JARTS WW RTTY コンテスト 2025 初心者が最低限知っておくべき準備と交信のコツ

当ページのリンクには広告が含まれています。
  • URLをコピーしました!

今年のJARTS WW RTTY コンテストに初めて参加を検討されている初心者の皆さん、準備は進んでいますか?

「RTTY(ラジオテレタイプ)は難しそう」「交信のコツがわからない」と感じている方も多いかもしれませんが、デジタルモードは事前の設定さえ済ませれば、むしろ電話(SSB)よりもスムーズに交信できる可能性を秘めています。

この記事では、あなたがJARTS WW RTTY コンテストでつまづくことなく、楽しく完走するために必要な最低限の準備と、コンテスト特有の交信のコツを徹底解説します。関連キーワードとなるMMTTYCTESTWINの連携方法も含め、網羅的にご紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。

スポンサードリンク
目次

1. なぜ今、JARTS WW RTTY コンテストに挑戦すべきか?

このセクションでは、JARTS WW RTTY コンテストの基本情報と、初心者がこのイベントに参加することの具体的なメリットを解説します。

JARTS WW RTTY コンテストの基本ルールと開催概要

JARTS WW RTTY コンテストは、日本アマチュア無線RTTY協会が主催する、世界的な規模を持つデジタルモードの祭典です。毎年10月の第3週末に開催され、日本国内外の局と電信(RTTY)で交信し、スコアを競います。

初心者にとって重要なのは、交信を通じて世界中の局とつながる楽しさと、短時間に多くの交信例を経験できることです。ルールは比較的シンプルで、特に国内の局であれば、コンテストナンバーの交換が基本となります。

2025年のJARTS WW RTTYコンテストの詳細情報や速報はコチラへ: https://www.hamlife.jp/2025/10/15/jarts-ww-rtty-contest2025/

公式な詳細ルールは、JARTSの公式サイトをご確認ください。 http://www.jarts.jp/

初心者でも参加するメリット:RTTYの交信例を学ぶ絶好のチャンス

RTTYコンテストは、通常の交信とは異なり、メッセージのやり取りが定型化されています。

  • 定型文で安心:何を話せば良いか迷う必要がなく、自動マクロでメッセージを送れます。

  • 実戦で学ぶ:多数の局が同時に運用しているため、他の局の交信例をワッチ(傍受)するだけでも、RTTY交信のコツが学べます。

  • 短時間でスキルアップ:短期間で集中的にデジタルモードの設定や操作に慣れることができます。

2. 【最低限の準備】RTTYコンテスト参加に必要な機材と設定

JARTS WW RTTY コンテストに参加するための最初の壁は、PCと無線機の接続と設定です。この準備さえクリアすれば、あとはスムーズです。

必須のソフトウェア:「MMTTY」とCTESTWINの連携

RTTYコンテストで効率的に交信を行うには、以下の2つのソフトウェアが必須です。

  1. MMTTY:RTTY信号をデコード(復調)し、送信信号(AFS K)を生成するコアソフト。

  2. CTESTWIN:コンテストログの入力、スコア計算、そしてMMTTYとの連携で自動交信を実現するコンテストロギングソフト。

この2つのソフトを連携させることで、マウスのクリック一つでCQを出したり、相手局を呼び出したりできるようになります。

無線機とPCの接続方法:USBケーブルを使ったAFS K設定の基礎

現代の無線機(IC-7300, FT-991A, IC-705など)の多くは、無線機とPCを1本のUSBケーブルで接続するだけで、オーディオ入出力とPTT制御(AFS K送信)が可能です。

無線機をPCが「USB Audio CODEC」として認識することを確認し、MMTTY設定画面で、受信(Reception)と送信(Transmission)のデバイスとしてこのUSBオーディオデバイスを選択してください。

無線機側の設定確認:モードとフィルタ、入出力レベル

RTTYコンテストに参加する前に、無線機側の設定も重要です。

  • モード:必ず**LSB(Lower Side Band)**を選択し、マイク端子ではなくPCからのオーディオ信号を入力します。

  • フィルタRTTY用の狭帯域フィルタ(例:500Hz以下)をONにすることで、混信を避け、きれいなデコードが可能になります。

  • 送信出力:ALCメーターを見ながら、過大な出力にならないようPC側の送信レベルを調整してください。

【文字化けを防ぐ】きれいなデコードのためのPC側レベル調整

最も交信のコツが必要なのが、受信した信号を正確にデコード(文字化けせずに復調)する調整です。

  1. サウンド設定の確認:「コントロールパネル」等からPCの録音デバイス設定を開き、「マイク(USB Audio CODEC)」のレベルを調整します。

  2. MMTTY上での波形確認MMTTYの画面に表示される信号の波形が、潰れすぎず、ノイズに埋もれない適正なレベルになっていることを確認しましょう。レベルが高すぎても、低すぎても正確なデコードはできません。

3. JARTS WW RTTY コンテストでの交信を成功させるコツ

設定が完了したら、いよいよ実戦です。JARTS WW RTTY コンテストでスコアを伸ばすための実践的な交信のコツを解説します。

初心者が狙うべき周波数帯と時間帯

JARTS WW RTTY コンテストでは、主にHF帯(7MHz、14MHz、21MHzなど)が使われますが、初心者には以下の周波数帯と時間帯がおすすめです。

  • 7MHz帯(国内向け):コンテストのメインバンドです。国内局との交信が多く、最も賑わいます。夜間も比較的繋がりやすいです。

  • 時間帯:コンテスト開始直後(土曜日午前)と終了間際(日曜日午後)は活発です。落ち着いて始めたい場合は、土曜日の夕方や日曜日の午前中を狙いましょう。

焦らない!コンテストにおける典型的な交信例とマクロの活用

CTESTWINに登録したマクロを駆使すれば、交信は非常にスムーズです。典型的な交信例は以下の流れです。

  1. 呼び出し:「CQ TEST DE JA3CGZ JA3CGZ K」

  2. 応答:相手局のコールサインをクリックし、「JA3CGZ DE JH1XXX JH1XXX K」

  3. ナンバー交換:「UR 599 001 BK」

  4. 確認:相手局が送ってきたナンバーをログに入力し、「TU 73 K」

もし相手のデコードが難しければ、焦らず、コールサインをゆっくり再送してもらいましょう。

ランニング(CQ出し)とサーチ&パイル(呼び出し)の使い分け

JARTS WW RTTY コンテストでスコアを伸ばすには、戦略が必要です。

  • ランニング:自分がCQを出し、相手を待つ方法です。強力なアンテナと無線機があれば効率的ですが、混信に巻き込まれやすいです。

  • サーチ&パイル:CQを出している局を次々と呼び出す方法です。初心者はこちらから始めるのが安全で、確実に交信数を稼げます。

ログの記入方法と提出:コンテストナンバーの重要性

JARTS WW RTTY コンテストコンテストナンバーは、**RST(599)に続けてシリアルナンバー(001, 002…)**を送るのが一般的です。

このナンバーを正確に交換し、CTESTWINに確実に記録することが最重要です。コンテスト終了後、CTESTWINから生成される形式で提出することで、正式な結果となります。

また、最新のアマチュア無線に関する情報や法改正(免許状のデジタル化など)については、以下のサイトもご参照ください。 https://www.jarl.or.jp/

アマチュア無線専門誌の情報も要チェックです。 https://cqpub.co.jp/cqham/

4. 【まとめ】JARTS WW RTTY コンテスト挑戦で広がるアマチュア無線ライフ

JARTS WW RTTY コンテストへの挑戦は、アマチュア無線家として大きなステップアップになります。

この記事で解説した最低限の準備MMTTYCTESTWIN設定USBケーブル接続)と、実戦的な交信のコツを理解すれば、初心者でも十分に楽しめます。

ぜひこの機会にRTTYコンテストに参加し、あなたのアマチュア無線ライフの幅を広げてください。きっと新しい発見と感動が待っているはずです。

もし設定交信例で疑問点があれば、いつでもコメントでご質問ください。73!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次