【速報】CQ WW DX Contest 2025を聴くだけで楽しむ！CW初心者向け観戦・参加ガイド

アマチュア無線家の皆さん、いよいよ今週末です！世界最大級のアマチュア無線コンテストであるCQ WW DX Contestが開催されます。CW初心者の方や、まだ免許をお持ちでない方も「難しそう」と敬遠していませんか？

実は、このCQ WW DX Contestは、参加しないで聴くだけでも非常にエキサイティングなイベントなんです。普段はなかなか聞こえない遠い国（DX）の交信が、一斉に聞くことができる絶好のチャンスだからです。

この記事では、CQ WW DX Contestの基本的な日程や周波数から、CW初心者でも聴くだけで最大限に楽しむための観戦ガイド、そして参加を検討している方向けのログやソフトの準備まで、すべての疑問を網羅的に徹底解説します。

さあ、私たちja3cgz.comと一緒に、アマチュア無線の祭典を楽しみましょう！

💡 今週末開催！CQ WW DX Contestとは？

CQ WW DX Contest（CQ World Wide DX Contest）は、世界中のアマチュア無線局が、できるだけ多くの局、できるだけ多くの国（エンティティ）と交信し、そのスコアを競う世界最大のイベントです。年に2回、CW（モールス符号）部門とSSB（音声）部門が、それぞれ別日程で開催されます。

まさにアマチュア無線界のオリンピックとも呼べる祭典です。

CQ WW DX Contestの日程・周波数を徹底解説

まず、このビッグイベントを楽しむために、日程と使用周波数を正確に把握しておきましょう。

2025年のCQ WW DX Contestの日程は、以下の通りです（例としてCW部門を記載）。

• 開催部門: CW（モールス符号）
• 日時: 2025年11月29日（土）09:00 JST ～ 11月30日（日）09:00 JST
• 時間: 24時間または48時間（部門により異なる）

使用される周波数帯（バンド）は、アマチュア無線で使用されるHF帯と呼ばれる短波帯が中心です。

バンド	周波数帯
160m	1.8MHz帯
80m	3.5MHz帯
40m	7MHz帯
20m	14MHz帯
15m	21MHz帯
10m	28MHz帯

コンテスト中は、これらのバンドの「コンテスト推奨周波数」に世界中の局が一斉に現れます。

詳細はコチラへ: CQ WW DX Contest公式サイト（ルール・最新情報）

CW初心者でも楽しめる！参加しないで聞くだけの魅力

「自分はCW初心者だから…」「まだ局免がないから…」と、この機会をただ見過ごすのはもったいないです！

このコンテストの醍醐味は、参加しない局にとっても、非常に面白い「観戦」の機会を提供してくれることです。

• 普段聞こえない遠距離の交信（DX）が聞こえる: 世界中の局がスコアを稼ぐために長時間運用するため、通常は耳にしない遠い国（DX）の電波が、日本国内に強力に入感する（聞こえてくる）ことが多々あります。
• 免許不要で楽しめる: 受信機（短波ラジオやSDR）さえあれば、誰でも無料で聞くことができます。
• 最高のCW教材: 超高速で交信する局もいれば、比較的ゆっくりなスピードで交信する局もいます。CW初心者にとっては、様々な国籍、様々な速さのモールス符号を聞くことができる最高のトレーニングの場にもなります。

まずは、ワッチ（受信）だけでも楽しむことから始めてみましょう。

📺 観戦ガイド：CQ WW DX Contestを聴くだけで楽しむ3つの方法

CQ WW DX Contestをただ「聞く」だけでなく、より深く「楽しむ」ための具体的な方法をご紹介します。

【実践編】コンテスト期間中に普段聞こえない国を聞くコツ

「遠い国を聞く」と言っても、どこを聞くべきか迷いますよね。

• 時間帯を意識する: DX（遠距離通信）は時間帯によって「開けるバンド」が変わります。
  • 夜間（夕方～早朝）: 160m/80m/40mといった低い周波数帯でヨーロッパやアフリカ方面が聞こえやすくなります。
  • 昼間: 20m/15m/10mといった高い周波数帯で、南米や北米、オセアニア方面が聞こえやすくなります。
• ログを参考にする: コンテストのWebサイトでは、リアルタイムで交信ログをアップロードしている局の情報が見られることがあります。今、どのバンドに、どの国の局がいるかを確認すると効率的です。

私（ja3cgz.com）も、過去に15mバンドでヨーロッパのハイパワー局がS9以上（非常に強力な信号）で入感するのを聞いたことがあります。この感動をぜひ体験してください！

CQ WW DX Contestの熱狂を体感！YouTube DX動画で過去の結果を見る

コンテストの熱気を感じるには、実際に運用している様子を見るのが一番です。

YouTubeで「JF9JTS CQ WW DX」や「DX Contest」などで検索してみてください。世界トップレベルの局がどのように交信しているか、そのスピード感と迫力に圧倒されるはずです。

• 過去の運用動画をみることで、コンテストの結果を出すためにどのようなルールや技術が必要なのかが視覚的にわかります。
• コンテストのDX動画は、オペレーターのコールサインの速さ、パソコンソフトを使ったロギングの様子など、CQ WW DX Contestの裏側を教えてくれます。

詳細はコチラへ: CTESTWIN（コンテストロギングソフト）公式サイト

CQ WW DX Contestはアマチュア無線の祭典！ルールとアワードの基礎知識

CQ WW DX Contestの正式ルールは複雑ですが、観戦する上で知っておきたい基本はシンプルです。

• 交信方法: 多くの局は「CQ TEST DE [自局コールサイン]」と呼びかけ、相手局との間で「コンテストナンバー」を交換します。
  • コンテストナンバー：CQ WW DX Contestでは、「RST（信号強度）＋CQゾーンナンバー（地球を区切った地域番号）」を交換します。
• アワード: このコンテストで好結果を残した局は、アワード（賞状）を申請することができます。アワード獲得はアマチュア無線家にとって最高の栄誉の一つです。

ルールを少し知るだけで、聞こえてくるモールス符号や音声交信の内容が理解できるようになり、楽しむ度合いが格段にアップします。

詳細はコチラへ: CQ WW DX Contest日本語ルール（PDF）

🧑‍💻 CQ WW DX Contestにチャレンジ！参加を検討している方向けのログ・ソフト解説

「聴くだけでなく、来年こそは参加したい！」と考えている方のために、参加の際に不可欠なログ（交信記録）とソフトについて解説します。

初心者向け！コンテスト用ログの準備と使い方

CQ WW DX Contestは、手書きログでの参加も可能ですが、正確性や提出のしやすさから、電子ログ（パソコンでの記録）が推奨されています。

電子ログの最大のメリットは、交信の重複チェックや得点計算を自動で行ってくれる点です。

• 電子ログ：ログ（交信記録）をパソコン上で作成し、コンテスト終了後に電子ファイル（通常Cabrillo形式）で提出します。
• 準備: コンテスト用のソフトウェアを事前にインストールし、自分のコールサインや送信パワーなどの設定を済ませておきましょう。

スコアアップを目指すなら必須！おすすめのコンテストソフト3選

電子ログの作成には、専用のソフトウェアを使うのが一般的です。

1. CTESTWIN:
   • 日本国内で非常に人気が高く、多機能で使いやすいソフトです。CQ WW DX Contestにももちろん対応しており、Zoneの自動入力機能などがあり、スコアアップを目指す局からCW初心者まで幅広く使われています。
2. N1MM Logger+:
   • 世界的に最も使われているロギングソフトの一つです。海外局との交信が多いため、CQ WW DX Contestのような国際コンテストでは特に利用者が多いです。

これらのソフトの使い方をマスターすることが、コンテスト参加の第一歩です。

まとめ：CQ WW DX Contestを最大限に楽しむために

今回の記事では、今週末に開催されるCQ WW DX Contestを、CW初心者の方や、まだ参加しない方も聴くだけで楽しむための具体的な方法と、参加を検討している方向けのログ・ソフトの準備について徹底解説しました。

アマチュア無線の世界は奥深いですが、まずは「聞く」ことから気軽に楽しむことができます。

遠い国のDX動画を見て熱狂を感じ、今年の結果を楽しみに待つのも良いでしょう。来年のCQ WW DX Contestでは、ぜひあなたも参加して、世界に挑戦してみませんか？