【IC-7760ユーザー必見!】ファームウェアVer.1.12登場!リモート運用の「音途切れ」対策など大幅強化!

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ic-7760

こんにちは!DXシーズン真っ只中、皆さんはアマチュア無線ライフを満喫していますか?

アイコムのフラッグシップモデル「IC-7760」は、セパレート構成で知られ、多くのアマチュア無線愛好家にとって憧れの存在です。特に、優れた性能を活かしたリモート運用ができる点が、現代のアマチュア無線をより魅力的なものにしています。

そんなIC-7760を愛用される皆さんやリモート運用に興味のあるすべてのハムの方々に、待望のニュースが届きました!2025年4月17日に、アイコム株式会社がIC-7760用の新しいファームウェア「Version 1.12」を公式サイトで公開しました。

このアップデートは単なるマイナーチェンジに留まらず、リモート運用時に悩まされていた「音声の途切れ」を解消する画期的な改善策が含まれています。この新ファームウェアにより、安定したDX運用をサポートし、出張先や別荘からのQRV(運用)をより快適にすることが期待できます。

それでは、この注目すべきアップデートの詳細を詳しく見ていきましょう!

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目次

待望のアップデート!IC-7760に新ファームウェア「Version 1.12」登場

IC-7760

C-7760のセパレート構成を活かしたリモート運用は、シャック(無線室)以外の場所からQRV(運用)を可能にし、ノイズの少ない環境にRFデッキを設置できるという点で、現代のアマチュア無線における大きな魅力の一つです。このようにリモート運用に関心を持つハムの皆さんに対し、今回のアップデートがもたらすのは、まさに朗報です。

2025年4月17日、アイコム株式会社はIC-7760向けの新ファームウェア「Version 1.12」を公式サイトで公開しました。このアップデートは、ただのマイナーチェンジに留まらず、特にリモート運用での悩みの種だった「音声の途切れ」を解消する革新的な対策が盛り込まれており、リモート環境を劇的に改善する可能性を持った非常に重要なものです。

「別荘から静かにDXを楽しみたいけれどネット回線が不安定…」「出張先からもホームシャックのアンテナを使いたいけど音が途切れてしまう…」といった問題を、このVer.1.12が解決してくれるかもしれません。

それでは、さっそく注目のアップデート内容を詳しく見ていきましょう!

なぜリモート運用で「音途切れ」が起きるのか? ~パケットロスの罠~

IC-7760

リモート運用では、無線機本体(RFデッキ)と操作部(コントローラーやPC)の間を、LANケーブルやインターネット回線で接続します。この経路で音声データや制御データを送受信するわけですが、特にインターネット回線を使う場合、データの「パケットロス」という現象が音途切れの主な原因となります。

パケットロス

ネットワークが、処理能力を超えるとデータが消える!

パケットとは、データを小さく分割した塊のこと。これが通信経路の途中(例えば混雑したネットワーク区間など)で、まるで荷物が配達途中で紛失するように、一部欠けてしまうことがあります。これがパケットロスです。

音声データの一部が失われれば、当然、再生される音は途切れ途切れになったり、ノイズが混じったりしてしまいます。これでは、せっかくのQSO(交信)もストレスが溜まってしまいますよね。

Ver.1.12でリモート運用はどう変わる? 3つの注目ポイント!

今回のVer.1.12では、このパケットロス問題を克服し、リモート運用をより快適にするための強力な機能が追加・改善されました!

【ポイント1】まるで魔法? 音途切れを劇的に改善する「音声再送機能」!

今回のアップデート最大の目玉と言っても過言ではありません!

インターネット回線やWi-Fi接続時、もしパケットロスが発生して音声データの一部が欠けてしまっても、「データが足りないよ!」と送信側に再送を要求し、受信側で音声データを一時的に溜めながら(バッファリング)、欠けた部分を後から届いたデータで補完する、という賢い機能が追加されました。

パケット再送機能

届いたことを応答してもらい、応答がなかった分をもう一度送る

これにより、ネットワーク環境が多少不安定な場所(例えばモバイル回線を使っている場合や、混雑しているWi-Fi環境など)からリモート運用しても、驚くほどスムーズでクリアな音声での通信が期待できます。

まるでパケットロスがなかったかのような、ストレスフリーなQSOが実現するかもしれません! アイコム純正のリモートコントロールソフト「RS-BA1」シリーズをお使いの方には、特に効果を実感いただけるはずです。

【ポイント2】通信状況を”見える化”!「パケットロス表示」で原因究明をサポート!

コントローラーとRFデッキ間の通信で、どの程度のパケットロスが発生しているかを、コントローラー画面上で確認できるようになりました。

「最近、どうも音声の調子が悪いな…」と感じた時、この表示を見れば、「ああ、やっぱりネットワークが原因でパケットロスが増えているんだな」とか、「パケットロスは少ないから、別の原因を探ってみよう」といった判断がしやすくなります。

漠然とした不安が解消され、ネットワーク環境の改善に取り組む際の具体的な指標にもなります。これは非常に便利ですね!

【ポイント3】より安定、そして経済的に!「データ通信量」を削減!

コントローラーとRFデッキ間のデータ通信量が、内部的な処理の効率化などによって削減されました。

通信量が減るということは、ネットワークへの負荷が軽くなり、通信全体の安定性が向上します。また、特に従量課金制のモバイル回線(スマホのテザリングなど)でリモート運用している方にとっては、「ギガの節約」にも繋がる嬉しい改善点です!

地味だけど嬉しい! その他の改善点

  • 音声バッファー設定変更が再起動不要に!
    ネットワーク環境に応じて調整することがある「音声バッファー」の設定。これまでは変更後に無線機の再起動が必要でしたが、Ver.1.12からは設定変更が即座に反映されます。試行錯誤しながらベストな設定値を探るのが、とても楽になりました!
  • その他軽微な変更
    具体的な内容は公開されていませんが、これまでのユーザーフィードバックなどを元にした、操作性の向上や内部動作の安定性向上などが含まれていると思われます。全体的な完成度がさらに高まっていることに期待しましょう。

いますぐアップデート! ファームウェア更新の方法と注意点

こんなに魅力的な機能が追加された新ファームウェア、ぜひアップデートして活用したいですよね!

ファームウェアは、アイコム公式サイトの「サポート・ダウンロード」ページから無償でダウンロードできます。「IC-7760」のページを探してみてください。

IC-7760 ファームウェア ダウンロードはコチラから▶

【簡単なアップデート手順】

  1. 公式サイトから最新ファームウェア(Version 1.12)をダウンロードし、SDカードの所定のフォルダに保存します。(フォルダ構成はマニュアル等で要確認)
  2. そのSDカードをIC-7760本体(またはコントローラー)のSDカードスロットに挿入します。
  3. 無線機のメニュー画面から「ファームアップ」などの項目を選び、画面の指示に従ってアップデートを実行します。

【重要!】アップデート作業時の注意点

  • アップデート作業中は、絶対に無線機の電源を切ったり、SDカードを抜いたりしないでください! 最悪の場合、無線機が起動しなくなる可能性があります。安定した電源環境で作業しましょう。
  • 万が一のトラブルに備え、アップデートを行う前に、現在の無線機の設定内容をSDカードにバックアップしておくことを強く、強く推奨します!
  • 詳細な手順や注意事項は、アイコム公式サイトで公開されている情報や、取扱説明書(補足マニュアルなど)を必ず事前に熟読してください。

まとめ:IC-7760はVer.1.12で新たなステージへ! リモート運用がもっと身近に!

今回のIC-7760 ファームウェア Ver.1.12 は、単なる機能改善にとどまらず、特にリモート運用における長年の課題であった「音途切れ」問題を正面から解決しようという、アイコムの本気度が伺えるアップデートです。

音声再送機能によるストレスフリーな通信環境、パケットロス表示による通信品質の可視化、そしてデータ通信量の削減による安定性と経済性の向上…。これらの新機能により、あなたのIC-7760は、リモート運用においてさらに強力なパートナーとなるでしょう。

すでにIC-7760をお使いの局長さん、このアップデートはまさに「必須」と言えるかもしれません。ぜひ Ver.1.12 を導入し、進化したリモート運用性能を存分に体験してみてください。そして、使用感などをブログやSNS、アイボールQSOなどで情報交換するのも楽しいかもしれませんね!

これからIC-7760の導入を検討されている方にとっては、リモート運用への適性が格段に向上したことで、その魅力がさらに増したのではないでしょうか。憧れのフラッグシップ機が、より幅広い運用スタイルに応えてくれるようになったのです。

ユーザーの声に応え、製品を継続的に進化させてくれるアイコムの姿勢には、今後も大いに期待したいところです。

それでは、新しいファームウェアで、さらに快適になったアマチュア無線ライフをお楽しみください!

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