無線開局~予備免許や落成検査合格まで1年もかかった

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アマチュア無線 懐かしの無線機とタワー(写真集)

アマチュア無線との出会い、落成検査に合格して、初めて電波を発射したときの喜びなど、アマチュア無線を始めた頃を振り返ってみたいと思います。

 

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目次

アマチュア無線局JA3CGZの開局

アマチュア無線との出会い

中2の春休み、近所のあやめ池遊園地でハムの公開交信がアマチュア無線との出会いです。

カッコイイ無線機とアンテナから、日本中に自分の声が 届くなんて!と格好良さに感動し、必死で電波法を覚えたり、無線工学を学びました。

当時は、まだ講習制度はなく、年に2回の国家試験を受験しました。そして、電話級(現在の4級)に合格。

高1の夏休みの最後の日に、ようやく予備免許が届きました。申請から40日目でした。

いよいよ試験電波発射です。

予備免許

申請書提出の40日後にようやく予備免許。

試験電波とは、無線局や放送局が送信する電波が規定の規格に合致しているかの確認及び試験調整のために送信する電波のことです。

送信機に空中線(アンテナ)を接続した状態で電波を発射し、周波数精度、空中線電力及び規定されたチェック項目を満たしているか調査し、測定結果を記録します。

まず局設備の変更申請を出し、予備免許を受けます。この予備免許で試験電波を発射して近隣のインターフェアを調査し、インターフェアがあればそれを止めた上で、インターフェアが発生していない旨、印鑑を6~7世帯ほど、もらうことが必要です。

工事が完成すると落成検査を受けます。

落成検査(らくせいけんさ)とは、新設検査とも呼ばれ、新規に開設する無線局に対し、電波法第10条に基づき総務大臣が行う無線設備等の検査のことです。

工事落成届けを出せば、近畿電波監理局(現在の総通)から検査官が訪問して、設置場所での落成検査が実施されます。

通常は技官と文官が数人で来て、まずはダミーロードとパワー計で各バンドの出力電力を確認します。

さらに実際に試験電波を発射させて、シャック内や自宅内のテレビや電話などにインターフェアが出ていないかを調べられます。

近隣周囲の電界や電力密度を計測して、申請時に提出した電波防護指針の配置図や電力密度の計算値以下であることを確認します。

全ての基準に問題がなければ、落成検査に合格です。

落成検査に合格すると、免許状が付与されます。

正式局免

落成検査も無事に合格して、正式な無線局免許証が届いた

落成検査に無事合格して、奈良市にてアマチュア無線局JA3CGZが誕生しました。なんと予備免許から約1年間かかりました。

初めて自分ひとりで製作した受信機と送信機とアンテナで開局し、日本中のハムと交信した感動が忘れられず、 今日まで無線を続けてきました。

開局当時のJA3CGZ局シャック

開局当時のJA3CGZ局シャック /上段3.5、7MHzAM10w送信機《終段807》/下段高1中2受信機とVFO

その後、電信級(現在の3級)、2級、1級と上級の資格を取得、1995年には1KWの固定局の免許をいただきました。

当然この時も、落成検査が実施されました。

 

2002年からは、退職、転居、会社設立などのため閉局しておりましたが、2021年11月には、移動局を再開局しました。

そして、今日もCQCQCQ、、 、、、

オペレータはRYO KATOです。

 

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