2026年1月からJARLビューローのQSLカード転送業務の受託会社が変更となり、送り先に戸惑いを感じている方も多いのではないでしょうか。「新しい送り先の電話番号は?」「レターパックで送る際の注意点は?」といった疑問が、X(旧Twitter)などのSNSでも多く見られます。
本記事では、アマチュア無線家が今まさに直面している「QSLカードの具体的な送り方」に焦点を当て、新受託会社への正しい発送手順を徹底解説します。伝票の書き方から、最も経済的で安全な発送方法の選び方、そして意外と知られていない梱包のマナーまで、この記事を読めば、もう発送で迷うことはありません。
宛先不明による返送や、ささいな不備による遅延といったトラブルを未然に防ぎ、大切なQSLカードを確実かつスムーズに届けましょう。
※なお、今回の住所変更の経緯や背景、新しい住所の詳細については、既存の記事「【速報】JARLビューローのQSLカード転送業務、新受託会社へ!2026年1月から送り先が変更に」で詳しく解説しています。本記事と合わせてお読みいただくことで、より理解が深まります。
QSLカード発送前に確認!新受託会社の「電話番号」と書き方

JARLビューロー新住所への「送り方」完全ガイド
新受託会社への発送で最も重要な変更点の一つが、「電話番号」の記載です。これまでの習慣で住所しか記載せずに発送しようとすると、受付で断られたり、配送トラブルの原因になったりする可能性があります。
なぜ電話番号が必要なのか?
現在、レターパックやゆうパック、各種宅配便サービスを利用して荷物を送る際、お届け先の電話番号を記載することが必須となっています。これは、万が一の配送トラブル(住所不明、配達先不在など)が発生した際に、配送業者が受取人へスムーズに連絡を取るためです。電話番号が記載されていないと、荷物が「宛先不明」として差出人に返送されてしまうリスクが高まります。
旧来のJARLビューローでは住所のみの記載で問題ありませんでしたが、新しい受託会社は一般の物流倉庫であるため、他の荷物と同様のルールが適用されます。この変更を認識し、必ず電話番号を記載するようにしましょう。
【図解】伝票・ラベルへの記載例
実際に各種配送サービスを利用する際の、伝票やラベルへの具体的な記載方法を解説します。以下の図解を参考に、正確に記入してください。

| 配送サービス | 記載すべき電話番号 | 備考 |
|---|---|---|
| レターパック | 新受託会社の代表電話番号 | 「お届け先」欄に正確に記入します。 |
| ゆうパック | 新受託会社の代表電話番号 | 品名欄には「QSLカード」と明記しましょう。 |
| ヤマト運輸 | 新受託会社の代表電話番号 | 伝票の種類によっては「連絡先電話番号」となっている場合もあります。 |
【2026年最新】重量別・おすすめの発送方法
発送するQSLカードの枚数や重さによって、最適な発送方法は異なります。コストと安全性のバランスを考え、自分に合った方法を選びましょう。

少量(~100枚程度)なら「スマートレター」
- 料金: 180円
- サイズ: A5サイズ、厚さ2cm、重量1kgまで
- 特徴: 追跡サービスなし、ポスト投函可能
ごく少量のカードを送る場合に最も経済的な選択肢です。ただし、追跡機能がないため、万が一の配送事故の際にカードの所在を確認することはできません。記念局のカードなど、再発行が難しい貴重なカードを送る際には避けた方が賢明です。
定番の「レターパックライト・プラス」
- レターパックライト: 370円 / 厚さ3cmまで / 追跡あり
- レターパックプラス: 520円 / 厚さ制限なし / 追跡あり・対面受け取り
アマチュア無線家の間で最も利用されているのがレターパックです。全国一律料金で、追跡サービスが付いているため安心して送ることができます。「ライト」は厚さ3cmという制限があるため、カードの枚数が多い場合は事前に厚さを測定しましょう。厚さを測るための「厚さ測定定規」は、100円ショップなどでも購入可能です。厚さが不安な場合や、より確実に届けたい場合は「プラス」を選ぶと良いでしょう。
大量・重量物なら「ゆうパック」や「宅急便」
- 料金: サイズ・距離により変動
- 特徴: 高い信頼性、損害賠償あり、追跡・日時指定可能
コンテストなどで大量のカードを一度に送る場合や、溜めていたカードをまとめて発送する際には、ゆうパックや宅急便が最適です。段ボール箱で送る際は、以下の梱包のコツを参考にしてください。
- 水濡れ対策: カードを大きめのビニール袋に入れてから箱に詰める。
- 衝撃対策: 箱の隙間に緩衝材(丸めた新聞紙など)を詰める。
- 明確な表示: 箱の外側に「QSLカード在中」と赤字で大きく記載する。
要注意!旧住所(島根県)に送ってしまったらどうなる?
うっかり旧住所(島根県)宛てに発送してしまった場合、どうなるのでしょうか。トラブルを避けるための対策も合わせて解説します。
転送期間はいつまで?
郵便局に転居届が提出されていれば、一定期間(通常1年間)は旧住所宛ての郵便物も新住所へ転送されます。しかし、この転送期間は永続的なものではありません。期間が終了すれば、荷物は「宛先不明」として差出人に返送されてしまいます。また、宅配便の場合は転送されないケースもあります。
不要なトラブルと時間のロスを避けるためにも、できるだけ早く新しい住所での発送に切り替えることが重要です。「そのうち更新しよう」と思わず、今すぐに対応しましょう。
発送ミスを防ぐための「ラベル管理」
特にPCのソフトウェアやウェブサービスを利用して送り状を作成している方は、登録情報の更新を忘れがちです。以下の点を確認し、発送ミスを根本から防ぎましょう。
- 住所録ソフトの更新: 利用している住所録や顧客管理ソフトのJARLビューローの情報を新住所・新電話番号に更新する。
- 送り状印刷テンプレートの修正: 繰り返し利用しているWordやExcelのテンプレートがあれば、必ずマスターデータを修正する。
- ブラウザの自動入力(オートコンプリート)の確認: Google Chromeなどのブラウザ機能で住所を自動入力している場合、古い情報が候補として表示されることがあります。一度クリアするか、新しい情報を登録し直しましょう。
QSLカードの「詰め方」マナーを再確認
受託会社は変わりましたが、QSLカードを効率的に処理してもらうための基本的なマナーは変わりません。スムーズな転送のために、今一度、詰め方のルールを確認しておきましょう。

島内・島外・海外の仕分けルール
- 仕分け: 「国内(島内)」「国内(島外)」「海外」の3つに明確に分けます。
- 並べ順: それぞれの区分の中で、コールサインのプリフィックス順(JA1, JA2…/7K1, 7L1…など)に並べます。
- 輪ゴム: 輪ゴムで束ねる際は、カードを傷めないよう、きつく縛りすぎないように注意します。1束は100枚程度が目安です。
これらのルールを守ることは、ビューローのスタッフが迅速かつ正確に作業を進める上で非常に重要です。私たち利用者の少しの手間が、全体の効率化に繋がります。
まとめ
JARLビューローの新受託会社へのQSLカード発送は、いくつかの重要な変更点さえ押さえれば、決して難しいものではありません。特に「電話番号の記載」は、これまでの習慣から抜け落ちやすいポイントなので、確実に実践しましょう。
この記事で紹介した「発送方法の選び方」や「ラベル管理術」を参考に、自分だけの発送テンプレートを確立してしまえば、今後のカード発送が格段にスムーズになります。
最新の情報に基づいた正しい発送方法で、これからもアマチュア無線の素晴らしい交信体験を、QSLカード交換という形で楽しんでいきましょう!


