【徹底比較】ID-50 vs FT-70D アマチュア無線初心者におすすめのハンディ機はこれ!

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アマチュア無線を始めたい、あるいは再開したいと考えているあなたへ。最初の無線機、特にハンディ機選びは、これからのハムライフを大きく左右する重要な一歩です。数ある機種の中で、特に初心者におすすめとして名前が挙がるのが、ICOMの「ID-50」とYAESUの「FT-70D」。どちらも魅力的なハンディ機ですが、一体どちらを選べば良いのでしょうか?

この記事では、アマチュア無線初心者が最初の1台を選ぶ上で重要なポイントを徹底解説します。ID-50とFT-70Dのスペック比較はもちろん、「初心者が設定しやすいのはどっち?」「メニュー画面の分かりやすさ」といった、カタログだけでは分からないリアルな使用感まで、JA3CGZの視点から深く掘り下げていきます。あなたに最適なハンディ機を見つけ、最高のスタートを切りましょう。

この記事を読めば、ID-50とFT-70Dのどちらが自分に合っているかが明確になり、自信を持って最初のハンディ機を選ぶことができるようになります。さあ、一緒にあなたにぴったりの1台を見つけましょう。


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目次

なぜ今、ハンディ機選びが重要なのか?初心者が知るべき3つの理由

【徹底比較】ID-50 vs FT-70D アマチュア無線初心者におすすめのハンディ機はこれ!

アマチュア無線を始めるにあたり、なぜ最初のハンディ機選びがこれほどまでに重要なのでしょうか。ここでは、初心者が知っておくべき3つの理由を解説します。このポイントを押さえることで、あなたのハムライフはより豊かで楽しいものになるはずです。

1. 開局直後の投資を成功させるために

アマチュア無線を始めるには、無線機本体だけでなく、アンテナや電源など、さまざまな機材が必要です。特に開局直後は、何かと物入りで出費がかさむ時期。だからこそ、最初の無線機選びは絶対に失敗したくない投資と言えるでしょう。

自分に合わない機種を選んでしまうと、操作が難しくて挫折してしまったり、すぐに新しい機種が欲しくなってしまったりと、結果的に無駄な出費につながりかねません。この記事で紹介するID-50とFT-70Dは、どちらも初心者からベテランまで長く使える人気のハンディ機です。それぞれの特徴をしっかり理解し、あなたの投資を成功させましょう。

2. デジタル通信の波に乗り遅れないために

現在のアマチュア無線では、従来のFM(アナログ)通信に加え、D-STARやC4FMといったデジタル通信が主流になりつつあります。デジタル通信は、ノイズが少なくクリアな音声で、遠距離の局とも安定して交信できるのが大きな魅力です。

ID-50はD-STARに、FT-70DはC4FMにそれぞれ対応しています。どちらのデジタル方式を選ぶかによって、交信できる相手や楽しみ方が変わってきます。初心者のうちからデジタル通信に慣れ親しんでおくことで、アマチュア無線の楽しさを最大限に味わうことができるでしょう。

3. あなたの運用スタイルに合った一台を見つけるために

ハンディ機と一言で言っても、その機能や特徴はさまざまです。「山登りやハイキングで、仲間との連絡用に使いたい」「自宅から、全国のハム仲間と交信したい」「最新のデジタル機能を使いこなしてみたい」など、あなたがどんな風にアマチュア無線を楽しみたいかによって、最適な機種は変わってきます。

ID-50とFT-70Dは、どちらも多機能ですが、得意な分野が少しずつ異なります。この記事を参考に、あなたの運用スタイルにぴったりの一台を見つけることが、充実したハムライフへの第一歩となるのです。


永遠のライバル!?ICOM ID-50 vs YAESU FT-70D スペック比較

【徹底比較】ID-50 vs FT-70D アマチュア無線初心者におすすめのハンディ機はこれ!

それでは、いよいよ本題であるICOM ID-50とYAESU FT-70Dの2機種を徹底比較していきましょう。スペック表だけでは見えてこない、それぞれの機種の個性や魅力を、初心者にも分かりやすく解説します。

一目でわかる!スペック比較表

まずは、基本的なスペックを比較表で確認してみましょう。

項目 ICOM ID-50 YAESU FT-70D
価格(税込) 54,780円 43,780円
周波数帯 144/430MHz 144/430MHz
送信出力 5W 5W
デジタル方式 D-STAR C4FM
充電方式 USB Type-C 外部DC端子
防水性能 IPX7 IP54
GPS機能 内蔵 なし
2波同時受信 対応 非対応
メニュー言語 日本語 英語
本体サイズ 58.0×111.0×27.9mm 60×98×33mm
重量 約260g 約255g

この表を見るだけでも、2つの機種の性格の違いが見えてきますね。ID-50は多機能で最新のトレンドを取り入れた「優等生」、FT-70Dは基本性能を重視し、コストパフォーマンスに優れた「実力派」といったところでしょうか。

価格とコストパフォーマンス

まず気になるのは価格でしょう。FT-70Dが約44,000円なのに対し、ID-50は約55,000円と、1万円以上の価格差があります。この価格差をどう捉えるかが、最初の大きな分かれ道です。

FT-70Dは、デジタル通信C4FMに対応しながらも、価格を抑えた非常にコストパフォーマンスの高いモデルです。初めての無線機で、あまり予算をかけられないという方には、非常に魅力的な選択肢と言えるでしょう。

一方、ID-50は価格こそ高いものの、GPS内蔵、USB Type-C充電、IPX7の高度な防水性能など、FT-70Dにはない多くの付加価値を備えています。これらの機能に1万円以上の価値を見出せるかどうかが、判断のポイントになります。

デジタル方式の違い:D-STAR vs C4FM

初心者の方には少し難しいかもしれませんが、デジタル通信の方式の違いは非常に重要です。ID-50が対応する「D-STAR」と、FT-70Dが対応する「C4FM」は、それぞれ異なる特徴を持っています。

  • D-STAR(ICOM ID-50): ICOMが開発したデジタル方式で、日本国内で広く普及しています。レピーター(中継局)の数が多く、安定した通信が期待できます。また、インターネット経由で世界中の局と交信できる「ターミナルモード」や「アクセスポイントモード」も魅力です。
  • C4FM(YAESU FT-70D): YAESUが開発したデジタル方式で、高音質な通信が特徴です。こちらもレピーター網が整備されており、FMライクな自然な音質で会話を楽しみたい方におすすめです。

どちらの方式が良いかは一概には言えませんが、周りにD-STARを使っている仲間が多いならID-50、C4FMの音質に魅力を感じるならFT-70D、という選び方も一つの手です。より詳しい情報は、以下の公式サイトで確認してみてください。

  • ICOM D-STAR公式サイト: 詳細はコチラ
  • YAESU C4FM公式サイト: 詳細はコチラ

操作性とメニュー画面の分かりやすさ

【徹底比較】ID-50 vs FT-70D アマチュア無線初心者におすすめのハンディ機はこれ!

初心者にとって、無線機の操作性は非常に重要です。特にメニュー画面の分かりやすさは、設定のしやすさに直結します。

ID-50は、日本語表示に対応した大型のカラー液晶ディスプレイを搭載しており、メニュー構成も直感的で分かりやすいと評判です。特に、D-STARの設定を簡単に行える「DR機能」は、初心者にとって非常に心強い味方となるでしょう。

一方、FT-70Dのメニューは英語表示が基本となります。もちろん、取扱説明書を読めば操作は可能ですが、直感的にサクサク設定したいという方には、少しハードルが高いかもしれません。ただし、一度設定してしまえば、基本的な操作はシンプルで使いやすいという声も多く聞かれます。


【JA3CGZの視点】初心者に本当におすすめなのはどっち?

【徹底比較】ID-50 vs FT-70D アマチュア無線初心者におすすめのハンディ機はこれ!

さて、ここからは私、JA3CGZの個人的な見解も交えながら、初心者に本当におすすめなのはどちらなのかを、さらに深く掘り下げていきたいと思います。スペックだけでは分からない、実際の使用感に基づいたリアルな声をお届けします。

設定のしやすさで選ぶなら「ID-50」

アマチュア無線を始めたばかりの頃は、覚えることがたくさんあります。周波数の合わせ方、レピーターの使い方、各種設定など、慣れないうちは戸惑うことも多いでしょう。そんな時、無線機自体の設定が簡単かどうかは、モチベーションを維持する上で非常に重要です。

その点で言えば、私は迷わずID-50をおすすめします。先述の通り、日本語メニューとDR機能の組み合わせは、初心者にとってまさに「救世主」とも言える存在です。私も実際にID-50を触ってみましたが、ほとんど取扱説明書を読まなくても、基本的な設定からD-STARのレピーター設定まで、スムーズに行うことができました。

特に、GPSを使って最寄りのレピーターを自動でリストアップしてくれる機能は、移動運用が多い方にとっては非常に便利です。初めて訪れる場所でも、すぐに交信相手を見つけることができます。

コスパとアナログ運用も楽しみたいなら「FT-70D」

「デジタル通信も気になるけど、まずはアナログFMで気軽に始めたい」「できるだけ初期投資は抑えたい」という方には、FT-70Dが非常に良い選択肢となります。

約1万円という価格差は、初心者にとって決して小さくありません。その差額で、高性能なアンテナを購入したり、他の機材に投資したりすることも可能です。また、FT-70Dは700mWという大音量スピーカーを搭載しており、屋外でのアナログFM通信でも非常にクリアに相手の声を聞き取ることができます。

C4FMデジタル通信も、AMS機能(通信モード自動選択機能)のおかげで、相手がアナログかデジタルかを意識することなく、スムーズに交信を始めることができます。基本的な性能が非常にしっかりしているので、「まずは一台」と考える方には、十分満足できるハンディ機です。

私の結論:最初の1台は「ID-50」を推奨する理由

ここまで両機種の良い点を挙げてきましたが、もし私が今、初心者の方に「どちらか一台をおすすめしてください」と問われたら、ICOM ID-50を推奨します。

理由はいくつかありますが、最大のポイントは「初心者が挫折しにくい」という点です。日本語メニューによる設定のしやすさ、USB Type-Cで手軽に充電できる利便性、そしてD-STARという将来性のあるデジタルモードへのアクセスの容易さ。これらは、アマチュア無線を長く楽しんでもらう上で、非常に重要な要素だと私は考えています。

もちろん、FT-70Dも素晴らしい無線機です。しかし、最初のハードルは少しでも低い方が、その先の楽しさに繋がりやすいのではないでしょうか。私自身、20年ぶりにカムバックした際、最新の無線機の機能の多さに戸惑った経験があります。だからこそ、初心者には少しでも分かりやすく、親切な設計の無線機から始めてほしいのです。

より詳しい比較やレビューは、こちらのサイトも非常に参考になります。

  • my-best アマチュア無線機おすすめ人気ランキング: 詳細はコチラ

購入前にチェック!後悔しないための3つのポイント

ID-50かFT-70Dか、あなたの心はどちらに傾いていますか?最後に、購入を決める前にもう一度確認しておきたい、後悔しないための3つのポイントをお伝えします。

1. 実際に触ってみる

もし可能であれば、お近くのアマチュア無線ショップなどで、実際に両方の機種を手に取ってみることを強くおすすめします。本体の大きさや重さ、ボタンの押し心地、画面の見やすさなど、カタログだけでは分からない感覚的な部分は、実際に触れてみないと分かりません。

2. 周りの仲間が使っている機種を参考にする

もしあなたの周りにアマチュア無線を楽しんでいる仲間がいるなら、どんな機種を使っているか聞いてみるのも良い方法です。同じデジタル方式の無線機を持っていれば、すぐに交信を楽しむことができますし、操作方法で分からないことがあっても、気軽に教えてもらうことができます。

3. 将来の運用スタイルを想像する

今はまだ漠然としているかもしれませんが、「将来はこんな風にアマチュア無線を楽しみたい」というイメージを膨らませてみましょう。「衛星通信にチャレンジしたい」「海外の局と交信してみたい」「コンテストに参加してみたい」など、将来の夢が、今選ぶべき無線機を教えてくれるかもしれません。


まとめ:あなたに最適なハンディ機で、最高のハムライフをスタートしよう!

今回は、アマチュア無線初心者におすすめのハンディ機として、ICOM ID-50とYAESU FT-70Dを徹底比較しました。

【この記事のポイント】

  • 設定のしやすさと将来性で選ぶなら: ICOM ID-50
  • コストパフォーマンスと基本性能で選ぶなら: YAESU FT-70D
  • JA3CGZのおすすめ: 初心者の最初の1台には、挫折しにくいID-50を推奨

どちらの機種を選んだとしても、アマチュア無線の素晴らしい世界があなたを待っています。この記事が、あなたのハンディ機選びの一助となり、最高のハムライフをスタートするきっかけになれば、これほど嬉しいことはありません。

さあ、あなたにぴったりの一台を手に入れて、CQ、CQ、こちらJA3CGZ…と、世界へ向けてあなたの声を届けてみませんか?

参照サイト一覧

カテゴリー: ハンディ機

タグ: ICOM ID-50, YAESU FT-70D, 初心者向け, ハンディ機, D-STAR, C4FM, アマチュア無線, 比較, レビュー

執筆者: JA3CGZ

投稿日: 2025年12月14日

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