大きく影響するため、戦略を練る楽しさも味わえます。

詳細はコチラへ: KCWA CWコンテスト要綱

どっちに参加する？目的別おすすめコンテスト早わかり比較表

「どっちのコンテストが自分に合っているんだろう？」と迷っているあなたのために、2つのコンテストの特徴を簡単な比較表にまとめました。ぜひ、あなたの目的に合わせて選んでみてください。

特徴	FCWA CW QSOパーティ	KCWA CWコンテスト
雰囲気	和気あいあいとしたパーティ形式	本格的なコンテスト形式
開催日	12月6日（土）	12月7日（日）
交換ナンバー	RST＋名前	RST＋地域番号＋連番
使用バンド	1.9～28MHz（WARC含む）	3.5MHz, 7MHz
こんな人におすすめ	・初めてで緊張する人・色々なバンドを試したい人	・スコアを競ってみたい人・たくさんの局と交信したい人

もちろん、両方に参加するのも大歓迎です！土曜日にFCWAで肩慣らしをして、日曜日にKCWAで本格的に挑戦、なんていう週末も最高に楽しいですよ。

CWコンテストに挑戦！初心者でも安心の参加準備パーフェクトガイド

参加したいコンテストが決まったら、次はいよいよ準備です。ここからは、CWコンテスト初心者がつまずきがちなポイントを、一つひとつ丁寧に解説していきます。このガイドを読めば、安心してコンテスト当日を迎えられるはずです。

これだけは揃えたい！CWコンテストに必要な機材とアンテナ

特別な機材は必要ありません。あなたが普段使っているHF帯の無線機とアンテナがあれば、すぐにでも参加できます。

•無線機: HF帯（短波帯）を送受信できるトランシーバー。

•アンテナ: 参加したいバンドに対応したアンテナ。ダイポールやロングワイヤーなど、基本的なもので十分楽しめます。

•電鍵（キー）: モールス符号を打つためのキー。パドル（複式）でもストレートキー（縦振り）でも、ご自身の使いやすいものでOKです。

•パソコン: ログを記録するために使います。必須ではありませんが、あると非常に便利です。

交信の心臓部！ロギングソフト「CTESTWIN」の準備と使い方

コンテストに参加するなら、パソコン用のロギングソフトの導入を強くおすすめします。特に「CTESTWIN」は、多くの国内コンテストに対応しており、無料で使えるため、アマチュア無線家の定番ソフトとなっています。

交信記録の管理はもちろん、重複交信のチェックやスコアの自動計算、コンテスト終了後のログ提出用ファイルの作成まで、すべてこのソフトがやってくれます。設定も簡単なので、ぜひ事前にインストールして、使い方に慣れておきましょう。

詳細はコチラへ: アマチュア無線関連総合情報サイト by JG1MOU

「599BK」とは？コンテストでの基本的な交信パターンを覚えよう

コンテストでの交信は、非常にシンプルです。基本的には、お互いのコールサインと、決まったナンバーを交換するだけ。この定型的な交信を「ラバースタンプQSO」と呼びます。

よく使われる「599BK」というフレーズは、「あなたの信号は完璧に聞こえています（599）、では、どうぞ（BK）」という意味の略語です。相手のコールサインを呼び、ナンバーを交換し、「599BK」で締めくくる。この基本的な流れさえ覚えておけば、何も怖くありません。

ナンバー交換で失敗しない！両コンテストの交換方法を徹底解説

コンテストで最も重要なのが、このナンバー交換です。落ち着いて、正確に聞き取り、そして送信しましょう。

•FCWA CW QSOパーティ: 「RSTレポート」と「あなたの名前（ニックネーム）」を交換します。例えば、相手の信号が599で、あなたの名前が「KEN」なら、「599 KEN」と送ります。

•KCWA CWコンテスト: 「RSTレポート」と「KCJ制定都府県支庁略称」、そして「001から始まる連番」を交換します。例えば、あなたが大阪府（略称: OS）から参加する10番目の交信なら、「599 OS 010」のように送ります。

最初は聞き取れなくても焦らないでください。「AGN?（もう一度お願いします）」と送れば、相手はもう一度送ってくれます。初心者の特権ですから、遠慮なく使いましょう！

ログ提出は忘れずに！電子ログの作成から提出までの流れ

コンテストが終わったら、最後の仕上げ「ログ提出」です。これもロギングソフトを使えば簡単です。

CTESTWINなどのソフトには、JARL形式でログファイルを出力する機能があります。そのファイルを、各コンテストの規約で定められたメールアドレスに送るだけ。これで、あなたの参加が正式に記録され、結果発表の対象となります。

締め切りは両コンテストとも12月31日です。せっかくの頑張りを無駄にしないためにも、忘れずに提出しましょう！

まとめ：今週末はCWコンテストに挑戦して、新しい扉を開こう！

ここまで、CWコンテストの魅力から、今週末開催される2つのコンテストの詳細、そして初心者向けの具体的な参加方法まで、網羅的に解説してきました。いかがでしたでしょうか？

CWコンテストは、決してベテランだけのものではありません。むしろ、初心者だからこそ得られる「できた！」という喜びや、スキルアップしていく実感は、何物にも代えがたい経験となるはずです。

必要なのは、ほんの少しの勇気だけ。この記事をガイドブック代わりに、ぜひ今週末、CWコンテストの世界に飛び込んでみてください。きっと、アマチュア無線の新しい楽しさ、そして素晴らしい仲間との出会いが、あなたを待っています。私、ja3cgzもどこかの周波数で、あなたのコールが聞こえてくるのを楽しみにしています！73！