世界規模のDXコンテストとして有名な、US CQマガジン主催の「CQ World Wide DX Contest」ですが、 10月28日のSSB部門に続き、明日、日本時間の2023年11月25日(土)午前9時から48時間にわたりCW部門が開催されます。
開催期間に合わせて、世界各地からDXペディションも計画されているなど、歴史もあって参加局も多い有名DXコンテストの1つです。
この記事では、コンテストの開催要項をまとめてみました。
2023 CQ World Wide DX Contest(CW)概要
名称:2023 CQ World Wide DX Contest(CW)
■開催日時;2023年11月25日(土)9時から11月27日(月)8時59分59秒までの48時間
■バンド:160m、80m、40m、20m、15m、10m
■参加資格:世界中のアマチュア局
■ログ提出締切日時:2023年12月2日(土)午前8時59分まで(必着)
CQ World Wide DX Contestは、ほかのコンテストとは違う特徴があります。
毎年このコンテストに合わせて、さまざまなエンティティーからのDXペディションが計画されます。
それらの計画を一堂にチェックできるサイトもあります。特に有名なのが「NG3K Amateur Radio Contest/DX Page」です。
2023 CQ ワールドワイド DX コンテストの詳細
2023 CQ ワールドワイド DX コンテストのルール
CW: 11月25-26日
開始 00:00:00 UTC 土曜 終了 23:59:59 UTC 日曜
(CQワールドワイドDXコンテスト からの引用
I. 目的:
世界中のアマチュアが、できるだけ多くの CQ ゾーンおよびカントリーの他のアマチュア局と交信すること。
II. バンド:
6 つのバンドのみ: 1.8、3.5、7、14、21、28 MHz。バンドプランを守って運用することを強くお勧めします。 改正JARLバンドプランはこちら
Ⅲ.コンテストナンバー:
CW: RST レポートと CQ ゾーン (例: 599 25) [※注 25はJA局]
IV. 得点計算方法:
A. 最終得点:最終得点の計算は、QSO得点の合計を、ゾーンとカントリーマルチプライヤーの合計と乗算する。
例: 1000 QSO得点 * (30 ゾーン + 70カントリー) = 100,000 (最終得点)
B. QSO 得点:同一局との交信は一つのバンドで1回のみ有効。QSO得点は、相手局の所在地によって決まる。
- 異なる大陸の局との交信は 3点。
- 同一大陸で異なるカントリーの局との交信は 1点。例外: 北米内で異なるカントリーの局との交信は 2点。
- 自局と同じカントリーの局との交信はゼロ点ですが、ゾーンおよびカントリーマルチプライヤーには計上可。
C. マルチプライヤ:マルチプライヤには 2 つのタイプがあります。
- ゾーン: 各バンドで交信した異なる CQ ゾーンの数。CQ Worked All Zones(WAZアワード) ルールを適用。
- カントリー: 各バンドで交信した異なるカントリーの数。DXCC エンティティ リスト、Worked All Europe (WAE) 乗数リストと IG9/IH9、および大陸の境界は、国の乗数を定義するための標準です。海上移動局はゾーン乗数のみをカウントします。
交信方法
-
- (1)呼び出し
- 電信の場合 CQ TEST(またはCQ JA TEST)
- (2)コンテストナンバー交換
- (1)呼び出し
次のナンバーを交換する。
-
-
- RST符号による相手局のシグナルレポート
- CQゾーン番号(JA局は25)
-
英語が苦手でもラバースタンプで短時間で交信が成立します。
相手局もコンテストで高得点を上げることが目的なので、弱い信号の局でもナンバー交換のために聞き取る努力をしてくれます。
その結果、いつもなら簡素な設備からでは難しいDX局ともQSOできる確率が高くなるコンテストの1つです。
ログの締め切り
日本時間の12月2日(土)午前8時59分まで。
詳しくは、コンテスト参加前に下記関連リンクから主催者のWebサイトにアクセスし、公式ルールを確認してください。
●関連リンク:
・2023 CQ World Wide DX Contest
・The 2023 CQ World-Wide DX Contest(CW)規約(日本語/PDF形式)
・CQ World-Wide DX Contest
・NG3K Amateur Radio Contest/DX Page「CQ World Wide DX CW Announced Operations:2023」
WW DXコンテストにぜひ参加しよう!
JA1BJTさんは、 2022 CQ WW DX コンテストの様子を動画で公開しておられます。初めての方もこの動画は大変参考になると思います。
ぜひ、コンテストに参加しましょう!
ゆる〜く呼び回り メモリーキーヤー併用 25WPM 21MHz /JA1BJT
JA1BJT(CW初心者)です。2022年11月26日(土)、日本時間朝9時からUTC日付が変わり、CQ WW DXコンテスト CW部門スタート。週末2日間続くコンテスト。DXはあまりよくわかりませんが、にぎやかしでちょこっと参加。どことつながるか楽しみ楽しみ、ただそれだけです。
今回は開始直前から21MHzワッチ開始。のんびり確認しながら出来る範囲で交信しました。
慣れない海外局のコールサイン聞き取りに四苦八苦しましたが、多少交信できたのでよかったです。
引用:2022 CQ WW DX CW コンテスト ゆる〜く呼び回り メモリーキーヤー併用 25WPM 21MHz 初心者CW VLOG 2022/11/26 アマチュア無線 VLOG 203
CQ WW DXコンテストCWに参加してみた/予想以上に交信できた!
実は、JA3CGZ当局は、昨年初めて参加してみました。
2022年11月、7MHz帯のダブルバズーカの調整が一段落したタイミングで、ちょうど開催中のCQ WW DXコンテストに参加してみました。
最初は、どれくらい反応あるかなぁと様子見のつもりでしたが、意外に応答してもらえました。1日目は、午後19時過ぎから20時前までの運用で11局と交信することができました。
7MHz帯用のダブルバズーカですが、21MHzも同調が取れましたので、問題なくQSOが出来ました。
7MHzでは、14局。21MHzでは、10局。合計24局とつながりました。
国別では、ガム、ハワイ、香港、フィリピン、ブルネイ、中国、韓国、北米、カナダ、イタリア、ウクライナ、ロシア、ハンガリーの合計13ヶ国、CQゾーンでは、8ゾーンと成立しました。
関連記事:CQ WW DXコンテストに参加してみた/予想以上に交信できた!はコチラです。
まとめ:2023 CQ ワールドワイド DX コンテストが開催されます!
「2023 CQ World Wide DX Contest(CW)」が、まもなく始まります。このコンテストは、参加者が非常に多い世界的なコンテストです。
主催者は、世界的に有名なUS CQマガジン。日本時間の11月25日(土)9時から11月27日(月)8時59分59秒の48時間です。
160m、80m、40m、20m、15m、10mの各バンドです。
この記事では、コンテストの規約や参加方法、各部門や種目の詳細な説明を行いました。