2026年を迎え、アマチュア無線家の間で「サイクル25はピークを過ぎたのではないか?」という声が聞かれるようになりました。本記事では、2026年1月初頭の最新データをもとに、現在の太陽コンディションを分析し、今後の展望と、私たちアマチュア無線家が「今やるべきこと」を具体的に提案します。
最新データが示す「サイクル25の現在地」
2026年1月に入り、太陽黒点相対数(SSN)は依然として高い値を示しています。しかし、各種データはサイクル25が既にピークを越え、緩やかな下降フェーズに入った可能性を示唆しています。ここでは、NOAA(アメリカ海洋大気庁)やSIDC(ベルギー王立天文台太陽影響データ分析センター)の最新データを基に、サイクル25の「現在地」を正確に把握します。

2024年10月にNASAが「極大期に達した」と発表して以来、サイクル25は活発な状態が続いていました。予測では2025年7月頃が活動の最大期とされていましたが、2026年1月現在のSSNは120〜130台で推移しており、ピークアウトの兆候が見られます。これは、サイクルが下降期に入りつつあることを示唆しています。
ハイバンドはいつまで楽しめる?コンディション予測
アマチュア無線家にとって最も気になるのは、「ハイバンドのコンディションがいつまで続くのか」でしょう。現在のSSNレベルは、10m、12m、15mといったバンドでDX通信を楽しむには十分な状態です。SSNと電離層コンディションの関係を解説し、今後のハイバンドの展望を予測します。

一般的に、SSNが100を超えるとハイバンドでの長距離通信のチャンスが増加します。現在のSSNは120以上を維持しているため、まだ数ヶ月は良好なコンディションが期待できるでしょう。しかし、下降期に入るとSSNは徐々に低下していくため、ハイバンドでのDX通信の機会は次第に減少していくと予想されます。
太陽活動下降期に備えて「今やるべきこと」
コンディションが良好な「今」だからこそ、来るべき太陽活動の下降期に備える絶好の機会です。DX通信のチャンスが減る時期でも、わずかな伝搬の可能性を最大限に活かすためには、アンテナシステムの整備が不可欠です。具体的なアクションプランとして、アンテナのメンテナンスやアップグレード、周辺設備の点検などを提案します。

コンディションの良い時期は、アンテナの性能を最大限に引き出すための調整や実験に最適です。来るべき静かな時期に備え、アンテナや同軸ケーブルの点検、コネクタの防水処理、アースの見直しなど、基本的なメンテナンスを今のうちに行っておきましょう。
まとめ
サイクル25はピークアウトの兆しを見せ始めていますが、ハイバンドシーズンはまだ終わっていません。現在の良好なコンディションを最大限に活用しつつ、長期的な視点で下降期に備えることが、これからのアマチュア無線ライフをより豊かにする鍵となります。今すぐ行動を起こし、次のサイクルへの準備を始めましょう。


