皆さんこんにちは、ARRL DX CWコンテストが近づいています。
日本時間で2月15日(土)9時から2月17日(月)9時までの48時間にわたり、160/80/40/20/15/10mの各バンドで行われます。
このコンテストは、北米のW/VE局と世界中のDX局が交信する特別なイベントです。特に、スリリングな交信体験が得られることや、アメリカやカナダの局とのコンタクトが魅力です。
- コンテストの魅力:北米ステーションの特徴:優れた受信能力とスムーズな交信
- 誰でも参加しやすい理由(例:低出力での参加でも十分可能)
- 過去の成功体験や、旬のバンドを活用するメリット
- ビギナーへのアドバイス:コンテストの基本ルールと流れ
- ナンバー交換の仕組みと注意点
- 州の略称の理解
- 出力の表記方法
- トラブルシューティング:ナンバーを聞き逃した時の対処法
- 準備と計画:コンディションの予測と戦略
- いつどのバンドが開けているか
- 北米向けのアンテナセッティングとそのコツ
- ツールの利用:州の略称リストの作成方法
- 実践的な運用のヒント:自信を持ってコールし、迅速に応答する方法
- 他の運用者から学ぶ:スキルの高いオペレーターの特徴
- 自分に合ったペースを守りながら楽しむ
- まとめと参加の呼びかけ
コンテストの魅力
北米ステーションの特徴:優れた受信能力とスムーズな交信
ARRL DX CWコンテストの最大の魅力は、北米(アメリカ・カナダ)のステーションとの交信です。北米のステーションは受信能力が高く、QRP(低出力)やベアフット10W、ホイップアンテナといったシンプルな設備でも一発で交信が可能です。現在の電波伝播状況では、特に28メートルバンドで良好なオープンが期待でき、安定した交信が可能です。
誰でも参加しやすい理由(例:低出力での参加でも十分可能)
このコンテストは、低出力でも十分に成果を上げられるため、初心者でも安心して参加できます。例えば、10Wの出力でも多くのステーションと交信できる環境が整っており、無理なく楽しむことができます。また、冬季特有の伝播特性を活かすことで、さらに多くの局とコンタクトを取るチャンスがあります。
過去の成功体験や、旬のバンドを活用するメリット
過去の参加者からは、短時間で多くの交信を達成できたという成功体験が多数寄せられています。現在の伝播条件をうまく活用することで、多くのステーションとの交信が期待でき、充実したコンテスト体験ができます。特に28メートルバンドや21メートルバンドは、季節的な伝播変動に応じて高いパフォーマンスを発揮するため、積極的に活用することをお勧めします。
動画紹介~「来週はいよいよARRL DX CW コンテスト」/JF9JTS
いつもYOUTUBEで案内をして下さっているJF9JTS OMの動画をご紹介したいと思います。コンテストの様子が手に取るように分かると思います。
ビギナーへのアドバイス
- コンテストの基本ルールと流れ
- ナンバー交換の仕組みと注意点
- 州の略称の理解(例:Nはニューヨーク、CTはコネチカット)
- 出力の表記方法(例:050Wは050と表記)
- トラブルシューティング:ナンバーを聞き逃した時の対処法
コンテストの基本ルールと流れ
ARRL DX CWコンテストは、指定された期間内にできるだけ多くの州や銘柄(コールサイン)を更新することが目的です。開始時刻は明日の朝9時からで、昼頃までの運用を目指します。コンテスト中は、正確かつテンポ良く交信を進めることが重要です。
ナンバー交換の仕組みと注意点
コンテストナンバーは、州の略称を用いて送信されます。例えば、ニューヨークなら「N」、コネチカットなら「CT」といった具合です。コールサインの読み間違いを防ぐために、0(ゼロ)はO(オー)ではなくT(ティー)で表記することが求められます。例えば、50Wを「050」と表記することで、500Wと勘違いされることを防ぎます。
州の略称の理解(例:Nはニューヨーク、CTはコネチカット)
北米には多くの州があり、それぞれに略称が存在します。特に「M」や「N」で始まる略称は複数存在するため、混同しやすいです。例えば、「M」で始まる州にはメーン(ME)、メリーランド(MD)、マサチューセッツ(MA)、ミシガン(MI)、ミネソタ(MN)、ミシシッピ(MS)、ミズーリ(MO)、モンタナ(MT)などがあります。自分専用の州リストを作成し、しっかりと把握しておくことが大切です。
出力の表記方法(例:050Wは050と表記)
CWコンテストでは、出力を正確に表記することが求められます。例えば、50Wを表記する際は「050」と書くことで、500Wと誤解されることを防ぎます。これは、コンテスト中の交信をスムーズに進めるための重要なポイントです。
トラブルシューティング:ナンバーを聞き逃した時の対処法
ナンバーを聞き逃してしまった場合は、まず相手のステーションが次のコールを送信するのを待ちましょう。また、前後のコールを聞き取ることで、どの州からの呼び出しかを確認することも可能です。自信がない場合は、無理せず聞き直すことも検討しましょう。
準備と計画
コンディションの予測と戦略
コンテスト前には、各バンドのコンディションを予測し、戦略を立てることが重要です。過去のデータや現在の電波状況を参考に、どのバンドを重点的に運用するかを決めましょう。
いつどのバンドが開けているか
北米向けのコンテストでは、21メートルや28メートルが特に有効です。これらのバンドがどの時間帯に開けやすいかを把握し、その時間に合わせてアンテナを設定しましょう。
北米向けのアンテナセッティングとそのコツ
北米向けに効果的なアンテナセッティングとしては、ダイポールアンテナや簡単なワイヤアンテナが挙げられます。固定アンテナを使用することで、アンテナの調整に時間を取られず、交信に集中できます。
ツールの利用:州の略称リストの作成方法
州の略称リストを作成しておくことで、コンテスト中の混乱を防ぎます。アルファベット順に並べたリストや、個人専用の「虎の巻」を用意しておくと便利です。これにより、迅速に正しいコールサインを認識できます。
実践的な運用のヒント
自信を持ってコールし、迅速に応答する方法
交信中は、自信を持ってコールを送りましょう。迅速な応答が成功の鍵です。また、定期的にコールを送信し、積極的に交信を試みることで、より多くのコールを得ることができます。
他の運用者から学ぶ:スキルの高いオペレーターの特徴
経験豊富なオペレーターの特徴を観察し、学ぶことも大切です。彼らはテンポよく交信を進め、正確にコールサインを読み取っています。動画やレポートを参考に、自分の運用に取り入れてみましょう。
自分に合ったペースを守りながら楽しむ
コンテスト中は、自分のペースを守りつつ楽しむことが重要です。急ぎすぎず、リラックスして交信を楽しむことで、ミスコピーを防ぎ、より多くのコールを得ることができます。
まとめと参加の呼びかけ
コンテスト参加の意義と楽しみ方
ARRL DX CWコンテストは、技術の向上と国際交流の絶好の機会です。多くの州や銘柄を更新することは、大きな達成感をもたらします。また、異なる地域のステーションとの交信を通じて、世界中のアマチュア無線家とのつながりを築くことができます。
ビギナーの方々へのエール
CWビギナーの皆さん、ぜひ思い切ってコンテストに参加してみてください。初めての交信は緊張するかもしれませんが、経験を積むことで必ずスキルが向上します。挑戦することが成長への第一歩です。
コンタクト数を記録し、次回への目標設定
コンテスト中は、交信したコールサインや州を記録しましょう。これにより、自分の成果を把握し、次回のコンテストへの目標を設定することができます。記録を振り返ることで、さらなる技術向上につながります。
追記:今後の予定と期待
来月にはARRL SSBコンテストも予定されています。さらなる挑戦の場として、これからも多くの機会を活用し、自分の成長を楽しんでいきましょう。
皆さんの健闘を祈っています。グッドラック!
- 北米ステーションの特徴:優れた受信能力とスムーズな交信
- 誰でも参加しやすい理由(例:低出力での参加でも十分可能)
- 過去の成功体験や、旬のバンドを活用するメリット
- コンテストの基本ルールと流れ
- ナンバー交換の仕組みと注意点
- 州の略称の理解
- 出力の表記方法
- トラブルシューティング:ナンバーを聞き逃した時の対処法
- コンディションの予測と戦略
- いつどのバンドが開けているか
- 北米向けのアンテナセッティングとそのコツ
- ツールの利用:州の略称リストの作成方法
- 自信を持ってコールし、迅速に応答する方法
- 他の運用者から学ぶ:スキルの高いオペレーターの特徴
- 自分に合ったペースを守りながら楽しむ
- まとめと参加の呼びかけ