「CQ ham radio 2023年6月号」が届きました。
特集は『シーズン到来!Eスポ伝搬を楽しもう』です。
Eスポについての解説とHF帯におけるEスポ伝搬のケースを紹介しています。いつ頃がEスポの狙い時かなども分かるようになっています。
また、トピックスは、「3Y0Jブーベ島DXペディションレポーット(後編)」と「太陽活動と50MHz帯の電波伝搬」、「アマチュア無線にかかわる制度改正②』の記事です。
その他、毎回が楽しみの『ユーザーレポート』ですが、今回は「アイコム HF/50MHzトランシーバ”IC-7300”、と工人舎 デジタル パワー メーター”KP-1”の試用レポートが興味深いです。
では、早速開いていきたいと思います。
関連記事 CQ ham radio 2023年5月号はこちら
CQ ham radio23年6月号の目次
6月号の目次
主なトピックス
特 集:シーズン到来!Eスポ伝搬を楽しもう
https://shop.cqpub.co.jp/hanbai/books/MCQ/MCQ202306.html
特集『シーズン到来!Eスポ伝搬を楽しもう』
2023年6月号の特集は『シーズン到来!Eスポ伝搬を楽しもう』です。(53p~85p)
特集 EスポとHF帯電波伝搬
Eスポの愛称で親しまれているスポラディックEは、電離層のE層は高度100Km付近で、突如電子密度が高い雲状の電離バッチが現れる現象のことです。
Eスポは、HF帯の電波はもちろんのこと、50MHzや145MHzkVHF帯の以上伝搬を引き起こします。
Eスポの原理を詳しく解説されたり、Eスポの電波伝搬についても写真や図を使ってかなり詳しく説明されています。
特集の最後には、Eスポの狙い時なども紹介されていますので、ぜひ利用してみたいですね。
他に気になった記事は?
特集記事以外の気になる記事をピックアップしてみました。
サイクル25の好コンディションに期待!太陽活動と50MHzの電波伝搬
今月号の特集「Eスポ」とも関係が深いですが、『サイクル25の好コンディションに期待!太陽活動と50MHzの電波伝搬(156p)』では、サイクル25の詳細が解説されています。
すべての周波数が影響を受けるわけですが、今回はその中でも太陽活動の影響を受けやすい50MHz帯について、8頁にわたり図解付きで詳細の説明をしてくれていますので、とても分かり易いと思いました。
3Y0Jブーベ島~DXペディションレポート(後編)
今回は残念ながら更新できなかった方が多かったようですが、ブーベ島でのDXペディションの7ペジにわたるレボートが特集されています。(180p)
DXQSOできなくても、興味深いですね。
HF帯コンディション予報【5月19日~6月18日】
HF帯コンディション予報(174p)もカラーで分かり易くなっています。『今月の電波伝搬の記事』は毎月掲載されています。北半球では日が長くなり、夏至直前のコンディションです。太陽活動は依然活発なようです。
5月に入り、ポラディクE(Eスポ)の活動も益々活発になってきています。このコーナーへの期待はますます高いと思います。
『ハムフェア2023』が8月19日・20日に決定!
アマチュア無線フェスティバル ハムフェア2023は、2023年8月19日(土)・8月20日(日)の2日間、東京都江東区有明の「東京ビッグサイト」南3・4ホールで開催されます。
【入場整理費(税込、※会期中有効)】 JARL会員1,000円(会員証提示)
一般 2,000円 / 大学生(22歳未満)まで・女性 無料
(高校生・大学生はチケット売り場で、年齢の判別できるものの提示をお願いします)
ユーザーレポートはHF/50MHzトランシーバ-「IC-7300」とデジタル パワー メーター「KP-1」
ユーザーレポートは、アイコム社 HF/50MHzトランシーバ-「IC-7300」と工人舎 デジタル パワー メーター「KP-1」の試用レポート(38pと42p)が興味深いです。
アイコム HF/50MHzトランシーバ-「IC-7300」
HF/50MHzトランシーバ-「IC-7300」は、2016年に発売された、アイコムのHF/50MHz対応トランシーバーです。
コンパクトでありながら高い基本性能で、しかも価格も比較的に求めやすい価格です。
工人舎 デジタル パワー メーター「KP-1」
最大10Kwまで計測できるパワー計です。ハイパワーに対応していて、アンテナのSWRが高い時にプロテクション機能が搭載されているパワー計がなかなか見つかりませんが、設定したSWRを越えるとリニアアンプをスルーできるプロテクト機能を搭載するなど多機能なモノです。
今注目の無線機2台
ファーストインプレッションで紹介された八重洲無線FTM-500D
八重洲無線から3月下旬に発売された、トランシーバーFTM-500D(50w)とFTM-500DS(20w)が掲載されました。
八重洲無線のフラッグシップ機FTM-400Dの後続機として登場しました。大きな操作部(コントロールヘッド)が特徴です。
お手頃価格のハンディ機 DJ-S57LA(アルインコ)
3月から始まった「お手頃価格」ハンディ機紹介コーナーでは、アルインコのDJ-S57LAが紹介されました。
アマチュア無線に関係する制度改正について②
「ワイヤレス人材育成のためのアマチュア無線の活用に関する提言」については、CQ誌5月号にも掲載されていましたが、今回はより詳細に発表されていよいよ制度が改正されますので、詳しい記事になっています。(106p)
この記事の1回目は、CQ ham radio 2023年5月号をご覧ください。
まとめ:CQ ham radio23年6月号”シーズン到来!Eスポ伝搬を楽しもう!”
その他にも「CW運用ステップアップ(144p)」など参考になる記事が一杯です。
「記念局INFORMATION(148p)」、「国内・海外コンテストカレンダー(230p/232p)やコンテスト規約(234p)」も、毎日の運用には欠かせません。
毎月CQ誌がいろいろな情報を届けてくれるので感謝です。良い刺激をもらえるだけでなく、毎日の運用に欠かせない情報が満載といった感じです。
これだけ多くの情報を毎月企画して、冊子として仕上げていく編集部のご苦労は大変だと思います。是非これからもよろしくお願いします。
関連記事 CQ ham radio 2023年5月号はこちら