CW部門の熱狂から2週間、いよいよARRL DXコンテストのSSB(電話)部門が開幕します。CWの経験を活かしつつ、SSBならではの戦略で北米の強力なパイルアップを勝ち抜きましょう。この記事では、マイク設定から呼び出しのタイミングまで、あなたの「声」を最強の武器に変えるための秘策を徹底解説。CW部門の最新コンディションも踏まえ、SSBでの自己ベスト更新を強力にサポートします。
いよいよ本番!ARRL DX SSBコンテスト2026の見どころ
SSB部門は、CWとはまた違ったスリルと興奮が味わえます。北米局の「生の声」を聞き、リアルタイムでコミュニケーションする楽しさは格別です。
CW部門の結果を踏まえ、万全の準備で臨みましょう。

JA3CGZ/RYO【開催直前】SSB部門の日程と日本からのベストな運用時間帯
SSB部門は、2026年3月7日(土) 09:00 JSTから3月9日(月) 08:59 JSTまでの48時間開催されます。
日本からのゴールデンタイムは、CW部門と同様に早朝から午前中にかけて。特にハイバンド(21MHz/28MHz)での北米東海岸へのオープンに期待が高まります。
先日のCW部門はどうだった?最新コンディションのフィードバック
2週間前のCW部門では、サイクル25の恩恵を受け、ハイバンドを中心に非常に良好なコンディションが続きました。
特に21MHzは終日、北米全域と安定して交信できたとの報告が多数上がっています。この傾向はSSB部門でも続くと予想され、積極的にハイバンドを狙う価値は大きいでしょう。
SSBならではの魅力:北米局の「生の声」をキャッチする楽しさ
SSBの最大の魅力は、相手の息遣いや感情まで伝わってくるような「生の声」でのコミュニケーションです。
珍しい州の局とナンバー交換が成功した時の喜びは、モールス符号とはまた違った感動があります。
電話(SSB)で北米を仕留めるための3つの重要ポイント
SSBでパイルアップを制するには、「声の質」と「呼ぶタイミング」が全てです。ここでは、あなたのコールサインをその他大勢の中から際立たせるための3つのポイントを解説します。





了解度(Readability)を上げる!マイクコンプレッサーと音質設定
強力な局がひしめく中では、ただ大声を出すだけでは埋もれてしまいます。
マイクコンプレッサーを適切に設定し、音声の平均レベルを上げることで、弱肉強食のパイルアップの中でも相手に聞き取ってもらいやすい「通る声」を作ることができます。リグのイコライザー機能で中高域を少し持ち上げるのも効果的です。
英語が苦手でも大丈夫!コンテストで使う標準的なフォネティックコード
ナンバー交換で使う英語は決まっています。「59(ファイブ・ナイン)」と、自分のコールサインを正確に伝えるフォネティックコード(Alpha, Bravo, Charlie…)さえ覚えておけば十分です。
慌てず、はっきりと、少しゆっくり目に発音することを心がけましょう。
「今、拾われたい!」強力なパイルアップを抜くためのコールタイミング
CQを出している局が交信を終える「一番最後」のタイミングを狙うのが基本です。
相手が「QRZ?」と送る直前の、ほんのわずかな静寂を逃さず、自分のコールサインを叩き込みましょう。他の局と少しだけタイミングをずらして呼ぶのも有効なテクニックです。
参考にしたい!ARRL DXコンテストの攻略リソース
CW部門の経験を最大限に活かすため、前回紹介したリソースをSSBの視点から再評価してみましょう。



【動画深掘り】JF9JTS氏が教える「コンテストの楽しみ方」をSSBに応用
JF9JTSさんの動画で語られている「聞こえたら呼ぶ」というシンプルな戦略は、SSBでも全く同じです。
複雑な戦略よりも、まずは聞こえる局を確実に呼び、QSOを重ねていくことが重要です。SSBでは、相手のコールサインを正確に聞き取る集中力がさらに求められます。
【ブログ連動】ja3cgz.comの「CW参戦記」から学ぶSSBへの教訓
先週投稿した当ブログの「ARRL DX CWコンテスト参戦記」は、SSB部門の戦略を立てる上で貴重なデータとなります。
CW部門でどの時間帯にどのバンドが開けていたか、どの州の信号が強力だったかを確認し、SSB部門での運用計画に反映させましょう。
SSB部門で「マルチ」を効率よく稼ぐための運用術
QSO数を稼ぎつつ、スコアを飛躍的に伸ばす「マルチプライヤー」をいかに効率よく集めるかが、上位入賞への鍵です。





北米50州+カナダ各州の略称を再確認(SSBでの聞き取りのコツ)
SSBでは、CWのように文字で確認することができません。相手が送ってくる州の略称を正確に聞き取る必要があります。
特に「MA(マサチューセッツ)」と「PA(ペンシルベニア)」のように似た響きの略称には注意が必要です。事前にリストを見ながら、音声でイメージトレーニングしておくと良いでしょう。
21MHz/28MHzのハイバンドで「ビッグステーション」を確実に拾う方法
コンディションの良いハイバンドには、アワードハントの対象となる珍しい州の局や、強力な設備を持つビッグステーションが多数出現します。
これらの局はパイルアップも激しいですが、貴重なマルチプライヤーです。諦めずに呼び続けましょう。
QRP・ベアフット局がSSBで生き残るための「検索と呼び出し(S&P)」
低出力の局がCQを出してパイルアップを捌くのは至難の業です。
無理せず、バンド内を隈なくワッチし、交信相手を探す「S&P(Search and Pounce)」に徹するのが賢明な戦略です。強力な局の隙間を見つけて、粘り強く呼びましょう。
まとめ:2026年ARRL DX SSBコンテストで熱い週末を!
CW部門の経験とSSBならではのテクニックを融合させれば、きっと素晴らしい結果が待っています。
マイクの前に座り、ヘッドフォンを装着したら、あとは北米大陸に向けてあなたの声を届けるだけです。この熱い週末を存分に楽しみましょう!
最終チェック:ログの出力表記と提出期限の確認
ログのフォーマットと提出期限はCW部門と共通です。コンテスト終了後、慌てないように、事前にCabrillo形式での出力方法を再確認しておきましょう。
日本全国のDXerへ:SSBの波でお会いしましょう!
コンテストは、日本中のアマチュア無線家が一つの目標に向かって楽しむお祭りです。バンドのどこかで、あなたのコールサインが呼ばれるのを楽しみにしています。Good luck in the contest!




