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GPアンテナX7000でVHF・UHFを極める!最高の設置方法で性能を最大限に引き出す秘訣

X7000-1

144MHz、430MHz帯のためにDIAMOND社のアマチュア無線アンテナX7000を設置しました。

先日、HF帯用にGP《CP-6S》を設置しましたが、VHF(144MHz)帯・UHF(430MHz・1200MHz)帯のアンテナも必要です。

X7000は、VHF・UHF用の3バンドGPアンテナ

ダイヤモンド(第一電波工業) 144/430/1200MHz帯 固定用アンテナ X7000

144/430/1200MHz帯高利得3バンドグランドプレーン(レピーター対応型)(DIGITAL対応)
グラスファイバー製(3分割式)RoHSD.J.SD.Cリニアフェイズシフター

●価格:35,200円(税込)32,000円(税別)
●全長:5.0m●ラジアル長:約52cm●重量:2.2kg
●利得:8.3dB(144MHz)、11.7dB(430MHz)、13.7dB(1200MHz)
●耐入力:100W FM(144/430MHz)、60W FM(1200MHz)合計100W FM
●インピーダンス:50Ω●VSWR:1.5以下●耐風速:40m/sec.
●適合マスト径(mm):φ30〜φ62 ●接栓:N-J
●形式:5/8λ3段C-Load(144MHz)、 5/8λ8段C-Load(430MHz)、5/8λ14段C-Load(1200MHz)
●空中線型式:単一型

X7000 <144/430/1200MHz帯高利得3バンドグランドプレーン>(レピーター対応型)(DIGITAL対応)

X7000を選んだ理由

初めはX5000かX6000を予定していましたが、購入・設置後に後悔しないため、このシリーズで利得が最高のX7000を購入しました。

全長は1.8mが5mになってもなんら問題はありません。ただX7000は耐風速の40m/secになっているので最近の台風は大変強烈な風が吹くようなのでちょっと心配ではありますが、利得を最優先に考えました。

“X-7000″に決めた最大の理由は、以前の固定局で使っていて十分な実績があったことです。
Lusoクランクアップタワー”鉄人22号”のアンテナマストの先端に、”X-7000”を設置していました。144mMHz帯・430MHz帯を始め1200MHz帯もよく飛ぶこと間違いなし。実証済みです。強烈な台風に襲われたことも何回かありましたが、びくともしませんでした。

 

X7000、X6000、X5000の比較

商品名

X7000 X-6000 X-5000
価格 35,200円(税込) 25,300円(税込) 23,100円(税込)
全長 5.0m 3.05m 1.8m
ラジアル長 約52cm 約52cm 約19cm
重量 2.2kg 1.8kg 0.9kg
利得(144MHz)

8.3db

6.5db 4.5db
利得(430MHz) 11.7db 9.0db 8.3db
利得(1200MHz) 13.7db 10.0db ※11.7db
耐入力FM(144/430MHz) 100W【合計100W】 100W【合計100W】 100W【合計100W】
耐入力FM(1200MHz) 60W 60W 60W

耐風速

40m/sec. 50m/sec. 60m/sec.

形式(144MHz)

5/8λ3段C-Load 5/8λ2段C-Load 6/8λC-Load

形式(430MHz)

5/8λ8段C-Load 5/8λ5段C-Load 5/8λ3段C-Load

形式(1200MHz)

5/8λ14段C-Load 5/8λ6段C-Load ※5/8λ7段C-Load

Diamond X7000 を取り上げたyoutubeチャンネルから

X7000をテーマにした動画も沢山あるようですが、その中から私が参考にさせてもらった動画をご紹介したいと思います。

HB9GYRさんのチャンネルからのご紹介です。

ダイヤモンド X7000 リペア(翻訳済み)

vk3mhさんのチャンネルからのご紹介します。

GPアンテナX7000の設置工事

X7000が届いた

商品が届きました。長い荷物になるから送料が高くなるというので、M店長さんが仕事終わりにわざわざ届けてくれました。

商品パッケージを開けてみると、アンテナを組み立てるのに必要な工具は全て附属しています。組み立ては30分ほどで完了しました。調整するところも全くありません。

マストは単管パイプを使用

マストは建築足場用の単管パイプ2mを使いました。

マストに使う単管パイプは4~6mなどの長いパイプも販売しています。Amazonプライムに登録しているなら送料無料で購入出来ます。
例えば、4m~6mのマストにするとアンテナの位置もかな高くなるので電波の飛びのことだけを考えると6mにしたいところですが、作業が楽なことと風害を考慮して2mにしました。

単管マスト2m

 

マストは屋上ベランダの手すりに固定

マストは、十分な強度がある屋上ベランダの手すり(柱部)に固定しました。

マストを固定するためには単管用のクランプが便利です。使用したクランプはビスで固定するタイプです。ネットでも購入出来ます。

単管クランプ (丸フランジ付)

 

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大和鋼管工業
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同軸ケーブル

屋上のアンテナから2階シャックの窓横の中継ボックスまで、同軸ケーブルは約10mほど必要になります。

VHF帯とUHF帯の高い周波数で使用するので電波減衰は比較的大きいはずなので、8D-FBを使いました。

品質の優れている『(株)フジクラ』製にしました。NP接栓が両端に付いている低損失タイプが販売されていたので購入しました。

 

両端の接栓がMPなら少し安くなりますが、UHFでは損失が大きくなってしまいますね。

低損失ではない普通の同軸ケーブルなら、かなり安く買えるようなので掲載しておきます。(但し、片方の端子は中継用になっているようです。)

無線機との接続

当局では、無線機は、アイコム製IC-705を使いますが、IC-705は送信出力が1系統しかないので、デュプレクサーで、HF~50MHz帯と144MHz帯430MHz帯を分離する必要があります。

したがって、デュープレクサーが必要なのです。

デュープレクサーは、大阪無線店長・宮口さんおすすめのDIAMOND社製デュープレクサーMX-62Mを購入しました。

 

デュープレクサー MX-62Mの仕様
●外形寸法:W86×H25×D64mm
●重量:360g
●通過帯域:LPF:1.6~56MHz/HPF:76~470MHz
(但し76~120MHzは受信のみ)
●通過電力:600W(PEP)
●挿入損失:LPF:0.2dB以下/140~470MHz:0.3dB以下
●端子間アイソレーション:50dB以上
●特性インピーダンス:50Ω
●SWR:1.2以下
●同軸ケーブル:5D-2V(35cm)

系統図は次の様になります。

デュープレクサーMX-62M使用事例

デュープレクサーは、シャック(無線室)の窓横に設置した金属BOXの中に設置しました。

窓横に金属BOXを設置
第一電波工業 ダイヤモンド HF~50/76~470MHz MX-62M
Diamond

X7000の評価

 

建物は約9m、マスト長が2mですので、給電点は地上高約11mになります。また、建物の立地は、小高い丘の上になっていますので、ロケーシヨンはとても良いところに立地しています。

早速運用してみましたが、感度は、すごく良好です。
勿論条件によりますので、参考にならないところでしょうが、144MHz・430MHz帯ともFMで30km以内は、59+のレポートをもらえています。

また、144MHzSSBで65km以上先とも交信できました。

現在1200MHzについては、リグがないので分かりませんが、いつか試したいと思います。

まとめ:VHF・UHF用X7000アンテナ設置!

VHFとUHF帯のアンテナとしてX7000を設置しました。

使用したマスト・同軸ケーブル・デュープレクサーMX-62Mなども合わせて、美しい姿を見せてくれています。見た目以上によく飛んでいるとも思います。

#アマチュア無線 #アンテナ #X7000 #6000 #5000 #COMET #GP #144MHz #430MHz  #CW #SSB

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