Originally posted 2024-04-11 01:11:14.
いよいよ今週末に迫りました!アマチュア無線家の一大イベント、ALL JAコンテストが開催されます!
今年も多くのアマチュア局が参加し、賑やかな週末となることでしょう。当局も楽しみにしています!
今回は、間近に迫った「第67回 ALL JAコンテスト」の開催概要や参加方法、そして2025年から適用される新たな規約改正点についてご紹介したいと思います。
初めての方も、ベテランの方も、ぜひALL JAコンテストに参加して、アマチュア無線の醍醐味を味わいましょう!
第67回 ALL JAコンテスト概要
名称:第67回 ALL JAコンテスト
■開催日時:2025年4月26日(土)21時00分から4月27日(日)21時00分まで(JST)
■周波数帯:1.9MHz帯~50MHz帯
■参加資格:日本国内のアマチュア局およびSWL(アマチュア局の電波を受信する個人をいう)
■ログ提出締切日:2025年5月7日(水)必着
ALL JAコンテストには、移動運用やマルチオペ部門など、様々なスタイルで参加できます。ご自身の環境や目標に合わせて、部門を選んで参加しましょう。
第67回 ALL JAコンテスト参加方法の概要
第67回 ALL JAコンテストの参加ルールの概要です。
参加部門 |
電話、電信、電信電話の3つで、それぞれシングルオペとマルチオペがあります。 また、空中線電力や年齢などによってさらに細かく分かれます。詳細は必ず最新の規約をご確認ください。 |
|
種 目 |
オールバンドと各バンドの2種類があります。 | |
交信方法 |
呼び出し |
電話:CQコンテスト(またはCQ JAコンテスト)、電信:CQ TEST(またはCQ JA TEST) |
コンテストナンバー | RST符号による相手局のシグナルレポート/自局の運用場所を示す都府県・地域等のナンバー(別表)/空中線電力を表すアルファベット1文字(H,M,L,P)の3つを交換します。 |
第67回 ALL JAコンテストの詳細
参加部門や種目、電力区分など、詳細なルールについては必ず最新の「第67回 ALL JAコンテスト規約」をご確認ください。以下は規約より抜粋したものです。
参加部門および種目
部門
|
種目
|
コードナンバー(注10)
|
||||
免許
範囲内 |
100
|
10 (20)
|
5
|
|||
電話
(注1、4) |
シングルオペ
(注3) |
オールバンド(14MHzを除く)
|
—
|
—
|
PA
|
—
|
1.9MHzバンド
|
—
|
—
|
P19
|
—
|
||
3.5MHzバンド
|
—
|
—
|
P35
|
—
|
||
7MHzバンド
|
—
|
—
|
P7
|
—
|
||
21MHzバンド
|
—
|
—
|
P21
|
—
|
||
28MHzバンド
|
—
|
—
|
P28
|
—
|
||
50MHzバンド
|
—
|
—
|
P50
|
—
|
||
ニューカマー(注5、9)
(14MHzを除く) |
—
|
—
|
PN
|
—
|
||
マルチオペ
(注11) |
オールバンド(14MHzを除く)
|
—
|
—
|
PMA
|
—
|
|
電信
|
シングルオペ
(注3) |
オールバンド
|
CAH
|
CAM
|
—
|
CAP
|
1.9MHzバンド
|
C19H
|
C19M
|
—
|
C19P
|
||
3.5MHzバンド
|
C35H
|
C35M
|
—
|
C35P
|
||
7MHzバンド
|
C7H
|
C7M
|
—
|
C7P
|
||
14MHzバンド
|
C14H
|
C14M
|
—
|
C14P
|
||
21MHzバンド
|
C21H
|
C21M
|
—
|
C21P
|
||
28MHzバンド
|
C28H
|
C28M
|
—
|
C28P
|
||
50MHzバンド
|
C50H
|
C50M
|
—
|
C50P
|
||
シルバー(注6、9)
|
CS
|
—
|
—
|
—
|
||
マルチオペ
(注11) |
オールバンド
|
CMAH
|
CMAM
|
—
|
—
|
|
2波(注7、9)
|
CM2
|
—
|
—
|
—
|
||
電信電話
(注2) |
シングルオペ
(注3) |
オールバンド
|
XAH
|
XAM
|
—
|
XAP
|
1.9MHzバンド
|
X19H
|
X19M
|
—
|
X19P
|
||
3.5MHzバンド
|
X35H
|
X35M
|
—
|
X35P
|
||
7MHzバンド
|
X7H
|
X7M
|
—
|
X7P
|
||
14MHzバンド
|
X14H
|
X14M
|
—
|
X14P
|
||
21MHzバンド
|
X21H
|
X21M
|
—
|
X21P
|
||
28MHzバンド
|
X28H
|
X28M
|
—
|
X28P
|
||
50MHzバンド
|
X50H
|
X50M
|
—
|
X50P
|
||
シルバー(注6、9)
|
XS
|
—
|
—
|
—
|
||
SWL(注2、9)
|
XSWL
|
—
|
—
|
—
|
||
マルチオペ
(注11) |
オールバンド
|
XMAH
|
XMAM
|
—
|
—
|
|
2波(注7、9)
|
XM2
|
—
|
—
|
—
|
||
ジュニア(注2、8、9)
|
XMJ
|
—
|
—
|
—
|
注釈は最新の規約でご確認ください。特に、2波種目の電力区分など、2025年の規約改正で変更された点があります。
交信方法
- (1)呼び出し
- 電話の場合 CQコンテスト(またはCQ JAコンテスト)
- 電信の場合 CQ TEST(またはCQ JA TEST)
- (2)コンテストナンバー交換
次のナンバーを交換します。
-
-
- ・RST符号による相手局のシグナルレポート
- ・自局の運用場所を示す都府県・地域等のナンバー(別表)
- ・空中線電力を表すアルファベット1文字(注1)
-
【注1】空中線電力別の記号(アルファベット)ならびに種目コードとの関連は、次のとおり。
空中線電力( )内は50MHz | 記号 | 種目コード |
100W超 |
H
|
H
|
10W(20W)を超え100W以下 |
M
|
M
|
5Wを超え10W(20W)以下 |
L
|
|
5W以下 |
P
|
P
|
〔例1〕相手局のシグナルレポートが「59」、自局の運用場所が東京都「10」、空中線電力が「10W」の電話によるコンテストナンバーは、「5910L」とする。
〔例1〕相手局のシグナルレポートが「599」、自局の運用場所が北海道札幌市「106」、空中線電力が「100W」の電信によるコンテストナンバーは、「599106M」とする。
コンテスト規約が、2025年に大幅な改正がありました
今年は、コンテストの規約の大幅な改正がありますので、主な変更点をご紹介します。
●書類提出にWebアップロードを追加
JARL形式のサマリー・ログファイルを、専用ページから
アップロードできるようになりました。
記載項目に不備があるとその場で確認できます。
従来どおり電子メール・紙ログでの提出も可能です。
●マルチオペ2波種目に電力区分を新設
電信部門・電信電話部門のマルチオペ2波種目に、
100W超(H)、100W以下(M)の区分を新設しました。
●入賞局のログデータ公開
上位局のログを参考に、自局の運用改善に役立てて
いただけます。
● 賞状の電子化
入賞局にはダウンロード方式の電子賞状を贈呈します。
コールエリア1位入賞条件も緩和。
希望者には紙の賞状も有償発行。
●クラブ対抗のオペレータ要件を明確化
JARL登録クラブ対抗において、マルチオペ局の
オペレータの半数以上をクラブ員とすることを定めました。
●エントリー種目以外のログも提出を明記
クロスチェック精度向上のため、他バンド・他モードの
交信データも提出することを明文化しました。
◆JARLコンテストページがリニューアル!
https://www.jarl.org/Japanese/1_Tanoshimo/1-1_Contest/index.html
第66回 ALL JA 2024コンテスト結果
2024年4月27~28日に開催された第66回 ALL JA コンテストには、合計1,808局からの提出がありました。
関係資料➡第66回 ALL JA コンテスト結果(JARL公式サイト)
ALL JA コンテストに参加しましょう!
コンテストの雰囲気を掴むのに役立つ、以前に公開された動画をいくつかご紹介します。
ALL JAに参加しながら解説します。国内コンテストでオールバンドに参加するには各バンドのコンディションを掴む必要がある。
【JF9JTS】https://www.youtube.com/@jf9jts
ALL JA 2023 コンテストのCWでの交信の様子を少しだけご覧下さい。国内コンテストは26wpmペースでランニングします。
【JF9JTS】https://www.youtube.com/@jf9jts
【絶滅危惧種CWer】https://www.youtube.com/@CWer
【JAIBJT】https://www.youtube.com/@JA1BJT
まとめ:今週末はALL JAコンテスト!準備はOK?
この記事では、今週末に開催される「第67回 ALL JAコンテスト」についてご紹介しました。
ALL JAコンテストは、日本国内のアマチュア局およびSWLが参加できる、春の一大コンテストです。電信、電話、電信電話の各モードで、シングルオペ、マルチオペなど様々な部門が用意されています。
2023年にはセルフスポッティング等の禁止が明確化され、さらに2025年からは電子ログのWebアップロードや2波種目の電力区分新設など、いくつかの規約改正が行われています。
最新の規約をしっかりと確認し、準備万端でコンテストに臨みましょう。初めての方も、まずは短い時間でも参加してみて、コンテストの雰囲気を楽しんでみてはいかがでしょうか。
今週末、多くのアクティビティでバンドが賑わうことを期待しています!皆さん、コンテストを楽しみましょう!
詳細は、第67回 ALL JAコンテスト規約(JARL公式サイト)をご覧下さい。
JARL主催 2025年度の主なコンテスト予定
●ALL JAコンテスト
- 開催日時: 4月26日(土)21時~27日(日)21時
- 周波数帯: 1.9MHz帯~50MHz帯
●ALL ASIAN DXコンテスト 電信部門
- 開催日時: 6月21日(土)9時~23日(月)9時 (JST)
- 周波数帯: 1.9MHz帯~28MHz帯
●6m AND DOWNコンテスト
- 開催日時: 7月5日(土)21時~6日(日)15時
- 周波数帯: 50MHz帯以上
●フィールドデーコンテスト
- 開催日時: 8月2日(土)21時~3日(日)15時
- 周波数帯: 1.9MHz帯以上
●ALL ASIAN DXコンテスト 電話部門
- 開催日時: 9月6日(土)9時~8日(月)9時 (JST)
- 周波数帯: 1.9MHz帯~28MHz帯
●全市全郡コンテスト
- 開催日時: 10月11日(土)21時~12日(日)21時
- 周波数帯: 1.9MHz帯以上
- 部門: 電話、電信、電信電話
●第78回 QSOパーティ
- 開催日時: 2026年1月2日(金)9時~7日(水)21時
- 周波数帯: 全バンド
- 部門: アマチュア局、SWL
※開催日時等、詳細はJARL公式サイトで最新の情報をご確認ください。