Originally posted 2023-07-15 18:30:57.
「CQ ham radio 2023年8月号」が届きました。
特集は『アマチュア無線の受信テクニック』です。
”HFトランシーバーの活用テクニック”をはじめとした、『アマチュア無線の受信テクニック』の特集です。
これまで誰にも教えてもらうというより、自分で無線機を相手に工夫しながら、雑音や混信と格闘しながらDXの局と通信してきましたが、今回の企画はそんなハムにとってとっても嬉しい特集です。大変参考になるのではないでしょうか?
また、トピックスは、「日本のアマチュア無線局の分布」が興味深いです。先月お休みだった”ユーザーレポート”は、今回は5機種も!フイールドでもクルマでも使える第一電波工業のアンテナ『RHM-12』、聞こえなかった局が聞こえてくると大人気の144MHz帯の超低雑音プリアンプ『LNX-A144』、八重洲無線100wトランシーバー『FTDX10』などなど。
連載の「アマチュア無線にかかわる制度改正④』の記事です。
では、早速開いていきたいと思います。
関連記事 CQ ham radio 2023年7月号はこちら
CQ ham radio23年8月号の目次
8月号の目次
主なトピックス
特集『アマチュア無線の受信テクニック』
2023年8月号の特集は『アマチュア無線の受信テクニック』です。(59p~99p)
特集 無線機の各種機能を使いこなす「アマチュア無線の受信テクニック」
HFトランシーバーのメーカーの初期値は必ずしも自局の運用環境にマッチしているとはいえないようです。また、購入してからまだ使ったことのない機能や、使い方がよくわからない機能も結構ありそうです。今回の特集は、各機能の詳細を運用する立場から、写真や図を使ってかなり詳しく説明されています。
とても参考になりそうです。
解説を参考に、じっくり取り組みたいですね。
他に気になった記事は?
特集記事以外の気になる記事をピックアップしてみました。
HF帯コンディション予報【7月19日~8月18日】
HF帯コンディション予報(168p)もカラーで分かり易いです。『今月の電波伝搬の記事』は毎月掲載されています。
夏至を過ぎたので、これからは電離圏は徐々に秋に向かいます。
スポラディックE層の活動が8月下旬にはおさまり、そこからは海外向けの伝搬の調子があがってくる時期になるようです。
詳しくは、8月号168pをご覧ください。
『ハムフェア2023』が8月19日・20日に決定!
アマチュア無線フェスティバル ハムフェア2023は、2023年8月19日(土)・8月20日(日)の2日間、東京都江東区有明の「東京ビッグサイト」南3・4ホールで開催されます。
【入場整理費(税込、※会期中有効)】 JARL会員1,000円(会員証提示)
一般 2,000円 / 大学生(22歳未満)まで・女性 無料
(高校生・大学生はチケット売り場で、年齢の判別できるものの提示をお願いします)
ユーザーレポートの無線機
今人気のHF/50MHz帯100wトランシーバー八重洲無線FTDX10
八重洲無線から2020年末発売され、人気を集めているている、HF/50MHz帯100wトランシーバー八重洲無線FTDX10が掲載されています。
多機能であるうえ、ナローバンドSDR方式とダイレクトサンプリングSDR方式を併せ持つハイブリッドSDR構成、購入から3年間という保証期間が特徴です。
JACOM 144MHz帯超低雑音プリアンプ LNX-A144型~聞こえなかった局が聞こえる!
このプリアンプは、アンテナ直下式です。
筆者も144MHz帯でJCC・JCGを稼いでいた頃は、鉄塔最上部の144MHzのF9FTビームの直下に取り付けておりました。
VHF帯の場合、アンテナから受信機までの同軸ケーブルが長くなる場合、同軸ケーブルを通過するだけで受信シグナルが随分減衰してしまうので、プリアンプをアンテナ直下に挿入して減衰する前の信号を増幅してあげることで、S/N比がびっくりするほど改善します。詳細は、CQ誌8月号38pをご覧ください。
このプリアンプは、20dbの利得があるので、ノイズに消されて聞こえなかった局が聞こえ出すのです。取付工事は大変ですが、ぜひ使いたいですね。
第一電波工業『RHM12』~HF移動運用が手軽に!
忖度無しの使用レポートが掲載されています。
スクリュードライバー型というのは、短縮コイルの長さを変化させて望みの周波数に同調させる機能のアンテナです。
なので、写真のようなわずかな部品だけで、7~430MHzをカバーします。
オプシヨン・コイルを利用すると、1.9MHzと3.5MHz帯もカバー出来るのが嬉しいですね。
アマチュア無線に関係する制度改正について④
「ワイヤレス人材育成のためのアマチュア無線の活用に関する提言」については、CQ誌5月号から連続で掲載されてきました。(136p)
この記事の1回目は、CQ ham radio 2023年5月号をご覧ください。
まとめ:CQ ham radio23年8月号 “アマチュア無線運用Q&A”
その他にも「CW運用ステップアップ(142p)」など参考になる記事が一杯です。「記念局INFORMATION(224p)」、「国内・海外コンテストカレンダー(228p/230p)やコンテスト規約(232p)」も、毎日の運用には欠かせません。
毎月CQ誌がいろいろな情報を届けてくれるので感謝です。良い刺激をもらえるだけでなく、毎日の運用に欠かせない情報が満載といった感じです。これだけ多くの情報を毎月企画して、冊子として仕上げていく編集部のご苦労は大変だと思います。是非これからもよろしくお願いします。
今月号は、特集記事をはじめ、ファーストインプレッション「アイコム”ID-50”」、ユーザーレポートも5件と、内容が充実しており、ご紹介しきれませんでした。紹介しきれなかったテーマについては、後日の記事で補足して参りたいと思っています。
CQ誌の発売は、毎月19日です。購入の上、運用の友として、ぜひご活用下さい。1年の予約が便利で早く届きます。