2025年も残すところあとわずかとなりました。本年もCQ~JA3CGZ アマチュア無線ブログをご愛読いただき、誠にありがとうございました。
2025年アマチュア無線界の3大ニュース

2025年のアマチュア無線界を大きく変えた3つの重大ニュースを詳しく解説します
2025年は、アマチュア無線界にとって大きな変化と話題に満ちた1年でした。ここでは、特に影響が大きかった3つのニュースを厳選してご紹介します。
新製品ラッシュ:IC-705キラー「FTX-1F」の登場
2025年の無線機市場で最も大きな話題となったのが、八重洲無線から発売されたフィールドトランシーバー「FTX-1F」の登場です。HFから430MHz帯までをカバーし、C4FMにも対応したこのモデルは、先行するアイコムの人気機種「IC-705」の強力なライバルとして、発売前から大きな注目を集めました。
私、JA3CGZも実際に触れてみましたが、コンパクトな筐体に多彩な機能が詰め込まれており、移動運用での活躍が非常に楽しみな一台です。IC-705とFTX-1F、どちらを選ぶか悩む時間もまた、アマチュア無線家にとって至福のひとときと言えるでしょう。詳細な比較や最新情報については、以下の記事もぜひご覧ください。
詳細はこちら:八重洲無線FTX-1Fの価格と最新情報!IC-705キラーが登場
免許制度の大きな節目!無線局免許状の完全デジタル化
2025年10月1日、アマチュア無線界の歴史に新たな1ページが刻まれました。この日をもって、従来の紙媒体による無線局免許状の交付が原則として廃止され、電子的な記録へと完全に移行したのです。
これにより、免許状の常時掲示義務がなくなり、手続きのオンライン化が一層進むことになります。最初は少し戸惑うかもしれませんが、これはアマチュア無線がより現代的でスマートな趣味へと進化していくための重要な一歩と言えるでしょう。私たちハムにとっても、時代の変化に対応していく姿勢が求められますね。
未来のハムを育てる!2アマ養成課程の対象資格拡大へ
年末に飛び込んできた大きなニュースが、第二級アマチュア無線技士(2アマ)の養成課程講習会に関する制度改正の動きです。総務省が、これまで3アマ・4アマのみが対象だった養成課程を、2アマまで拡大する方針案を発表し、意見募集を開始しました。
これが実現すれば、国家試験を受けずとも講習会で2アマの資格が取得できるようになり、より多くの方がHF帯のハイパワー運用や海外交信(DX)の世界に挑戦しやすくなります。アマチュア無線界の活性化に繋がるこの動き、来年以降の正式決定が非常に待たれます。
その他、2025年の注目すべき動向

3大ニュース以外にも、2025年は注目すべきトピックが数多くありました
3大ニュース以外にも、2025年は見逃せないトピックが数多くありました。ここでは、特に印象的だった3つの動向を振り返ります。
移動運用ブームを牽引!POTA(Parks on the Air)の流行
2025年は、公園や自然の中でアマチュア無線を楽しむ「POTA(Parks on the Air)」が、世界的なブームとなりました。アワードプログラムとしての面白さはもちろん、手軽に移動運用が楽しめる点が、多くのハムの心を掴んだようです。
私自身も、近所の公園からPOTAのアクティベーションに挑戦し、普段は交信できないような遠方の局と繋がった時の感動は忘れられません。自然と無線、二つの趣味を同時に満喫できるPOTAは、今後もアマチュア無線の新たな楽しみ方として定着していくことでしょう。
無線機が手に入らない?旭化成工場火災による供給への影響
JVCケンウッドの無線機に部品を供給していた旭化成エレクトロニクスの工場で発生した火災は、無線機の生産・供給に深刻な影響を及ぼしました。人気機種の納期が大幅に遅れたり、一部モデルが生産終了に追い込まれたりと、多くのハムがやきもきさせられたニュースでした。
この一件は、グローバルな部品供給網の脆弱性を浮き彫りにすると同時に、手持ちの無線機を大切に使っていくことの重要性を再認識させてくれました。現在も影響は続いており、一日も早い正常化が待たれます。
ルールを守って楽しもう!相次ぐ電波法違反の摘発
残念なニュースですが、2025年は全国で電波法違反による無線従事者への行政処分が相次ぎました。免許を受けずに無線局を運用したり、許可されていない周波数や出力で通信を行ったりと、その手口は様々です。
アマチュア無線は、法律で定められたルールの上で成り立つ趣味です。一部の心ない違反行為が、私たちハム全体のイメージを損なうことになりかねません。改めて自らの運用方法を見直し、法令を遵守することの重要性を肝に銘じたいものです。
JA3CGZの2025年とブログ運営報告

運営者JA3CGZの1年間の無線活動とブログ運営の実績をご報告します
さて、ここからは私、JA3CGZ個人の活動と、このブログの運営についてご報告させていただきます。
運営者(JA3CGZ)の1年間の無線活動ハイライト
2025年は、私にとって「挑戦」の1年でした。長年愛用してきたリグに加えて、前述のFTX-1Fを新たに導入し、移動運用の機会が格段に増えました。特に、POTAへの本格参戦は大きな収穫で、各地の公園からQRVし、多くの方と交信できたことは最高の思い出です。
また、年末のALL JAコンテストにも数年ぶりにフル参加し、目標としていたスコアを達成することができました。これもひとえに、日頃からブログを通じて交流させていただいている皆様のおかげです。本当にありがとうございました。
ブログアクセスランキングTOP3発表!
皆様のおかげで、今年も多くの方に記事を読んでいただくことができました。ここで、Google Analyticsのデータに基づき、2025年に最も読まれた記事トップ3を発表します!
- 【図解】QRZ.com 登録・活用完全マニュアル
- 八重洲無線FTX-1Fの価格と最新情報!
- 【2025年最新】モールス信号の覚え方|初心者が1週間でマスターする5つのコツ
やはり、最新機種の情報や、実践的なノウハウを解説した記事に多くのアクセスが集まりました。来年も、皆様のハムライフに役立つ、具体的で分かりやすい情報発信を心がけていきます。
読者の皆様からの反響と感謝
「記事を参考に、無事に開局できました!」「紹介されていたアンテナを試したら、DXと交信できました!」といった嬉しいコメントをいただくたびに、ブログを続けていて本当に良かったと実感します。皆様からの温かい言葉が、私の何よりの原動力です。
2026年に向けての抱負と新年のご挨拶

来年2026年に向けての抱負と、皆様への感謝の気持ちを込めて新年のご挨拶を申し上げます
最後に、来年2026年に向けての抱負と、皆様への新年のご挨拶を申し上げます。
2026年のブログ運営テーマ
2026年は、JARL創立100周年という記念すべき年です。この大きな節目に合わせ、当ブログでは「アマチュア無線の原点と未来」をテーマに、様々な企画をお届けしたいと考えています。
真空管リグのレストア挑戦記や、若手ハムへのインタビュー、そしてアマチュア無線の未来を担う新しい技術の紹介など、温故知新の精神で、この趣味の奥深い魅力をさらに掘り下げていきます。どうぞご期待ください!
皆様への感謝と新年のご挨拶
改めまして、2025年も当ブログを支えてくださり、本当にありがとうございました。来年も、皆様のハムライフがより一層充実したものになるよう、微力ながらお手伝いができれば幸いです。
寒さ厳しき折、どうぞご自愛の上、良いお年をお迎えください。2026年も、世界の空の下、そしてこのブログでお会いできることを楽しみにしています。
皆様、良いお年を! 73 & 88!


