【速報】IC-7300MK2登場!進化したベストセラー機を徹底解説

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2025年のハムフェアで発表され、大きな注目を集めているアイコムの最新HFトランシーバー「IC-7300MK2」。 全世界で10万台以上を売り上げた大ベストセラー機IC-7300の後継機ということもあり、その進化点や新機能、そして気になる発売日や価格について、多くの無線ファンの関心が集まっています。

本記事では、現在公開されているIC-7300MK2のスペックや評価を徹底的に調査。従来機からの変更点、特にCWデコーダー、HDMI出力、LANポートといった注目の新機能から、RMDRやフェーズノイズ特性の向上といった性能面の進化まで、あらゆる情報を網羅して詳しく解説します。 IC-7300MK2の購入を検討している方はもちろん、最新機種の動向が気になる全てのアマチュア無線家にとって必見の内容です。

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目次

IC-7300MK2とは?待望の最新モデルの概要

IC-7300MK2は、2016年の発売以来、その革新的な性能と使いやすさでHF機市場を席巻したIC-7300の正統な後継モデルです。 優れた基本設計は継承しつつ、ユーザーからのフィードバックや技術の進歩を反映し、数々の新機能と性能向上を実現しています。

IC-7300MK2の発売日と価格は?

アイコムの公式発表によると、IC-7300MK2の発売は2025年内が目標とされています。 しかし、一部の販売店や海外情報サイトでは2026年初頭との見方もあります。

価格についてはまだ正式に発表されていませんが、現行のIC-7300に新機能が追加されていることから、現行機より少し高くなると予想する声が多いようです。 正確な発売日と価格については、アイコムからの続報が待たれます。

従来機IC-7300からの進化点

IC-7300MK2は、見た目のフォームファクターは維持しつつ、内部の性能が大幅に進化しています。 特に受信性能の根幹に関わるRMDR(Reciprocal Mixing Dynamic Range)とフェーズノイズ特性が向上しました。 これにより、強力な信号が隣接する混信状況下でも、目的の信号をよりクリアに受信することが可能になります。

また、内部デバイスの見直しや電源部の最適化により、消費電力が削減されています。 待受時の消費電流はIC-7300の約0.9Aに対し、IC-7300MK2では約0.7Aへと約23%低減。 これにより発熱が抑えられ、コンテストのような長時間の運用でも安定したパフォーマンスを維持できます。

50W/10Wモデルもラインナップ

標準の100Wモデルに加え、移動運用などに便利な50Wタイプの「IC-7300MK2M」と、10Wタイプの「IC-7300MK2S」も同時にラインナップされることが発表されています。 これにより、自身の免許や運用スタイルに合わせたモデル選択が可能です。

IC-7300MK2の注目すべき新機能

IC-7300MK2は、性能向上だけでなく、現代の運用スタイルに合わせて多くの便利な新機能が搭載されました。 これらは、多くのユーザーが待ち望んでいた機能と言えるでしょう。

アイコム初!CWデコーダーを搭載

アイコムのHF機として初めてCWデコーダーが搭載されました。 これまでPCソフトなどが必要だったモールス信号のデコードが無線機単体で行え、画面上でテキストとして確認できます。

欧文だけでなく和文のデコードにも対応しており、CW初心者にとっては非常に心強いサポート機能となります。 もちろん、受信状況によっては正確にデコードできない場合もありますが、CW運用のハードルを大きく下げてくれる画期的な機能です。

HDMI端子で外部ディスプレイに出力可能

国内のアマチュア無線機としては初めてHDMI出力端子を搭載しました。 これにより、本体の液晶画面に表示されるスペクトラムスコープやウォーターフォール、各種設定情報などを、市販のPCモニターやテレビといった大画面に映し出すことが可能です。

クラブ局での運用や、フィールドデーでのデモンストレーション、また視力に不安のある方にとっても、この機能は大きなメリットとなるでしょう。

LANポート搭載でリモート運用がより手軽に

本体背面にLANポートが標準装備されたことも大きな進化点です。 これまでのIC-7300でリモート運用(RS-BA1を使用)を行うには、無線機のそばにサーバー用のPCを常時稼働させておく必要がありました。

しかしIC-7300MK2では、無線機を直接LANに接続できるため、サーバーPCが不要になります。 これにより、システムの簡素化はもちろん、遠隔地からの電源ON/OFFも可能となり、より手軽で本格的なリモート運用環境を構築できます。

USB Type-C端子採用とRX IN/OUT端子

PCとの接続には、現在の主流であるUSB Type-C端子が採用されました。 さらに、このUSBポートは2つの仮想COMポートとして認識されるため、例えばFT8などのデジタルモード運用ソフトと、ロギングソフトを1本のUSBケーブルで同時に使用するといったことが可能になります。

また、受信用アンテナや外部のバンドパスフィルターなどを接続できるRX IN/OUT端子(SMA型)も新たに追加されました。 これにより、送信とは別の受信用アンテナを接続するなど、より高度な受信システムを構築できます。

IC-7300MK2の評価・レビュー

ハムフェアでの発表以来、国内外の多くのユーザーから期待の声が上がっています。特に性能向上と新機能に対する評価が高いようです。

向上したRMDRとフェーズノイズ特性への評価

コンテスト参加者やDXerといった、シビアな受信性能を求めるユーザーからは、RMDRとフェーズノイズ特性の向上を歓迎する声が多く聞かれます。 混み合ったバンドで弱い信号を追いかける場面において、この進化は大きなアドバンテージになると期待されています。

新搭載のCWデコーダーは初心者にも優しい

CWデコーダーの搭載は、特にCWを始めたばかりのビギナーや、聞き取りに自信がないカムバックハムから絶賛されています。 「この機能がきっかけでCWに再挑戦したい」という声もあり、CW人口の裾野を広げる可能性を秘めています。

リモート運用派に嬉しいLANポート

サーバーPC不要でリモート運用が可能になるLANポートの搭載は、シャック(無線室)と離れた場所で運用したいユーザーにとって大きな魅力です。 これまでシステムの複雑さからリモート運用をためらっていた層にも、導入のきっかけとなるでしょう。

まとめ:IC-7300MK2は「買い」か?

ベストセラー機IC-7300を正統進化させ、IC-7300MK2は、性能向上とユーザー待望の新機能を数多く搭載した、非常に魅力的なHFトランシーバーです。

特に、RMDR/フェーズノイズ特性の向上CWデコーダーHDMI出力、そしてLANポートの搭載は、これまでの運用スタイルを大きく変える可能性を秘めています。 これからHF運用を始める初心者から、より快適な運用環境を求めるベテランまで、幅広い層におすすめできる一台と言えるでしょう。

まだ発売日や価格は未定ですが、その完成度の高さから、IC-7300と同様に、再び市場をリードする存在になることは間違いありません。 アマチュア無線ファンならば、今後の動向から目が離せない注目のモデルです。

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