YAESU FTM-510Dの後継機 FTM-510D ASP登場か?最新無線機の詳細と期待される機能を徹底解説

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Originally posted 2025-02-09 20:49:24.

2025年2月7日、アメリカのフロリダ州で行われたイベント「HamCation 2025」で、八重洲無線が新しい無線機「FTM-510DR ASP」を発表しました。

この新しい無線機が、日本市場では「FTM-510D ASP」として登場するかもしれないと話題になっています。この記事では、この無線機の特徴や現在のモデルとの違いをわかりやすくご紹介します。

また、実際に使用したユーザーの声や、今後の期待される展開についても触れていきます。無線に興味のある方にとって、楽しみな内容になることを願っています。

✨記事のポイント
  1. 背景と発表概要
  2. FTM-510DR ASPの主な特徴
  3. PMGおよびMAG機能の改良点
  4. FTM-510DR ASPとFTM-500DRの比較
  5. ユーザーからのフィードバックと懸念点
  6. 既存ユーザーへの影響とファームウェア更新
  7. 付属機能とオプション
  8. 日本向け仕様と発売予測
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目次

背景と発表概要

YAESU FTM-510Dの後継機 FTM-510D ASP登場か?最新無線機の詳細と期待される機能を徹底解説

海外仕様の「FTM-510DR ASP」。ディスプレイには「ASP」の表示がある

2025年2月7日、米国フロリダ州で開催された「HamCation 2025」において、八重洲無線は新モデル「FTM-510DR ASP」を発表しました。

この製品は、日本市場で「FTM-510D ASP」として登場する可能性があるという噂がありますが、公式な発表はまだありません。発表された製品は既存の「FTM-500DR(日本向け:FTM-500D)」を基に、さらなる機能強化が図られています。

イベントでは、他社のJVCケンウッドも競合製品「TM-D750A」を参考出品しており、アマチュア無線界における競争が一層激化することが予想されます。

FTM-510DR ASPの主な特徴

YAESU FTM-510Dの後継機 FTM-510D ASP登場か?最新無線機の詳細と期待される機能を徹底解説

米国Yaesu USA, Inc.のサイトには早くも製品情報が掲載されています

スーパーDX機能

スーパーDX機能は、受信信号が弱い場合にC4FMデジタルおよびFMアナログの両モードでRFアンプの感度を向上させ、より広範囲の信号をキャッチする能力を持っています。この機能により、遠距離からの信号受信が可能となり、通信範囲の拡大が期待されます。

ASP(オーディオデジタル信号プロセッサー)機能

ASP機能は、FMアナログモードでのノイズ除去を目的としています。受信したFMオーディオ信号をデジタル処理することで、ノイズを効果的に除去し、快適なリスニング体験を提供します。個人的な使用感や設定によって評価が異なる可能性がありますが、一部のユーザーからは、信頼性の高い通信が可能となり、通信範囲のさらなる拡大が実現するとの声も寄せられています。

ASP AUTOモード

新たに搭載されたASP AUTOモードでは、トランシーバーがFMアナログモードで弱い信号を検出すると、自動的にASP機能が起動します。これにより、ユーザーは手動でASPボタンを押す必要がなく、最適な音質を維持することが可能となります。

PMGおよびMAG機能の改良点

PMG(プライマリーメモリーグループ)

PMG機能では、最大5つのVFOまたはメモリーチャンネルを監視し、受信状況をリアルタイムでバーグラフ表示します。FTM-510DR ASPでは、信号が失われた場合、グレーのバーグラフが2秒後に自動的にフェードアウトするよう改良されています。これにより、ユーザーは直感的に信号の有無を確認できます。

MAG(メモリー自動グループ化)

MAG機能では、バンドに関係なく任意のメモリーチャンネルを選択できる「マイグループ」機能が新たに追加されました。これにより、ユーザーはより柔軟にメモリー管理が可能となります。既存のFTM-500DRユーザーは、必要に応じてファームウェアを更新することで、この「マイグループ」機能を利用できるようになります。ファームウェアの更新は2025年2月末までにリリースされる予定です。

FTM-510DR ASPとFTM-500DRの比較

FTM-510DR ASPは、FTM-500DRと基本的なコア機能を共有しつつ、以下の点で改良が施されています。

新機能の追加:

スーパーDX機能とASP機能が新たに搭載されています。

ディスプレイ表示:

新モデルではディスプレイに「ASP」の表示が追加され、ユーザーが現在の機能状態を一目で確認できます。

操作性の向上:

PMGおよびMAG機能の改良により、より直感的で簡単な操作が可能となりました。

これらの改良により、FTM-510DR ASPはFTM-500DRと比べて、より高性能かつ使いやすい無線機となっています。

ユーザーからのフィードバックと懸念点

ASP機能の実用性

一部のユーザーからは、ASP機能による音質向上が実感できるという声も聞かれますが、期待したほどの改善が見られないという意見も存在します。使用環境や個人的な設定によるものとして、実際の評価が分かれることがあります。

SUPERDX機能との併用問題

FTM-510DR ASPでは、ASP機能を使用するとSUPERDX機能が作動しなくなるという仕様が指摘されています。ユーザーからは、SUPERDX機能とASP機能を選択して使用できるような改善を望む声もあります。

既存ユーザーへの影響とファームウェア更新

既存のFTM-500DRユーザーは、ファームウェアを更新することで新たに追加されたPMG機能とMAG機能の「マイグループ」を利用できるようになります。ファームウェアの更新は2025年2月末までにリリースされる予定であり、これにより既存ユーザーも新モデルと同等の一部機能を享受できる見込みです。

付属機能とオプション

FTM-510DR ASPには、内蔵Bluetoothユニットは含まれていません。しかし、オプションとして「BU-5」ユニットを装着することで、SSM-BT20または市販のBluetooth製品と連携し、ハンズフリー操作が可能となります。これにより、より便利で快適な使用体験が提供されます。

日本向け仕様と発売予測

この製品は、日本向けに「FTM-510D ASP」として展開される噂がありますが、現時点では八重洲無線から公式な発表はありません。無線ショップの中には「FTM-500Dの在庫が僅少となり、まもなく受注停止の予告が出ている」といったアナウンスがあり、今後の動向に注目が集まっています。

今後の展望とまとめ

FTM-510DR ASPが日本市場で「FTM-510D ASP」として登場する可能性があります。この新製品は、Yaesuのアマチュア無線機市場での競争力をさらに高めることが期待されています。スーパーDX機能やASP機能が通信範囲や音質を向上させますが、一部のユーザーからは実用性についての懸念が寄せられています。

Yaesuがユーザーの意見を取り入れて製品を改良してくれることを期待しながら、他社との技術競争も続く中で、自分に合った製品を選ぶことが大切です。FTM-510D ASPが市場でどのように評価されるのか、今後の動向に目が離せません。

総じて、Yaesuの新製品は、高機能な無線機を探している方にとって魅力的な選択肢となるでしょう。購入を検討している方は、ぜひ実際に手に取って使い心地を確認してみてください。

参考文献

1. 八重洲無線公式サイト
2. HamCation 2025イベントレポート
3. YouTube動画「YAESU FTM-500DとFTM-510DASPの比較レビュー」

✨記事のポイントのまとめ
  1. 背景と発表概要
  2. FTM-510DR ASPの主な特徴
  3. PMGおよびMAG機能の改良点
  4. FTM-510DR ASPとFTM-500DRの比較
  5. ユーザーからのフィードバックと懸念点
  6. 既存ユーザーへの影響とファームウェア更新
  7. 付属機能とオプション
  8. 日本向け仕様と発売予測
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<日本国内向けモデル>八重洲無線、スーパーDXとASPを新搭載の最高級モービル機「FTM-510D ASPシリーズ」を2月中旬から発売開始

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八重洲無線株式会社は2025年2月10日、144/430MHz帯のC4FMデジタル/アナログFM対応の最高級モービル機「FTM-500Dシリーズ」の基本性能を踏襲し、新たに進化させた「スーパーDX機能」と「ASP(オーディオシグナルプロセッサー」を新搭載した新製品「FTM-510D ASPシリーズ」を2月中旬から国内発売を始めると発表した。新モデルはワイドバンドレシーバー機能のエアーバンド帯(特にUHF帯)の受信感度アップやAPRSの操作性も改良したという。メーカー希望小売価格(税込)は50Wタイプの「FTM-510D ASP」が94,600円、20Wタイプの「FTM-510DS ASP」が91,300円。

 

 

<日本国内向けモデル>八重洲無線、スーパーDXとASPを新搭載の最高級モービル機「FTM-510D ASPシリーズ」を2月中旬から発売開始

 

 

 八重洲無線の米国子会社(Yaesu USA, Inc.)は2025年2月7日~9日に米国フロリダ州で行われたアマチュア無線イベントで、米国仕様の「FTM-510DR ASP」を発表し話題を集めたが、週明けの2月10日になって日本でも国内仕様の「FTM-510D ASP」「FTM-510DS ASP」の発売が販売店向けに発表された。

 

 発売開始は2025年2月中旬。メーカー希望小売価格は50WタイプのFTM-510D ASP」が94,600円でFTM-500Dと変わらず。また20Wタイプの「FTM-510DS ASP」が91,300円で、FTM-500DSよりも2,000円アップしている。どちらもFTM-500Dシリーズでは標準搭載だったBluetooth機能がオプション(別売ユニットBU-5を装着)の扱いに変更されている。

 


 

C4FM/FM 144/430MHz デュアルバンドデジタルモービルトランシーバー
FTM-510D ASPシリーズ 発売開始のご案内

 

 八重洲無線株式会社は、C4FM/FM 144/430MHzデュアルバンドデジタルモービルトランシーバー「FTM-510D ASPシリーズ」の販売を開始いたします。
 FTM-510D ASPシリーズは、従来機FTM-500Dシリーズのフラグシップモービルとしての基本性能を踏襲しつつ、新たに進化させた「スーパーDX機能」と、「ASP(オーディオシグナルプロセッサー)機能」を搭載しております。

 

<日本国内向けモデル>八重洲無線、スーパーDXとASPを新搭載の最高級モービル機「FTM-510D ASPシリーズ」を2月中旬から発売開始

スーパーDX機能(SDX)とASP機能を新搭載

 

★スーパーDX機能
 スーパーDX機能は、相手の受信電波が弱いときに RFアンプの感度をアップさせる機能です。C4FMデジタル運用時でもアナログ運用時でも微弱信号が聞き取りやすくなり、通信範囲が拡がります。

 

 

★ASP機能
 アナログ運用の際には、スーパーDX機能に加えて、ASP(オーディオシグナルプロセッサー)機能も起動させることができます。ASP機能を起動時、受信信号はAF帯域でデジタル処理され、ノイズ部分が除去されることで、より一層クリアで了解度の高い音質で受信できます。

 

<日本国内向けモデル>八重洲無線、スーパーDXとASPを新搭載の最高級モービル機「FTM-510D ASPシリーズ」を2月中旬から発売開始

スーパーDX/ASPを手動で起動した場合の動作

 

 またFTM-510D ASPシリーズでは「ASPオート機能」が搭載されています。この機能をON にすることで、無線機が弱い信号を感知した際には常に自動でASP機能が作動します。信号の強弱で都度キー操作することなく、弱い信号を受信時のみASP機能のノイズキャンセル効果を得ることができる、大変便利な機能です。

 

<日本国内向けモデル>八重洲無線、スーパーDXとASPを新搭載の最高級モービル機「FTM-510D ASPシリーズ」を2月中旬から発売開始

ASPオート機能を動作させた場合

 

 

◆「PMG機能」「MAG機能」の改良
 さらにFTM-510D ASPシリーズでは、従来機でも好評な「PMG機能」「MAG機能」をさらに使いやすく改良しました。

 

★PMG(プライマリーメモリーグループ)機能
 頻繁に使用する周波数を最大5チャンネルまで登録し、簡単にモニターできる機能です。PMG画面で各チャンネルの受信状態がバーグラフで表示されるため、一目でどのチャンネルに信号が入ったかを確認できます。
 受信中の信号はオレンジ色、受信が完了した信号はグレー色のバーグラフで表示されます。従来機のFTM-500Dシリーズでは、過去に受信した信号履歴がグレー色のバーグラフで表示され、手動でリセットするまでそのまま残る仕様でした。FTM-510D ASPシリーズでは、受信終了から2秒後(2/5/10/20/30秒の設定が可能)にバーグラフが滑らかに消える仕様になり、より一層リアルタイムで受信状況を視認できるよう改良されました。
 また、オートモード・マニュアルモードの動作は、信号のある2つのチャンネルを同時受信し、効率よく待ち受けすることができるようになりました。

 

・FTM-510D ASPシリーズの「オートモード」
 登録されたPMGチャンネルを常にスキャンし、信号が入ったチャンネルを2波同時受信します。送信チャンネルは自動的に受信した信号に移動します。

 

・FTM-510D ASPシリーズ「マニュアルモード」
 送信チャンネルとして選択したPMGチャンネルを常に受信します。その他のPMGチャンネルに信号が入っても同時に受信することができます。送信チャンネルは、DIALツマミを回す、もしくは受信したいチャンネルのバー表示をタッチして切り替えます。

 

・従来機 FTM-500Dの「オートモード」
 送信チャンネルとして選択したPMGチャンネルを常に受信します。その他のPMGチャンネルに信号が入っても同時に受信することができます。送信チャンネルは、DIALツマミを回して切り替えます。

 

・従来機 FTM-500Dの「マニュアルモード」
 送信チャンネルとして選択したPMGチャンネルを常に受信します。その他のPMGチャンネルに信号が入ったときは受信状況をバーグラフで表示します(受信信号の音声は出力されません)。送信チャンネルは、DIALツマミを回して切り替えます。

 

 

★MAG(メモリーオートグルーピング)機能
 MAG機能では、バンドごとに自動でグルーピングしてメモリーチャンネルを呼び出すことができます。FTM-510D ASPシリーズでは、従来機同様のバンドごとのグルーピングに加えて、「My Group (M-GRP)」が追加されました。周波数に関係なく、よく使うメモリーチャンネルも簡単に呼び出すことができます。

 

<日本国内向けモデル>八重洲無線、スーパーDXとASPを新搭載の最高級モービル機「FTM-510D ASPシリーズ」を2月中旬から発売開始

MAG(メモリーオートグルーピング機能)

 

 

※さらに使いやすく進化したPMG機能とMAG機能の「My Group」は、従来機FTM-500Dシリーズでもご利用可能となるよう、 ファームウェアアップデートをリリースいたします。ファームウェアは2月下旬に弊社ホームページにて公開予定です。

 

 その他、ワイドバンドレシーバー機能のエアーバンド帯(特にUHF帯)の受信感度アップやAPRSの操作性も改良しています。
・タッチするだけでAPRS機能を実行できる専用のファンクションキーを追加するなどAPRS機能の操作性を向上。
・受信回路をチューニングしてエアーバンド帯(特にUHF帯)の受信感度を向上しました。

 

 なお、FTM-510D ASPシリーズでは、Bluetoothユニットを標準搭載ではなく、オプション提供とさせていただきました。オプションのBU-5ユニットを装着することで、Bluetoothヘッドセット SSM-BT20、もしくは市販のBluetooth製品によるハンズフリー運用が可能です。

 

 

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