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アマチュア無線機 IC-705の徹底解説!特徴・長所・欠点と活用方法

CQ WW DX Contest CW

私はアマチュア無線にカムバックして、最初に使用したのが、ICOMのIC-705です。すでに2年間使ってきました。

コンパクトな設計と多機能を考えて、移動運用やアウトドアでの使用に非常に便利な無線機です。使ってみると、IC-705の魅力だけでなく、いくつかの課題点にも気づきました。

今回は、このIC-705の特徴を考えて、長所と欠点、そして欠点を補うための工夫についてまとめてみました。初心者から経験者まで、IC -705をさらに快適に活用するための参考になれば幸いです。

記事のポイント
  •  IC-705の基本スペックと特徴について
  •  IC-705の優れた点や便利な機能の紹介
  •  使用して感じるデメリットとその改善策
  •  バッテリー持続時間を延ばす工夫
  •  低出力を補うためのアンテナやアンプの活用方法
  •  防水性を補うケースやカバーの提案
  •  IC-705を使いこなすための運用上の工夫
  •  おすすめの関連アクセサリーやサードパーティ製品

1. IC-705の基本情報

IC-705はIcomが提供するQRP(低出力)ポータブル無線機で、HFからUHFまで幅広い周波数帯に対応しています。「どこでも使える本格的な無線機」をコンセプトに、アウトドアや移動運用を意識したコンパクトな設計が特徴です。

IC-705については、アイコム株式会社に詳細情報がございます。

2. IC-705の長所

コンパクトで軽量

IC-705は持ち運びがしやすく、屋外や移動運用に最適なサイズと重量です。アウトドア活動や緊急時の通信手段としても利用しやすいのが特長です。

内蔵バッテリー対応

IC-705は別売りのリチウムイオンバッテリーで稼働するため、外部電源を使用せずに運用が可能です。これにより、移動運用時や停電時でも安定した通信を提供できます。

多機能対応

GPS、Wi-Fi、Bluetooth、デジタルモード(D-STAR)に対応しており、さまざまな運用スタイルに対応します。デジタルコミュニケーションやインターネット連携を活用した通信も楽しむことができます。

タッチスクリーン搭載

IC-705には視認性に優れたタッチスクリーンが搭載されており、直感的な操作が可能です。ボタン操作と組み合わせて、初心者でも簡単に扱えるインターフェースです。

3. IC-705の欠点と改善策

熱による連続運用制限

IC-705は、サイズのコンパクトさゆえに長時間の連続運用が難しい場合があります。430MHzで5WのQRP出力でも、約40〜45分の運用で出力が2.5W程度低下してしまうことありこれは長時間CQを出し続ける際に、熱による影響が原因です。

改善策:連続運用時々適度に休憩を取り、放熱効果を高める工夫を取り入れて良いでしょう。

補完商品:冷却ファンや、専用の放熱パッドを使用することで、熱対策強化し、より長時間の運用が可能になります。

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バッテリー持続時間が短い

IC-705の内蔵バッテリーは長時間の運用には向かない場合があります。

改善策:省電力モードを活用し、交信時間を短くすることで、バッテリー消費を抑えられます。

補完商品:大容量の外部バッテリーやソーラーパネル(Icomやサードパーティ製)を使用することで、長時間の運用が可能になります。

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送信出力が10Wと低い

IC-705は最大送信出力が10Wであり、他の無線機に比べて通信範囲が限られる場合があります。

改善策:屋外で使用する場合には、指向性の高いアンテナを使用し、通信距離を拡大しましょう。

補完商品:外付けアンプを使用することで、通信範囲をさらに拡張することが可能です。

防水性能が不十分

IC-705は防水性能が高くないため、雨天時や湿度の高い環境での運用には注意が必要です。

改善策:防水ケースやカバーを使用して、本体を保護し、アウトドアでの耐久性を強化しましょう。

補完商品:Icom純正の防水ケースや専用バッグを活用することで、安心して屋外での使用が可能です。

4. 運用上の工夫

アンテナの工夫

狭い場所でも設置可能な小型・軽量のアンテナを使用することで、柔軟な運用が可能です。また、混信が多い環境ではフィルターを利用して受信環境を改善すると、よりクリアな音声で通信ができます。

低電力時の交信テクニック

低出力でも遠距離交信を行いたい場合、夜間や早朝など、電離層が安定する時間帯を狙うと効果的です。電波の伝わりやすい時間帯を利用することで、より安定した通信が期待できます。

5. IC-705の活用を広げる関連商品

IC-705の性能を最大限に引き出すために、Icom純正のアクセサリーを活用することもおすすめです。高感度アンテナや外部マイク、充電器などを使用することで、さらに快適な運用が可能になります。また、人気のサードパーティ製外部バッテリーやアンプも、IC-705の機能強化に貢献します。

 

IC-705本体

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プロモーションビデオ

アイコム株式会社のサイトより紹介させていただきます。

アイコムIC-705の基本操作

 

アイコムIC-705応用編

 

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まとめ

IC-705は、コンパクトで多機能、短期間周波数帯に対応した無線機として、アウトドアや移動運用で非常に使いやすいモデルです。

GPSやBluetoothなど最新機能が搭載され、使いやすいタッチスクリーンも魅力的です。一方、バッテリーの持続時間や低出力、防水性の不足といった課題もありますが、省電力モードの活用や関連アクセサリーの使用によって、これらの欠点を補うことが可能です。

IC-705の長所を活かし、欠点をカバーする工夫を取り入れることで、移動運用や屋外での活用がさらに快適になります。 アイコム純正のアクセサリーやサードパーティ製の外部バッテリー・アンプも、IC-705の性能を引き出すお役に立ちます。 無線運用を楽しみながら、IC-705の可能性を最大限に活用していきましょう!

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