アマチュア無線ボランティア団体「Team7043」は、2月6日(金)のJアラート訓練に合わせ、ロールコール形式の通信訓練を実施します。
時間は11時から13時30分まで(12時30分から30分間は休憩)を予定しており、7MHz帯(SSB)、430MHz帯(FM)、1200MHz帯(D-STAR木更津)を使用します。対象は国内の全アマチュア無線局ですが、QSLカードの発行はJARL会員のみとなります。
Jアラート訓練とアマチュア無線:Team7043による全国一斉情報伝達試験
2026年2月6日(金)、全国瞬時警報システム(Jアラート)を用いた全国一斉情報伝達訓練が実施されます。この国民的な訓練に合わせ、アマチュア無線ボランティア団体「Team7043」が、アマチュア無線家を対象とした独自の通信訓練「全国一斉情報伝達試験」を開催します。本記事では、Jアラートの概要から、災害時におけるアマチュア無線の重要性、そしてTeam7043が主催する通信訓練の詳細までを掘り下げて解説します。
JA3CGZ/RYO全国瞬時警報システム(Jアラート)とは何か?


Jアラートは、弾道ミサイル攻撃、大規模テロ、津波、地震など、対処に時間的余裕のない緊急事態が発生した際に、国が地方自治体を通じて住民へ瞬時に警報を伝達するシステムです。人工衛星と地上の防災行政無線を連携させることで、テレビ、ラジオ、携帯電話、防災無線スピーカーなど、多様なメディアを通じて、対象地域の住民へ迅速かつ確実に情報を届けます。
このシステムの目的は、住民一人ひとりが、自らの命を守るための適切な行動を直ちに取れるようにすることにあります。例えば、弾道ミサイルの情報であれば、頑丈な建物への避難や地面に伏せるなどの行動を促します。Jアラートによる定期的な訓練は、このシステムが実際に機能するかを確認し、国民の防災意識を高める上で極めて重要です。
災害時におけるアマチュア無線の役割


大規模な災害が発生し、電話やインターネットといった通常の通信インフラが機能不全に陥った際、アマチュア無線は非常に有効な通信手段となります。電源や通信網が寸断された状況でも、独立した電源と設備を持つアマチュア無線家は、被災地の情報を外部へ伝えたり、安否確認を行ったりと、人命救助や救援活動に不可欠な役割を担うことができます。
東日本大震災をはじめ、過去の多くの災害現場で、アマチュア無線家たちはボランティアとして活躍してきました。彼らは、地方自治体や消防、警察、自衛隊などの公的機関と連携し、被災地の「目」や「耳」となって、きめ細やかな情報収集・伝達活動を展開します。まさに、アマチュア無線は「最後の通信手段」として、社会に貢献する大きな可能性を秘めているのです。



Team7043主催「全国一斉情報伝達試験」の詳細


全国アマチュア無線非常通信ボランティア団体「Team7043」は、今回のJアラート訓練に連動し、アマチュア無線家を対象としたロールコール形式の通信訓練を実施します。この訓練は、Jアラートで伝達される情報を、アマチュア無線という独立した通信網で、どれだけ迅速かつ広範囲に伝達できるかを確認することを目的としています。
訓練の概要は以下の通りです。
- 日時: 2026年2月6日(金)11:00頃~13:30頃(12:30~13:00は休憩)
- 周波数: 7MHz帯 (SSB), 430MHz帯 (FM), 1200MHz (D-STAR木更津)
- 形式: ロールコール形式
- 参加対象: 全国のすべてのアマチュア無線局
訓練では、キー局が「CQ訓練」を呼びかけ、参加局はそれにRS(信号強度)、オペレーター名、QTH(運用場所)などを応答します。この訓練を通じて、各局は自局の設備の動作確認を行うとともに、非常時を想定した実践的な通信手順を習熟することができます。交信証(QSLカード)は、JARL(日本アマチュア無線連盟)会員に限り発行されます。



まとめ:防災意識の向上とアマチュア無線の連携
今回のJアラート訓練と、それに合わせたTeam7043によるアマチュア無線通信訓練は、国民全体の防災意識を高めるとともに、災害時におけるアマチュア無線の有用性を再認識する絶好の機会です。アマチュア無線家にとっては、自らの技術と設備を社会貢献に活かすための重要なステップとなります。
この記事を読まれたアマチュア無線家の皆様も、ぜひこの訓練に積極的に参加し、来るべき非常時に備えていただきたいと思います。そして、アマチュア無線家でない方も、この機会に、災害時における情報伝達の重要性と、アマチュア無線が果たす役割について、理解を深めていただければ幸いです。






