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CPATU導入プロジェクト(1):設置場所からアース設置までの計画を一挙公開!

Originally posted 2024-05-03 22:45:09.

第一電波工業から次世代アンテナ” ATU専用エレメント”CPATU”が発売されました。

現在使っているCP-6Sは、HF帯の主なバンドに全てオンエアーできるので大変重宝なアンテナです。もう40年以上お世話になっている大阪無線(大阪日本橋5丁目)宮口店長さんにお勧めいただいたアンテナですが、導入して良かったと思っています。

今回、そのCP-6Sをを更に改良して、CPATUが発売されたのですが、とても興味深くぜひ使ってみたいと考えていました。しかし、限定製産とのことで手に入りにくい様子でしたが、うまく入手でそうなので、設置計画を考えて見ました。

まず今回の「CPATUの設置計画」「CPATUの設置計画(ATU編)」に続いて、次回は「実際のCPATUの設置と調整」の全3回に分けてご紹介していきたいと思います。

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 CPATUの設置場所の選定

CP-6Sは左側。他のアンテナから離れていて最も好条件。(右はU/VHF帯GP)

CPATUの設置場所(候補)が見つかった!

アンテナの性能を最大限に引き出すためには、設置場所の選定が非常に重要です。

すでに設置しているHF帯用のメインGPアンテナ(CP-6S)は、周囲の建物の影響を最小限に抑えつつ、また他のアンテナからも最も距離が有り影響を受けにくい場所に設置しています。また、安全性を考慮して、設置作業が容易でメンテナンスがしやすい場所を選定しました。

本当は、このアンテナを移設もしくは撤去して、この場所に設置するのが最も良いのですが、他にも良い場所はないか、改めて検討してみました。

左がCP-6S。右は7MHz帯ダブルバズーカアンテナの支柱。この間約8m。新設のCPATUはこの中間点に設置予定。

今回のCPATUについても、現CP-6S同様の恵まれた場所があれば良いのですが、そんなに広くない屋上に適当な場所がなかなか見つかりません。
なぜなら、VHF帯のGPアンテナやメインのワイヤーアンテナも設置しているし、CP-6Sを設置しているのと反対側の表通りの側には、すぐ側に高圧電力線があるので、ノイズの点からその場所には設置したくありません。

というわけで、設置可能な場所は、他のアンテナから最も離れていて最上の条件であるCP-6Sを移設してその場所に設置するか、そこから約4m離れた場所(手すりの柱の形状がしっかりしている)のどちらかということになります。

屋上の配置図/新設マストは赤丸の位置/CP-6Sとは約4mの距離がある。

現在、CP-6Sが設置している場所が、他のアンテナとの距離、ロケーションの全ての条件の中で、この屋上の中で最上の場所です。なので、本当はこの場所に設置したいところですが、今回は、移設の手間を省き、その横のスペースにCPATUを設置することにしました。
(図マストFの位置)

設置場所の選定/CP-6Sとの設置距離は大丈夫か?

屋上への取付ですが、すでにCP-6S(HFGP)が設置されているので、ある程度の距離を開ける必要があります。この場所で大丈夫かどうか調査してみました。今回は、AIのChatGPTで調べて見ました。

CPATUの設置上の注意

CPATUは、各無線機器メーカーの屋外型ATU(オートアンテナチューナー)に対応したATU専用エレメントで、全長は4.6 mです設置時の注意点として、CP-6Sを最良の状態で使用するために、できるだけ他のものから離して設置することが重要です。具体的には、以下のポイントに注意する必要があります。
 ①マストの選択: マストは単管パイプ2 mを使用することをお勧め。
 ②同軸ケーブル: 同軸ケーブルの長さや配置にも注意。

CPATUとCP-6Sの設置距離について調査

屋上の広さが限られている場合、CPATUとCP-6Sの設置距離を最適化するために、以下のポイントを考慮してください:
 ①干渉を避けるために距離を開ける: CP-6SとCPATUの間にいくらかの距離を設けることで、干渉を最小限に抑えることができます。理想的には、少なくとも1 m以上の距離を開けたほうが良い。
 ②著しい影響のない範囲: CP-6SとCPATUの間の距離は、著しい影響を受けない範囲であれば、できるだけ接近して設置しても問題ありません。具体的な許容範囲は、製品の仕様書やメーカーの指示に基づいて判断してください。

以上のポイントを考慮しながら、CPATUとCP-6Sの設置距離を調整してください。

2つのアンテナの設置距離については、今回の計画では約4m離れて設置出来そうです。調査結果では、「理想的には、少なくとも1 m以上の距離を開けたほうが良い。」という回答だったので、大丈夫だと判断しました。

ATU(アンテナチューナー)の取付方法

CPATUは、オートアンテナチューナーをアンテナ直下に設置することで大きな効果を引き出す仕組みになっています。(付属の給電ケーブルは1.2m)

実際の取付の例として紹介されている取付は、次の2つの方法になります。

  1. マストの選択: マストは単管パイプ2 mを使用する。
  2. ATUの設置:CPATUからATUまでの専用同軸ケーブルは、1.2m。
    ATUをマストポールに設置するバターンと、マストから話して設置する方法がある。
  3. ATUコントロールケーブル:4芯のコントロールケーブルが必要になる。
    ICOMの無線機で専用のコントロールケーブルを使えば、専用端子を無線機に差し込むだけで良い。但し、IC-7300/IC7600のように接続端子が準備されている無線機のみ。発売時期の古い無線機(IC-7800など)は、専用の端子がない。その場合は、汎用のコントロールスイッチが販売されている。

アース(カウンターポイズ)の設置方法

[1]ベランダが金属性である場合は、アース面として有効利用する方法もあります。
ベランダバルコニーの手すりや金属部分があれば、チューナーのアース端子から、平型網線(当社製TPES3)などを応用して接続が可能な場合があります。接触部分には、導電グリス等を使用して、結合を密にするとより効果的です。
[2]アースは点ではなくアース端子から金属面積の多い部分に結合させたほうが、周波数全域でチューニングが取りやすくなります。ハイバンドでチューニングが取りにくい場合は、チューナに近い位置でアースを変化させればチューニングが取りやすくなります。
[3]高周波の回り込みがある場合は、同軸ケーブルの無線機に近い位置ヘアンテナコモンモードフィルター(当社製 CMF2000など)を挿入して回り込みを防止してください。特に無線機のALC回路に回り込む可能性がありますので、チューニング時の指定出力(lOW程度)でチューニングを行ってください。 (引用:第一電波工業取説から)

アース(カウンターポイズ)を実際に取った例、撮影時は5mを2本取っている

CQオームオリジナルOHM-CGW55A 自宅用ラジアルケーブルセット

ちょうど持ち合わせているラジアルケーブルセットがあったのでこれを利用することにしました。
計算された約5M×5本のラジアルケーブルが、様々な条件下で様々なバンドで安定して高い性能を発揮するラジアルケーブルセットの一番人気モデルです。

ラジアル線はスノコや人工芝で隠しても、SWRに影響は少ないけれど、水たまりができないように、水はけには注意。
熱を持ちますので、人体への影響、火災には十分にご注意下さい。本品に限らず、送信中には、アンテナ・関連箇所には近づいたり、触れたりされないようにお願いいたします。お子さんのいるご家庭の場合には、特にお気を付け下さい。
【規格】
・16φ圧着端子+1.25mm線 約5m×5本付き【線の先端は防水処理加工済み】
・使用可能周波数 3.5~50MHz
・耐入力 300W(SSB)以下でかつアンテナの許容範囲内でご利用下さい。
・重量 約500g
【使用方法】かんたんです!
【1】アンテナ取付基台コネクター部分に16φ圧着端子を挟んでネジで固定して下さい。
【2】5m×5本のラジアル線は、ベランダ・バルコニーの床に広げて下さい。広げ方でSWRは変化しますので、工夫してみてください。一般には、できるだけ放射状に広げた方がよいでしょう。
【3】アンテナアナライザー・SWR計でアンテナの調整をしてください。十分なSWR値に達しない場合には、アンテナチューナーの併用をどうぞ。
※ラジアルケーブルを広げることで性能が発揮されます。垂れ下げてのご使用は効果が発揮されません。高所にて設置する場合は、ラジアルケーブルの端を導通しない物で中心から放射線状に広げて固定してください。

CPATUで使うアンテナチューナー(ATU)の選定

記事がとても長くなってしまうので、別の記事で詳細を紹介することにしました。

詳細は、CPATUの記事をご覧ください。

[sitecard subtitle=関連記事 url=”https://ja3cgz.com/cpatu-atu/” target=”_blank”]

まとめ:次世代アンテナCPATU導入プロジェクト!

第一電波工業から発売された次世代アンテナ「CPATU」の設置計画についての記事をご紹介しました。CP-6Sからのアップグレードを検討している方やアンテナ設置に興味がある方にとって、参考になればうれしいです。

記事では、CPATUの設置場所の選定や具体的な設置方法について詳細に解説されています。設置場所の選定においては、既存のアンテナとの距離や周囲の環境などが考慮され、最適な場所を見つけるための工夫についても触れました。

また、CPATUの設置方法やアースの取り扱いについても丁寧に説明されており、安全かつ効果的な設置を行うためのポイントが示されています。特に、アースの取り扱いには細心の注意が払われており、安定した通信環境を構築するための重要な要素となっています。

最後に、CPATUで使うアンテナチューナー(ATU)の選定についても触れられており、総合的なアンテナシステムの構築に向けての参考となる情報が提供されています。

CPATUの設置計画に関心をお持ちの方は、ぜひ記事をご覧になって、自身のアンテナシステムのアップグレードや設置に役立ててみてください。

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